写真:佐藤 らなこ
地図を見る青森市内の1日観光のスタートは特別史跡「三内丸山遺跡」から。こちらは日本最大級の縄文集落跡です。1歩足を踏み入れると、5000年前に一気にタイムスリップ。数々の建物跡やお墓、再現された倉庫など広大な集落が目の前に現れます。
中でも復元された大型掘立柱建物は必見!縄文時代に高さ14.7mもの建物が作られていたとは驚きです。発掘された建物跡では、直径および深さ約2mの柱の穴と木柱(レプリカ)を見ることができます。
写真:佐藤 らなこ
地図を見る屋外の遺跡を見学した後は、さんまるミュージアムへ。こちらには出土した石器や土器、土偶、装身具などの遺物の展示があり、縄文時代の人々の生活についてより深く学ぶことができます。縄文の息吹を感じる「三内丸山遺跡」は、日本人なら一度は訪れたいスポットです。
<三内丸山遺跡の基本情報>
住所:青森県青森市大字三内字丸山305
電話番号:017-766-8282
アクセス:JR新青森駅からバスで約15分。JR青森駅からバスで約30分
提供元:青森県立美術館
http://www.aomori-museum.jp/ja/次は「三内丸山遺跡」から徒歩約10分の「青森県立美術館」へ。こちらには、奈良美智や棟方志功など青森県出身の美術作家の作品が多数展示されています。
この美術館のシンボルといえば、奈良美智の巨大な立体作品”あおもり犬”です。この作品を見るために訪れる人も多く、記念撮影をしたり、近くで触れたりと大人気!建物自体もスタイリッシュな青森県立美術館で、様々な青森アートに浸りましょう。
<青森県立美術館の基本情報>
住所:青森市安田字近野185
電話番号:017-783-3000
アクセス:JR新青森駅からバスで約10分。JR青森駅からバスで約20分
写真:佐藤 らなこ
地図を見る青森駅までバスで移動して、昼食の時間としましょう。おすすめは、青森市民のソウルフード"味噌カレー牛乳ラーメン"です。濃厚な味噌とバター、そこに牛乳のまろやかさが加わり、スパイシーなカレーが食欲を増進。絶妙な味わいで、スープ1滴のこらず飲み干したくなるかも!?やみつきになる美味しさです。
<味の札幌 浅利の基本情報>
住所:青森県青森市新町1-11-23 メゾン丸藤1F
電話番号:017-777-9088
アクセス:JR青森駅から徒歩約3分
提供元:青森県観光情報-アプティネット
https://www.aptinet.jp/index.htmlもうひとつのおすすめは、青森魚菜センターの"のっけ丼"です。受付で食事券(10枚:1300円または5枚:650円)を購入したら、まずはご飯と交換。その後はセンター内の店舗をまわって、好きな具材を選んで食事券と交換し、ご飯にのっけてもらいます。
そうして自分だけの丼をカスタマイズしていくのが"のっけ丼"です。お店の方に旬の海産物やおかずを教えてもらいながら、丼をつくる過程は楽しいものです。
<青森魚菜センターの基本情報>
住所: 青森県青森市古川1-11-16
電話番号:017-763-0085
アクセス:JR青森駅から徒歩約5分
提供元:ねぶたの家 ワ・ラッセ
http://www.nebuta.jp/warasse/午後の観光は「ねぶたの家 ワ・ラッセ」から。青森市といえば、毎年8月2〜7日に行われる"青森ねぶた祭"の開催地。約20台の大型のねぶたが街中を運行し、「ラッセラー」という掛け声と共に、囃子方や跳人(はねと)が祭りを盛り上げます。この"青森ねぶた祭"を体感できる施設が「ねぶたの家 ワ・ラッセ」です。
提供元:ねぶたの家 ワ・ラッセ
http://www.nebuta.jp/warasse/「ねぶたの家 ワ・ラッセ」のホールには、実際に祭りに出陣したねぶたが展示されています。神話や歌舞伎などがモチーフの大型のねぶたは迫力満点!細部まで描かれた力作を間近でじっくりご覧ください。
薄暗いホールに色鮮やかなねぶたが並ぶ様子を見ていると、夏の夜の祭りの風景が目に浮かんできそうです。毎日跳人やお囃子の体験もできるので、お祭り気分がさらに盛り上がります。
写真:佐藤 らなこ
地図を見る館内には他にも、実際に触ることができるねぶたのパーツやねぶた絵師の作風を比較できるねぶたの面など目を引く展示が多数。タッチパネル上で顔のパーツを選んだり、自分の指で描いたりして、ねぶたの面にその絵を投影できるコーナーもあります。
ねぶたの歴史や制作過程について楽しく学べる「ねぶたの家 ワ・ラッセ」は、"青森ねぶた祭"の予習復習にも最適です。
<ねぶたの家 ワ・ラッセの基本情報>
住所:青森市安方1-1-1
電話番号:017-752-1311
アクセス:JR青森駅から徒歩約1分
写真:佐藤 らなこ
地図を見る青森の名産品のひとつ、ホタテ。そのホタテを食べるだけではなく、釣りから体験できる場所が青森駅の目の前にあります。
「あおもり帆立小屋」では、2分間500円で生けすからホタテを釣り放題。お店の方が釣り方やコツを教えてくれるのですが、簡単なようで意外とむずかしい。制限時間が迫ると焦っちゃいますしね。でも、心配しないで!全く釣れなかった場合はサービスがあります。
※2024年5月編集部追記:閉店しました。
写真:佐藤 らなこ
地図を見る釣ったホタテは刺身、焼き、にぎり寿司から調理方法を選んで、その場で食べることができます。ワーキャー騒いで釣りを楽しんだ後にいただく、新鮮なホタテの味は格別ですよ!
<あおもり帆立小屋の基本情報>
住所:青森県青森市安方1丁目3-2 青森ビル1F
電話番号:017-752-9454
アクセス:JR青森駅から徒歩約2分
写真:佐藤 らなこ
地図を見るホタテ釣りをした後は、海を感じにすぐ近くの青森港へ。この岸壁には昭和63(1988)年まで青森=函館間を運航していた"青函連絡船八甲田丸"が係留されていて、その船内を見学することができます。これが、鉄道連絡船ミュージアム「メモリアルシップ八甲田丸」です。
青函連絡船の備品や模型などの展示からは、船の歴史や構造、当時の青森の様子を知ることができますし、操舵室で装置に触れたり、グリーン船室の客席に座ったりして、船旅気分も味わえます。美しい青森港の風景もぜひ船内からご覧ください。
<メモリアルシップ八甲田丸の基本情報>
住所:青森市柳川一丁目112-15
電話番号:017-735-8150
アクセス:JR青森駅から徒歩約5分
提供元:A-FACTORY
https://www.jre-abc.com/wp/afactory/index/最後は青森のお土産を探しに「A-FACTORY」へ。こちらは地元の名産品や食材などお土産コーナーが充実!他にフードコーナーやレストラン、シードルの工房もあります。
「A-FACTORY」は青森駅から歩いてすぐという好立地なので、電車やバス等の出発時刻まであまり時間がない場合でも、ささ〜っと購入して移動できるのも利点です。
提供元:A-FACTORY
https://www.jre-abc.com/wp/afactory/index/「A-FACTORY」の2階には、青森県産りんごを100%使用したオリジナルの「アオモリシードル」を試飲できるコーナー(有料)があります。ここでちょい飲みはいかがでしょうか。お土産にどのシードルを買っていくか、自分の舌でチェックしようという意味合いでの利用もおすすめです。
写真:佐藤 らなこ
地図を見るお昼をしっかり食べて、釣ったホタテを食べても、いろいろと観光して歩きまわっていると、小腹は空くものです。「A-FACTORY」にはレストランや飲食コーナーもあります。旅の締めくくりにウォーターフロントの「A-FACTORY」で、甘いものでも食べながら青森での1日を振り返りましょう。
<A-FACTORYの基本情報>
住所:青森県青森市柳川1-4-2
電話番号:017-752-1890
アクセス:JR青森駅から徒歩すぐ
今回ご紹介したモデルコースでは、三内丸山遺跡と青森県立美術館から青森駅間のみバスを利用しますが、他は徒歩でまわることができますので、レンタカー等の車がなくても大丈夫。ただし、バスの本数はそう多くないので、時間のチェックは忘れずに。
また、ねぶたの家 ワ・ラッセ、あおもり帆立小屋、メモリアルシップ八甲田丸、A-FACTORYの各施設は至近距離に点在しているので、ご自身のお好みに合わせてまわる順番をアレンジしてもいいでしょう。
広範囲まで移動しなくても、体験や見学、ご当地グルメ、お買い物などを1日で堪能できる青森市。ぜひ訪れてみてください。
2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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