写真:藤谷 ぽきお
地図を見る山房山は済州島の南西部に位置し、市街地からは市外バスで約1時間15分程かかります。高さ395mの巨大な鐘型の鐘状火山帯で、周囲は3,780m、面積にしたら988,332平方mにもなります。また、海抜150m程の所に長さ10m、幅と高さが5m程の山房窟と呼ばれる洞窟があり、仏像を安置したことで神聖な場所となりました。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る山房山と周辺地域は、その特異な地形から世界ジオパークにも認定されており、研究者にとっても、観光客などにとっても、地球の成り立ちなどを学習する場にもなっています。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る大型のバスなども駐車できる駐車場からは、かなり急な階段を登り、階段の左右に2つあるお寺を目指します。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る階段途中向って右側が、普門寺寂滅宝宮というお寺で、一般の観光客なども参拝できるお寺です。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る中には韓国特有の仏教観が表わされた参拝場所があります。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るまた、すぐ隣にはたくさんの石像が置かれており、それぞれに名前がふられています。済州島には昔からのトルハルバンと呼ばれる石文化があり、この石像もその文化の影響を色濃く受けています。ちょっと日本では見たことのない顔付きです。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る階段途中向って左側には、山房寺があります。バックにそびえる山房山を守るように大雄殿が建てられており、山房山が覆い被さる様に目に映ります。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る一方、山房寺の方の石像は、普門寺寂滅宝宮の白い土着信仰の石像とは違い、薄緑色でお釈迦様に似たお顔です。こちらの石像もまた、数と色合いには目を奪われます。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る2つのお寺を後にして、更に階段を5分程登ると料金所が見えてきます。ここで1,000ウォンを支払って、いよいよ山房窟寺エリアへ。途中、山房山の岩山には「タフォニ」と呼ばれる、小さな穴が無数に空いている箇所を通過します。この穴は、海風や波によって岩石に染み込んだ塩分が、結晶化されることで段々と大きくなっていく穴です。特に小さな穴が複数集まっている箇所を「蜂の巣状構造」とも呼びます。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るそして、いよいよ山房窟寺に到着です。山房窟は自然にできた洞窟で、仏像が安置されています。入り口にはこの仏像にお経を唱えるお坊さんとお世話をしている女性が座っています。地元の方々はお花やお線香をお供えしています。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見る仏像のちょうど真下に、天井の岩石から垂れてくる雨水があり、伝説ではこの岩壁を守る女神「山房徳」が流す愛の涙と呼ばれています。水汲み場には「薬水」と書かれたプレートがあり、水を汲む為の柄杓も用意されています。健康に良いと評判なので、皆さんマイボトル持参で参拝に来ています。
写真:藤谷 ぽきお
地図を見るまた、山房山の周辺は菜の花でも有名な場所で、2月末〜4月初め頃までは菜の花と山房山とのツーショット写真が楽しめます。山房窟寺参拝の後には、菜の花畑周辺のカフェでゆっくりしたり、菜の花との写真撮影などを楽しんでみて下さい。
住所:218-10 Sanbang-ro, Andeok-myeon, Seogwipo, Jeju-do
電話番号:+82-64-794-2940
アクセス:済州島 市外バスターミナルより251番バスで約1時間15分「山房山」バス停下車、徒歩1分
拝観時間:8:30〜18:00
拝観料:山房窟寺は1人1,000ウォン
2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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