ケンカ凧に御殿屋台!「浜松まつり会館」で熱い魂を感じよう

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ケンカ凧に御殿屋台!「浜松まつり会館」で熱い魂を感じよう

ケンカ凧に御殿屋台!「浜松まつり会館」で熱い魂を感じよう

更新日:2019/03/26 13:46

麻生 のりこのプロフィール写真 麻生 のりこ 元観光バスガイド、ご当地マンホーラー

毎年GWの後半3日間にわたり開催され、170万人以上の人々が訪れる「浜松まつり」。祭り会場のひとつ、中田島砂丘近くの「浜松まつり会館」には、祭り当時の日中に揚げられた大凧や、宵闇を賑わせる御殿屋台など浜松まつりに関する様々なモノが多数展示されています。
売店では、まつりに参加する各町の凧印(町紋)をデザインした各種グッズを販売。なかには嵐ファンの間で話題となっているものも。
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白い外観がまぶしい浜松まつり会館

白い外観がまぶしい浜松まつり会館

写真:麻生 のりこ

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毎年5月3〜5日にわたり開催され、3日間で延べ170万人以上の人々が訪れる浜松まつりをご存じでしょうか?
この祭りは簡単に説明すると、「日中には中田島砂丘で大凧揚げ合戦が、夜間には市の中心部で豪華絢爛な御殿屋台の曳き回しが行われる」と言う内容です。

「浜松まつり会館」は、その大凧揚げ合戦の舞台となる中田島砂丘から500メートルほど内陸部に建ち、一年中「浜松まつりについて」を知ることができる体験施設。青い空にくっきりと映える白い外観が特徴的です。

白い外観がまぶしい浜松まつり会館

写真:麻生 のりこ

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館内は5つのエリアに分かれ、入り口はそのちょうど中央部。壁にはかつて中田島の空を舞った大凧が展示されています。
「天」の文字がひときわ目立つ大凧は、凧作り名人が制作した天神町のもの。その大きさは、なんと3.64メートル四方! 畳2枚分に相当する10帖の大凧です。

白い外観がまぶしい浜松まつり会館

写真:麻生 のりこ

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入り口後方の壁には、全国各地の名物凧が展示されているので見上げてみて! 四角形のものばかりではなく、達磨の形をしたものや鳥の形をしたものまで様々な形の凧が揃っています。あなたの地元の凧もあるかも!?

"まつり"の雰囲気が味えるハイビジョンルーム

"まつり"の雰囲気が味えるハイビジョンルーム

写真:麻生 のりこ

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浜松まつりの特徴は、勇壮な大凧揚げ合戦と絢爛豪華な御殿屋台の曳き回し。そして最大の見せ場となるのが、大凧揚げ合戦の後半2日間に行われる「糸切り合戦」です。
これは大凧を操る糸を絡ませ、他の町が揚げた凧の糸を切って落とすモノ。時には10町以上もの凧糸が絡み合うことが!

こちらのハイビジョンルームで、まずは浜松まつりについての様子をご覧ください。ギュギュッと8分間に濃縮した映像から、浜松っ子の"まつり"に賭ける情熱が感じられるでしょう。

"まつり"の雰囲気が味えるハイビジョンルーム

写真:麻生 のりこ

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ハイビジョンルームの左側は凧糸製造資料室です。こちらでは大凧揚げ合戦に用いられる凧糸の製造マシンや、その工程を映像とパネル紹介とで分かりやすく解説しています。

浜松まつりで揚げられる凧は平均して4〜6帖程度。2.4メートル〜2.9メートル四方サイズと大型のため、凧糸の直径も5ミリあります。それはもはや「凧糸」というよりも「縄」。

"まつり"の雰囲気が味えるハイビジョンルーム

写真:麻生 のりこ

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凧糸の値段は1貫目(約200メートル)で69,000円。大凧を1つ揚げる際には3日間で2,000〜2,500メートル必要となるので、凧糸代だけでも馬鹿にはなりませんね。
かつては糸切り合戦で勝つために、凧糸へピアノ線を入れたりガラスの破片を吹き付けたりした町がありました。現在では公平を期すために、凧糸は参加各町共通のものを使用しています。以前はこの機械で作った凧糸を大凧揚げに参加する各町へ販売していたんですよ。

ハイビジョンルームの向かい側には「出世太鼓」も展示されています。

大凧の迫力に茫然!

大凧の迫力に茫然!

写真:麻生 のりこ

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館内の北側は大凧展示室。室内に一歩足を踏み入れると、威勢のいいラッパの音色や激練りの声に包まれます。

壁や天井いっぱいには、五月の空高く舞い飛んだ大凧が! よく見ると右下や左下に名前と家紋入りの凧がありますが、これは「初凧」(はつだこ)と呼ばれ、主に初節句を迎えた家庭から提供されます。
そう、記されているのはその家庭の子どもの名前。この初凧は"まつり"初日の5月3日に揚げられます。

大凧の迫力に茫然!

写真:麻生 のりこ

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通路の手すりには、平成26年(2014年)に参加した全174町の手ぬぐいを展示。この手ぬぐいは浜松伝統の注染染めで作られていて、とてもカラフル。
佐鳴台の手ぬぐいには町紋(凧印)に般若が使われている理由が書かれているので、興味のある方はご覧ください。

なお、凧糸製造室から大凧展示室へ向かう通路の左右には、大正時代から戦前までの町紋が飾られています。

大凧の迫力に茫然!

写真:麻生 のりこ

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大凧の反対側の壁一面には、各町の法被がずらり。法被の下では大凧揚げの様子を再現したジオラマや、糸枠などを見ることができます。

戦国時代後期に当時の引馬城主・飯尾豊前守の嫡男誕生を祝い、村人が嫡男の名前入り大凧を揚げたことが起源とされる大凧揚げ。今では浜松まつり日中のメインイベントに。

豪華絢爛!御殿屋台

豪華絢爛!御殿屋台

写真:麻生 のりこ

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館内展示エリアの最後となる御殿屋台展示室は普段は真っ暗。室内に人影を感じるとセンサーが感知し明かりが点き、まつり囃子が流れます。

こちらには参加町内で最古の屋台や、浜松市の市制80周年を記念して造られた御殿屋台など数基を展示。最古の屋台は明治5年(1872年)に造られた参野町のもの。そこから右に向かって、浜松まつりに使われた御殿屋台の進化が伺えます。

豪華絢爛!御殿屋台

写真:麻生 のりこ

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浜松まつりは神社仏閣の祭典ではなく"市民のまつり"。御殿屋台は"まつり"の夜、笛や太鼓などお囃子の子どもたちを乗せて、市の中心部や町内を曳き回します。

エリア内でひと際目立っているのは、平成3年(1991年)に浜松市の市制80周年を記念して造られた「唐破風軒搦入母屋造り(からはふのきがらみいりもやづくり)二重屋根御殿屋台」です。総工費はなんと6,000万円!

豪華絢爛!御殿屋台

写真:麻生 のりこ

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見てください、この細かい彫刻を! 正面の簾脇には金太郎と桃太郎、てっぺんの鬼板には風神の姿が(裏側は雷神)。そのほかには鶴や亀、飛龍に鳳凰、獅子などが。
お囃子響く宵闇の中、豪華絢爛な御殿屋台の行列は、まさに光と音のコラボレーション! 日中も夜間も熱気に包まれる3日間です。

お土産に人気の町紋グッズ販売中

お土産に人気の町紋グッズ販売中

写真:麻生 のりこ

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会館の出入り口付近に設置されている売店では、浜松まつりのグッズや名産品を販売。

お土産に人気の町紋グッズ販売中

写真:麻生 のりこ

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もちろん"まつり"に欠かせない凧ラッパの姿も。ピストンがない凧ラッパは軍隊ラッパ(信号ラッパ)とほぼ同じ。吹くにはコツがあり幼少時から習っている人もいますが、浜松市民なら誰でも吹けるわけではないんですよ。

お土産に人気の町紋グッズ販売中

写真:麻生 のりこ

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各町の町紋がデザインされたストラップは、売店で人気の高いグッズのひとつ。
偶然ですが平仮名やカタカナで描かれた町紋が、嵐のメンバー5人それぞれの名前の頭文字だったり、メンバーの色そのままの町紋があることからファンの間で話題になりました。
5つの町紋は相生町、西山町、三和町、大工町、松城町。そして5色が入った池町です。売店は入場無料エリアですが、ここまで来たらぜひ館内へも。

館内をめぐって「一年中"まつり"のことを考えている」と言われる浜松っ子の、"まつり"に賭ける熱い魂を感じてみませんか?

浜松まつり会館の基本情報

住所:静岡県浜松市南区中田島町1313
電話番号:053-441-6211
アクセス:JR浜松駅北口バスターミナル6番乗り場発「中田島線/中田島砂丘」下車
東名高速道路「浜松」I.Cから約10キロ
駐車場:浜松まつり会館北側(無料)※浜松まつり(5月3日〜5日)期間中は利用不可・浜松駅発着のシャトルバスを利用のこと

2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/02/20 訪問

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