トルコ・カッパドキア地方にあるカイマクル。そこには地下8層(深さ約55m)にもなる巨大な地下都市が残されており、必見の観光地。「カイマクル地下都市」への入場はこちらの建物からとなります。
自動ドアを通り中に入って左側がチケット購入窓口。
そのまま直進するとゲートがあり、そこにチケットを通すことになります。なお、観光を終えた出口も同じゲートとなります。内部では狭い空間を通ることがあるので、大きめの荷物は持ち込まないようにしましょう。また、バックパックは邪魔にならないように注意して下さい。
内部に入ると、まるで迷路のような地下空間の通路が!基本的にライトが設置されていますが、場所によっては薄暗く、必要に応じてスマートフォンのライトを使うこと、あるいは懐中電灯を持参し安全に歩行しましょう。
カイマクル地下都市は紀元前から存在していた空間。具体的な年代は不明ですが、古代ヒッタイトが最初ではないかと考えられています。ヒッタイトは紀元前16世紀頃に、アナトリア半島に王国を築いた民族で、紀元前12世紀には周辺民族により滅ぼされています。
その後、この空間に住み着いたのは、ローマ帝国の迫害を逃れた初期のキリスト教徒。彼らこそ、地下都市という名にふさわしい空間を作ったと言えるでしょう。なぜなら隠れ住みながら何世紀にも亘って掘り進め、複雑な形に拡張したからです。
他の地域にも地下都市は存在していますが、一番多い時期には合わせて約2万人が隠れ住んでいたと言われます。このカイマクル地下都市には常時約4千人、多いときには約8千人がいたのです。
地下8層(深さ約55m)の規模となる地下都市ですが、現在観光可能なのは地下の一部のみ。通路の途中には強化ガラスを使って、下の階の様子を見ることが出来る場所もあります。
様々な方向に広がる地下通路。まるで巨大な迷路であり迷いそうですが、観光ルートははっきりとわかるようになっており、時に矢印を使って方向が示されていますので心配はいりません。
既に記載の通り、この場所は初期キリスト教徒たちは隠れ住みながら空間を拡張していったのですが、内部には教会、学校、食料や物品の貯蔵庫、そしてワイナリーが作られていました。観光ルートにはそれぞれ表示がありますので、足を止めてみて下さい。
そしてこの空間の中で、何千人もの人たちが生活していたことを想像してみましょう。
ところで観光ルートではご覧のように、頭上がとても低い場所もあります。
また、階段を使う場所もありますので、頭上だけではなく足元にも十分に注意をして下さい。
カイマクル地下都市があるカッパドキア地方は6月から9月の間、日によって30度を超えることがあります。暑さ対策を忘れないようにしましょう。
地下都市前には多くのお土産店がありますが、中には搾りたてのフレッシュジュースを提供する店も。水分とビタミンCを摂取し、暑さ対策をするのはいかがでしょうか。
通りには実に様々なお土産店が並んでいます。スカーフや絨毯等も販売されており、特長的な色や柄であることから興味深いのでは。
トルコのあちらこちらのお土産品店で見かけるのがトルコ語で「ナザールボンジュウ」と言われるガラス製の青い眼玉です。本来これは魔除けであり、日本でいえばお守りにあたるのですが、トルコではお土産品の定番となっています。
日本で見かけることはほぼありませんので、お土産用にいかがでしょうか。なお、まとめ買いすると値段がかなり下がることがあり、値段交渉するのも観光のうちです。
民族衣装で剣を携えた人形たちは、異国情緒漂う雰囲気。
トルコの世界遺産であるカッパドキアやヒエラポリス-パムッカレ等では、気球観光がお馴染み。カイマクル地下都市前でもお土産用の小さな気球が販売されています。また、中にはご覧のような帽子も。気に入ったものがあれば、ぜひとも購入しましょう。
ところで、観光地の買い物でありがちなことは、次の場所にもあるだろうと考えて後回しにすること。しかし次に行くとそちらには無かったなんてことも。また、もし見つかっても値段は分かりません。今気に入ったものがあるなら後回しにせず、入手しておくことが観光のコツと言えます。
最後に、トルコ観光では外せないカッパドキアやイスタンブールの世界遺産を、下記の関連MEMOにリンク設定しています。ぜひご覧のうえ、旅行の参考として下さい。
住所:Nevsehir Merkez, Kaymakli Belediyesi
電話番号:+90-384-218-2500
2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索