日光「元湯 湯西川館本館」でかけ流しの極上美肌湯に浸かる

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日光「元湯 湯西川館本館」でかけ流しの極上美肌湯に浸かる

日光「元湯 湯西川館本館」でかけ流しの極上美肌湯に浸かる

更新日:2019/02/25 11:10

野水 綾乃のプロフィール写真 野水 綾乃 温泉ライター、安くていい宿案内人

栃木県日光市の山奥にある湯西川温泉は、平家の落人が暮らした里として知られる秘湯です。古い角質を落とすクレンジング効果のあるアルカリ性の泉質で、美肌の湯としても知られています。なかでも温泉の評判が高いのが、旅館「元湯 湯西川館本館」。2本の源泉を100%かけ流しにした温泉は肌を包み込むようなとろみがあり、この湯に魅せられて毎月通う人もいるほど。コスパも最高な宿の魅力をご紹介しましょう。

「元湯 湯西川館本館」自慢の美人の湯を入りくらべ

「元湯 湯西川館本館」自慢の美人の湯を入りくらべ

写真:野水 綾乃

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古い角質を溶かし、なめらかな美肌に導くアルカリ性単純温泉が特徴の湯西川温泉。楽天トラベルの2016年「美肌の温泉地ランキング」で1位にも選ばれました。ですが、宿によっては温泉を循環している場合もありますので、美肌効果を存分に享受するには、かけ流しの宿を選ぶのがベストです。

「元湯 湯西川館本館」は源泉を2本所有し、混じり気のない100%かけ流し。近くの3軒の旅館と共同で掘った「高手観音の湯」と、温泉街の多くの宿で使用する「前山源泉」。この2つの源泉をミックスせず、それぞれ違う浴場で楽しめるのも温泉好きには嬉しいところ。

男女別の大浴場には、湯西川でも4軒の宿でしか入れない源泉「高手観音の湯」を使用しています。ペーハー9のアルカリ性単純温泉で、肌をなめらかに包み込むようなとろみを感じます。ほのかに卵のような温泉らしい臭いも感じることができます。

「元湯 湯西川館本館」自慢の美人の湯を入りくらべ

写真:野水 綾乃

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大浴場の外には広々とした露天風呂も付いています。銘石を配した湯船で、源泉は内湯と同じ「高手観音の湯」が注がれています。内湯よりも少しぬるめなので、晴れた夜は星空を仰ぎ見ながら、朝は鳥のさえずりに耳を傾けながら、長くゆったり浸かることができます。

異なる源泉を使った貸し切り風呂は何度でも無料

異なる源泉を使った貸し切り風呂は何度でも無料

写真:野水 綾乃

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大浴場と同じフロアに、貸し切り風呂があります。檜と十和田石の浴槽の2か所があり、どちらも空いていれば自由に鍵をかけて無料で利用できます。「元湯 湯西川館本館」では日帰り入浴も入浴料500円で受付けていて、日帰りでも貸し切り風呂を追加料金なしで利用できます。

浴室のドアを開けるとふわっと卵臭が漂ってきます。こちらは大浴場とは異なり、前山源泉を使用しています。ペーハー9.3のアルカリ性単純温泉で、成分的には大きな違いはありませんが、肌触りが違うように感じます。

ちょっと不思議なのが、夜に入浴した時よりも、翌朝に入浴した時のほうが湯のとろみを感じること。体が温泉に馴染んできた証拠だそうで、何度も浸かることで温泉の美肌成分が肌に染み込んでいくような気がしますよ。

温泉街の名所を見渡す「元湯 湯西川館本館」の客室

温泉街の名所を見渡す「元湯 湯西川館本館」の客室

写真:野水 綾乃

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「元湯 湯西川館本館」の客室は、すべて10畳以上の和室。湯西川の清流を見下ろすトイレなしの部屋、山側の高台にあるトイレ付きの部屋の2つのタイプがあります。

温泉街の名所を見渡す「元湯 湯西川館本館」の客室

写真:野水 綾乃

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川沿いの客室からは、悠々と流れる湯西川とその向こうに平家集落が見える部屋も。

平家集落とは源平の戦いに敗れ、山奥の湯西川に落ち延びた平家の一門が築いたという集落跡。そのころから存在している築800年の旅館など数軒が並んでいて、今もその末裔が暮らしています。川と里山と古い家並みが織り成す風景が、失われつつある日本のふるさとを思わせます。

ちなみに「元湯 湯西川館本館」も平家の末裔が営む宿です。予約をすれば、若女将が語り部となり、古くから集落で受け継がれる民話を聞かせてくれます。

鯉や湯波を盛り込んだ山里料理と別注のマタギ料理

鯉や湯波を盛り込んだ山里料理と別注のマタギ料理

写真:野水 綾乃

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食事処でいただく料理は、日光らしい湯波や岩魚の塩焼きなどをはじめ、自家農園で育てた野菜などを活かした素朴な山里の味が並びます。

中でも湯西川では珍しいのが、鯉の洗い。ご主人自ら〆るという鯉はコリコリの新鮮さが光る食感。アラを使った鯉こく仕立ての味噌汁も心に残ります。

ご主人は元マタギで、知り合いの猟師から仕入れる熊鍋や鹿の刺身は別注で味わえます。春には山菜、秋には天然のキノコを近くの山に採りに出かけるそうで、それらが食卓に上るのも楽しみです。

鯉や湯波を盛り込んだ山里料理と別注のマタギ料理

写真:野水 綾乃

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こちらは朝ごはんの名物、温泉卵。湯西川温泉では唯一、温泉卵ができる温度の源泉だそうで、とろ〜っとした黄身の濃厚な味わいがたまりません。お持ち帰りもできるのでお土産にもどうぞ。

若女将はかまくら祭の実行委員長。会場への送迎も

若女将はかまくら祭の実行委員長。会場への送迎も

写真:野水 綾乃

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毎年1月後半から3月前半に開催されている「湯西川温泉かまくら祭」(2019年は3月3日まで)を楽しむための拠点としても「元湯 湯西川館本館」は最適です。若女将はかまくら祭の実行委員長ですので、見どころなど尋ねてみましょう。

元湯 湯西川本館からメイン会場の平家の里までは徒歩6分、沢口河川敷ミニかまくら会場までは徒歩13分ほど。宿では夕食後の時間帯に車で近くまで送迎もしてくれます。ミニかまくらは一度、薄暮の時間帯に歩いてきて観賞し、また夕食後の星空がきれいな時間帯に二度楽しむのがおすすめです。

「元湯 湯西川館本館」はこんな人におすすめ

・とにかく泉質にこだわる人、かけ流しにこだわる人。湯西川温泉随一の泉質です。
・お風呂のある3階までは階段しかありません。最新設備や建物を求める方には満足できないかもしれません。
・リーズナブルに湯西川温泉を楽しみたい人。土曜日以外でしたら一人旅も受け入れてくれます。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/11/28−2019/02/05 訪問

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