写真:makana airi
地図を見る生誕のファサードはキリスト生誕の喜びを表現していて生誕から幼少期までを彫刻で表現しています。4つの門と、4つの鐘で構成されているうち、現在3つの門が完成しています。生誕のファサードは、ガウディが存命中にほぼ完成の形となった唯一のファサードです。
4つの塔の中央にある「生命の木」は、永遠のシンボルである糸杉に大理石の鳩が止まっています。その下には「愛徳の門」があり、キリストに捧げられた中央の門です。宗教画などでよく用いられる、聖母マリアに冠を捧げるキリストが彫られています。
写真:makana airi
地図を見るさらに下に目を移し、入り口の門に近い部分には大天使ガブリエルがマリアに神の子を身ごもることを伝える有名なシーン「受胎告知」が描かれています。その左には「希望の門」があり、対照の右側には「信仰の門」があります。希望の門は養父ヨセフに捧げられたもので、生まれたばかりのキリストを抱えてエジプトに逃げる場面が描かれています。一方、信仰の門は聖母マリアに捧げられたもので、世俗時代のキリストを見ることができます。
1つ1つに意味があってとても興味深いですよね。近くで装飾を見るとその細かさに感動してため息が出るほどです。写真を撮ってすぐに中に入ってしまうのはもったいないのでぜひ細部まで見てみてください。この他にもたくさん物語が隠れているのでもっと詳しく知りたい方は、オーディオガイド付きで入場することをオススメします。
写真:makana airi
地図を見る受難のファサードはキリストの最後の時を表現しています。生誕のファサードと比べ、装飾の仕方が全く異なることに驚くことでしょう。豪華な装飾を排除し、最後の晩餐から十字架での処刑、復活までの受難の流れをシンプルな直線で表しています。
少しわかりにくいですが、屋根の上に腰掛けるキリストが見えます。金色に輝くキリストは希望の象徴とされています。その下にはキリストの処刑のシーンもあります。十字架にかかるキリストの側にはヨハネスと聖母マリア、そしてマグダラのマリアが見えます。苦しみの受難の流れを、敢えてシンプルな直線で表現しているところが見どころです。
写真:makana airi
地図を見る聖堂の中に入ると、綺麗なステンドグラスにわーっと声が上がります。自然光によってカラフルに彩られる聖堂内部には、壁や床にもその色がうつりとても感動的な景色が広がっています。
写真:makana airi
地図を見る森の中のような空間を表現している内部には、全部で36本の大理石の柱があります。柱が枝分かれして、本当の樹木のような作りになっているところにもガウディのこだわりが感じられますね。
写真:makana airi
地図を見る生誕のファサードと受難のファサードはほぼ形になっていますが、まさに建設中なのが栄光のファサードです。栄光のファサードが正面入口となる最も重要な部分になります。
この模型はサグラダ・ファミリアの建設の状況がわかるようになっていて灰色が完成部分、黄色が未完成部分となります。完成予想映像も公開されていますが、どんな姿になるのか楽しみですね。
写真:makana airi
地図を見るガウディの象徴とも言えるサグラダ・ファミリア。未完の建造物ということで知らない人はいないほど有名な作品ですが、ガウディが表現したかったものや、ストーリーを知っている方がさらに楽しめること間違いなしです。細やかで繊細な彫刻と一緒に、1つ1つ意味のあるストーリーを感じてみてください。
住所:Carrer de Mallorca, 401, 08013 Barcelona
電話番号:+34-93-2080414
営業時間:11〜2月 9:00〜18:00、3月・10月 9:00〜19:00、4〜9月 9:00〜20:00、12/25・12/26・1/1・1/6 9:00〜14:00
アクセス:地下鉄2・5号線SAGRADA FAMILIA駅徒歩すぐ
2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事を書いたナビゲーター
makana airi
「格安で質の良い旅」をモットーに、休みの日は世界中を旅しています。これまで訪れた国は約30ヶ国。プロトラベラーの方に比べたらまだまだ少ないかもしれませんが、ガイドブックに載っていないオススメスポットや…
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