城跡に桜400本!知る人ぞ知る愛知県・刈谷の亀城公園でお花見

城跡に桜400本!知る人ぞ知る愛知県・刈谷の亀城公園でお花見

更新日:2019/03/18 10:16

やまざき にんふぇあのプロフィール写真 やまざき にんふぇあ 一人旅ブロガー
トヨタグループの主要企業が集結し、日本トップクラスの財政力を持つ町、愛知県・刈谷。元々は、刈谷城の城下町として発展してきました。現在、刈谷城の姿はありませんが、跡地は亀城公園という公園として整備され、春は桜の名所としてにぎわっています。

今回は、隠れた実力者として今なお栄え続ける町、刈谷にある、知る人ぞ知る桜の名所をご案内します。

刈谷城の歴史

刈谷城の歴史

写真:やまざき にんふぇあ

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刈谷城は、1533年に水野忠政(徳川家康の生母である於大の方の父)によって築かれました。その後城主を変えながら存続し、1871年に廃城となります。

太平洋戦争の末期には城跡の高台が高射砲陣地となり荒れてしまいますが、戦後は整備がくり返され、現在は亀城公園として刈谷市民の憩いの場となっています。

400本もの桜が咲き誇る園内

400本もの桜が咲き誇る園内

写真:やまざき にんふぇあ

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1年を通して市民の憩いの場として愛される亀城公園ですが、特に多くの人でにぎわうのが桜のシーズンです。

毎年3月下旬から4月上旬の間は同じ刈谷市内にある洲原公園と合わせて「桜まつり」の会場となり、ぼんぼりが吊り下げられるとともに多くの出店が立ち並びます。

400本もの桜が咲き誇る園内

写真:やまざき にんふぇあ

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同じく城内で桜をながめられるスポットである名古屋城は、およそ1000本の桜が植えられています。それに対し亀城公園は、旧刈谷城本丸と二の丸の一部というお世辞にも広いとはいえない敷地内に、400本もの桜が植えられています。

広さに対しての桜の密度が高く、桜の名所としては名古屋城に負けていません。

400本もの桜が咲き誇る園内

写真:やまざき にんふぇあ

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桜まつりが開催されている2週間の間に、園内には約6万人もの人が訪れます。まつり中の園内には露店が多数出店し、手ぶらで訪れてものんびり花見を楽しめます。

堀の面影を残す池

堀の面影を残す池

写真:やまざき にんふぇあ

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亀城公園では堀のあとが池になっており、かつてここに城があった面影が残っています。

堀の面影を残す池

写真:やまざき にんふぇあ

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桜のシーズンになると、大量の花びらが池に落ちて花筏となっている風情ある光景を見ることができます。

堀の面影を残す池

写真:やまざき にんふぇあ

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水面を埋めつくす桜の花びら。桜の木が密集している亀城公園ならではの光景です。

<亀城公園の基本情報>
住所:愛知県刈谷市城町1-1-1
電話:0566-62-1023(公園緑地課)
アクセス:逢󠄀妻駅から徒歩20分

三の丸跡に建つ刈谷市郷土資料館

三の丸跡に建つ刈谷市郷土資料館

写真:やまざき にんふぇあ

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亀城公園を訪ねたら、すぐ近くにある刈谷市郷土資料館にも寄りたいところです。

亀城公園は刈谷城の本丸と二の丸の一部に作られているのに対し、三の丸のあとには刈谷市郷土資料館が建てられています。1928年建設の小学校を再利用したレトロな雰囲気の建物で、国の登録有形文化財に登録されています。

中では古道具や古いおもちゃなどを展示しています。かつての教室を再現した展示室や、はた織り体験を始めとした各種イベントも開催しています。

<刈谷市郷土資料館の基本情報>
住所:愛知県刈谷市城町1-25-1
電話:0566-23-1488
開館時間:9:00〜17:00
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)、12/29〜1/3
アクセス:逢󠄀妻駅から徒歩20分

今後のさらなる発展に期待したい

刈谷市民の憩いの場として親しまれる亀城公園ですが、園内施設の老朽化や桜の樹勢回復が課題となっており、再整備事業が進んでいます。

その一環として2019年3月24日に刈谷市歴史博物館がオープン予定です。また、現在も現在刈谷城の復元が計画されています。城自体の復元が実現するかは未知数ですが、市民の憩いの場として、観光スポットとして、そして刈谷市のシンボルとして今後の発展が楽しみな公園です。

2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/03/31 訪問

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