台湾・平渓線「菁桐(ジントン)駅」鉱夫弁当も楽しめる炭坑歴史地区

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台湾・平渓線「菁桐(ジントン)駅」鉱夫弁当も楽しめる炭坑歴史地区

台湾・平渓線「菁桐(ジントン)駅」鉱夫弁当も楽しめる炭坑歴史地区

更新日:2019/02/27 09:16

藤谷 ぽきおのプロフィール写真 藤谷 ぽきお アジアLCCトラベラー、トレッキング愛好家、アウトドアコーディネーター

台北から約2時間。ランタン揚げ、十分大瀑布、古くからの老街や炭坑街の面影などを楽しむ事ができる平渓線は、週末ともなると大勢の観光客で賑わいます。ディープな炭坑にまつわる文化・歴史・生活が垣間見られる資料館があったり、炭坑工場跡地のカフェで一休みできたり、当時の鉱夫たちが食べていた家庭的な便當(弁当)が食べられたりする、平渓線最終駅である菁桐(ジントン)駅を詳しくご紹介します。

菁桐駅周辺は願いを書いた竹筒だらけ

菁桐駅周辺は願いを書いた竹筒だらけ

写真:藤谷 ぽきお

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台北駅から列車で約1時間半、九フンなどの玄関口でもある瑞芳駅に到着し、ここで平渓線に乗り代えて約30分で目的地の菁桐駅に到着します。駅舎は日本統治時代の1929(昭和4)年に建てられた白い木造で、台湾に現存する4つの日本式木造家屋の1つです。2010年の映画「台北に舞う雪」のロケ地としても有名な駅舎です。

菁桐駅周辺は願いを書いた竹筒だらけ

写真:藤谷 ぽきお

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駅周辺には願い事を書いた竹筒「許願筒」がたくさん掛けられていますが、1960年代、菁桐駅の駅員が菁桐老街のアイスキャンディー屋さんの女性店員に恋して、その思いを竹筒に書いて伝えたことに由来します。

菁桐駅周辺は願いを書いた竹筒だらけ

写真:藤谷 ぽきお

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街のあらゆる所にかけられている竹筒ですが、1本40元なので、書いてみるのも良い思い出になりますね。

石炭洗浄場跡地利用のカフェ「炭場珈琲百大歴史建築」で一服

石炭洗浄場跡地利用のカフェ「炭場珈琲百大歴史建築」で一服

写真:藤谷 ぽきお

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駅舎からも目立つ場所に赤レンガの古い建物が目に付きます。実はこれは炭坑記念公園内にあるカフェなのです。炭坑から運び出された石炭などを洗浄していた跡地にカフェをオープンさせています。

石炭洗浄場跡地利用のカフェ「炭場珈琲百大歴史建築」で一服

写真:藤谷 ぽきお

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ほんの少しだけリノベーションされていますが、基本は跡地をそのまま再利用しているので、レトロな雰囲気が満載です。

石炭洗浄場跡地利用のカフェ「炭場珈琲百大歴史建築」で一服

写真:藤谷 ぽきお

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少しだけ高台にあるので、菁桐駅や周辺が見渡せて、休憩がてらのカフェタイムにはもってこいです。

<炭場珈琲百大歴史建築の基本情報>
住所:226 新北市平溪区菁桐街
電話番号:+886-2-2495-2513
アクセス:菁桐駅より徒歩約5分

炭坑跡が自然に覆い隠されている菁桐煤鉱紀念公園

炭坑跡が自然に覆い隠されている菁桐煤鉱紀念公園

写真:藤谷 ぽきお

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菁桐煤鉱紀念公園内には、この周辺の石炭の多くが運び出された「石底大斜坑」があります。今では緑に覆われていますが、トロッコなどでたくさんの石炭が運ばれていたことが想像できます。

炭坑跡が自然に覆い隠されている菁桐煤鉱紀念公園

写真:藤谷 ぽきお

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菁桐煤鉱紀念公園には、他にも石炭を運んだトロッコの軌道や洗練工場の跡地なども残っています。しかしその多くは緑やガジュマルなどの大自然に飲み込まれるような風景に変わっています。どこか宮崎駿監督の「ラピュタ」を思わせますね。

<菁桐煤鉱紀念公園の基本情報>
住所:226新北市平溪区菁桐街50号
電話番号:+886-2-2960-3456
アクセス:菁桐駅裏に徒歩約5分

炭坑の歴史・文化・生活を知ることができる菁桐鉱業生活館

炭坑の歴史・文化・生活を知ることができる菁桐鉱業生活館

写真:藤谷 ぽきお

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菁桐駅から出て左側に2分程進むと、菁桐鉱業生活館があります。元々は鉄路局が管理していた鉄道工員宿舎で、長らく放置されていましたが、1980年代にこのエリアが観光地として開発された際に博物館としてリニューアルされました。現在は炭坑の歴史・文化・生活を知ることができる無料の博物館です。

炭坑の歴史・文化・生活を知ることができる菁桐鉱業生活館

写真:藤谷 ぽきお

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鉱山工員が使っていた道具や生活用品が丁寧に展示されています。当時の大変劣悪な作業環境が分かるスス汚れた道具類や、鉱夫たちが持参したアルミ製弁当箱なども展示されており、当時の鉱夫たちの仕事環境や生活が垣間見れます。

炭坑の歴史・文化・生活を知ることができる菁桐鉱業生活館

写真:藤谷 ぽきお

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また、菁桐煤鉱紀念公園でも見ることができた廃墟やカフェにリノベーションされた赤レンガの建物「炭場珈琲百大歴史建築」なども、当時の様子が分かるようにジオラマで再現されています。

<菁桐鉱業生活館の基本情報>
住所:226新北市平溪区菁桐村菁桐街113-117号
電話番号:+886-2-2495-2749
アクセス:菁桐駅出口より左折徒歩約2分
開館時間:9:30〜17:00 月曜定休
入場料:無料

鉱夫弁当が食べられる紅宝鉱工食堂

鉱夫弁当が食べられる紅宝鉱工食堂

写真:藤谷 ぽきお

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菁桐駅周辺で是非食べて欲しい名物が「鉱夫弁当」と呼ばれる、炭坑当時の鉱夫たちが持参していたお弁当を、そのままに再現したお弁当です。それが食べられるのが、菁桐駅出口を右折して3分程の紅宝鉱工食堂です。

鉱夫弁当が食べられる紅宝鉱工食堂

写真:藤谷 ぽきお

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内装にも凝っていて、鉱夫たちの食堂を再現したレストランになっています。薄暗いランプに照らされ、食器もステンレス製で、食器類の返却口なども当時そのものです。

鉱夫弁当が食べられる紅宝鉱工食堂

写真:藤谷 ぽきお

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お弁当もステンレス製の密封型で、蓋には菁桐駅が刻印されています。内容はご飯が敷き詰められている上に三種類程の茹で野菜が乗り、更にその上に骨付き豚肉ステーキがドンと乗っている、スタミナ豪快鉱夫飯です。しかも、注文時にリクエストすれば、ステンレス製のお弁当箱&お箸とそれらを包む風呂敷がセットで購入でき持ち帰りもできます。お土産には最高ですね。

<紅宝鉱工食堂の基本情報>
住所:226新北市平溪區菁桐街58號
電話番号:+886-2-2495-2168
アクセス:菁桐駅出て右折徒歩約3分ほど
営業時間:11:00〜18:00

菁桐駅周辺は午後からゆっくりと楽しんで!

平渓線は日本人や外国人だけでなく、台湾人にも大人気の観光地です。猫村の「ホウトン」やランタン揚げの「十分」などは午後から特に大型バスなどがやってきて大賑わいになります。そこで午前中にそうした大人気観光地を回り、午後から菁桐駅周辺をゆっくりと回ることをお勧めします。しかし、鉱夫弁当は数量限定なので、お昼早目の到着を目指して計画してみて下さい。

2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/12/04 訪問

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