写真:藤田 聡
地図を見る修善寺温泉「湯回廊 菊屋」は、宿名の通り回廊で結ばれた伝統建築の風情が魅力的。チェックインも基本的に、玄関ロビーを通り抜けた先の回廊で行われます。
写真:藤田 聡
地図を見る「湯回廊 菊屋」の回廊は、場所により風情が異なります。写真は食事処の前で、中庭の大きな池を廊下が取り囲む開放的な雰囲気です。
写真:藤田 聡
地図を見る「湯回廊 菊屋」では中庭の池に面してテラスが設置され、テーブルやイスもあり休憩に最適。前後2部制になっている夕食は後半にして、夕暮れ時の風情でインスタ映えを狙いましょう!
写真:藤田 聡
地図を見る「湯回廊 菊屋」の夕食は、老舗旅館らしい手の混んだ料理が並びます。器も美しく、口コミやブログでも好評。宿名にちなみ、菊形にカットされた食材の包丁さばきは見事の一言。食べずに、ずっと眺めていたい程です!
写真:藤田 聡
地図を見る夕食の一部は、数種類の料理からの選択制。その場で選択出来るので、好みや気分次第で選べます。
写真は、肉と魚のチョイス料理の一例。なお、中伊豆特産のワサビは、お造りだけではなく肉料理にも合います。ワサビには食材の味を引き立てる効果があり、より一層肉のうまみが感じられるようになります!
写真:藤田 聡
地図を見る「湯回廊 菊屋」の朝食は、和食と洋食から選択出来ます。朝日が差し込む食事処は、実に爽やかな雰囲気。一日を気分良くスタート出来ます!
写真:藤田 聡
地図を見る修善寺温泉「湯回廊 菊屋」の滞在中に、是非立ち寄りたいのが漱石庵。大浴場の真上にあるラウンジで、湯上がり処としても機能しています。
写真:藤田 聡
地図を見る「湯回廊 菊屋」の漱石庵ではコーヒーや湯上がりドリンクとして、乳酸菌飲料や牛乳を用意。時間帯によって変わる物もあるので、何度も行く価値があります。
写真:藤田 聡
地図を見る漱石庵では、水出しのアイスコーヒーが非常に香り高く猛烈な旨さ。ラウンジの一角で抽出していますが、鍾乳洞の水滴のように一滴づつ時間をかけており驚かされます。
その様子を見ていると、周囲の時間までゆっくりと進むような錯覚を覚え、満ち足りた時間に浸れます。また時間の大切さを再認識するとともに、老舗旅館の歴史と伝統に思いを馳せる事も出来ます!
写真:藤田 聡
地図を見る「湯回廊 菊屋」には露天風呂付客室「離れ 草庵」をはじめとした様々な客室タイプがあり、部屋の選択を迷ってしまう程。夫婦やカップルで初めて泊まる場合には、新館和室「月の語り部」がおすすめ。値段が最もリーズナブルな上に、新館なので気分よく滞在出来ます!
写真:藤田 聡
地図を見る「湯回廊 菊屋」は老舗旅館なのに、新館では歴史的な風情を味わえないと心配になるかもしれません。しかし、大広間を改装して客室にしたもので、風格ある天井の意匠が魅力的。伝統建築の風情も存分に味わえます!
なお冒頭で紹介した玄関ロビーの照明は、この天井から移設されたもの。手前の階段に当時の写真とともに説明文があるので、歴史や建築が好きな人は是非熟読しましょう。
写真:藤田 聡
地図を見る「湯回廊 菊屋」には夏目漱石が滞在した「梅の間」があり、フロントで希望すれば見学も可能です。(宿泊客が滞在していない場合のみ)
漱石も菊屋を気に入っており、修善寺日記に「今の部屋は前にも山が見え、後ろにも山が見え。寝ていると頭も足も山なり。好い部屋ならん」と記しています。実際2方向に窓があり、当時の様子に思いを馳せる事が出来ます!
写真:藤田 聡
地図を見る「湯回廊 菊屋」は、温泉も極上です。大浴場は循環併用ですが、貸切風呂は源泉かけ流し。特に内湯の貸切風呂「岩戸の湯」は湯量が多く、硫酸塩泉由来の石膏臭を感知。修善寺温泉の泉質の素晴らしさを、再認識出来ます!
写真:藤田 聡
地図を見る「湯回廊 菊屋」の温泉は、3つの貸切風呂と男女別の大浴場があります。大浴場は内湯と露天が別の場所にあり、内湯は男女交代制。つまり、男女ともに全部で6つの浴場で温泉三昧出来ます!
ルームキーの裏側に館内図があり、部屋の場所と温泉浴場が記されているので、参考にして湯めぐり出来ます。日帰り入浴のみはありませんが、部屋付きや食事付きの各種デイユースプランを多数用意。気軽に老舗の湯と風情を味わえます!
写真:藤田 聡
地図を見る「湯回廊 菊屋」の温泉を満喫したら、散策を楽しみましょう。館内には展示コーナーもあり、夏目漱石が明治43年8月6日から約2カ月滞在した際に使用した備品を見ることが出来ます。
「湯回廊 菊屋」は修善寺温泉中心部にあり、周辺観光に便利なロケーション。温泉名の由来になった修禅寺や有名な足湯「独鈷の湯」、観光名所「竹林の小経」も至近距離です。
温泉街が狭い事もあり、条例により各宿の送迎はありません。しかし、「湯回廊 菊屋」はバス停が本当に目の前で、アクセスも容易です!
温泉好きなら共同浴場の筥湯にも行きましょう。修善寺温泉の宿泊者は、僅か150円で利用可能。割引入浴券はフロントではなく、売店で販売しています。
この記事を書いたナビゲーター
藤田 聡
「源泉かけ流し」にこだわる、泉質重視の温泉研究家。温泉旅行検定試験2年連続日本一で、温泉旅行博士の称号を獲得。日々、温泉や周辺観光地の取材・撮影を行い、国内旅行の奥深い魅力を各種メディアで発信中!温泉…
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