身延山・久遠寺は1274年創建の日蓮宗の総本山ですが、ここには、樹齢400年を超える見事なしだれ桜が2本あり、春になると、まるで桜色のシャワーのようにしだれ桜が降り注ぎ、山里の春を彩ります。
境内の祖師堂と仏殿前の桜が400年もののしだれ桜ですが、祖師堂前の桜は特に大きく、上下左右に枝を広げる様子は圧巻の眺め。境内には他にもしだれ桜が数本あり、この時期しか見られない美しさを競いあっています。
久遠寺のしだれ桜については関連メモに別途記事を入れてありますので、ご覧下さい。
<久遠寺の基本情報>
住所:山梨県南巨摩郡身延町身延3567
電話番号:0556-62-1011
アクセス:公共交通機関 JR身延駅から身延山(門前町)行き身延山下車バス12分。
自動車:
新東名・中部横断自動車道経由で富沢ICから30分。
中央自動車道・中部横断自動車道経由で下部温泉早川ICから20分。
三門から久遠寺本堂へのアクセスは、(1)287段の石段(菩提梯) (2)傾斜が急な男坂 (3)傾斜が緩やかな女坂 (4)久遠寺東側の東谷エリアから行く、など、数通りの行き方がありますが、これらのルート以外にも、久遠寺西側の宿坊(宿泊施設を兼ねたお寺)が点在する西谷と呼ばれるエリアを歩くルートが存在します。
桜の時期は、三門と久遠寺境内を行き来する際に、西谷エリアをのんびり散策しつつ、脇道にそれるなどして、あちこちに点在する宿坊や道端に咲く桜を愛でながら、坂道を上る(下る)のがおススメです。
桜が華やかに咲き誇るところなので、ここを通らずにいるのはもったいない!上りか下りのどちらかはぜひ、西谷エリアを歩いてほしいところです。
三門前に観光案内所があり、身延山周辺エリアの地図が置いてありますが、身延山観光協会のホームページでも地図を見ることができます。
久遠寺のしだれ桜も素晴らしいですが、久遠寺の西、宿坊が建ち並ぶ西谷にもしだれ桜の古木が存在します。樹齢300年超えのしだれ桜15本を持つ北之坊をはじめとして、本行坊や麓坊など、このエリアには、300年を超すしだれ桜が20本以上もあります。なかには400年を超えるものも。
久遠寺の400年物のしだれ桜に比べると若い桜が大半ですが、それでも200年、300年を超えるものもざら。江戸時代からこの地にある桜は、なかなかの迫力です。西谷のしだれ桜の大木は真下から見あげると、まさしく桜が降り注ぐかのような華やかな眺めです。
西谷エリアでは、徒歩で回れる距離に宿坊が点在し、庭先や道路脇などそこかしこで、桜を見ることができます。
久遠寺のように、しだれ桜の大木が1本だけ立っているというのも貫録があって良いですが、比較的若いしだれ桜がひとかたまりになって咲いているのを少し離れたところから眺めるのも、また一興。春らしい、この時期限定の華やかな眺めです。
身延のキャッチフレーズである「しだれ桜の里」という名称にふさわしく、しだれ桜を存分に楽しむことのできる地域になっています。
西谷エリアの坂道を上がりきったところに、桜のシーズン以外の時期に使用できる駐車場があり、駐車場から久遠寺境内まで一気に上がれる斜行エレベーターが設置されています。久遠寺の本堂西側に降り口があり、売店付近から西谷エリア一帯の桜を見下ろせます。
あちこちが淡く桜色に染まる、しだれ桜の里を眺めることができます。
桜のシーズンは人出が多くなるため、門前町への車両の乗り入れが規制されています。交通規制期間はその年によって異なるため、観光協会などのホームページでご確認下さい。規制期間中は身延町総合文化会館に臨時駐車場が設けられ、有料のシャトルバスが運行されます。
菩提梯や坂道を歩いて行くのが大変な方は、三門から久遠寺まで乗り合いタクシーが運行されていますので、一気に上まで上ってしまうこともできます。桜のシーズンで規制されている期間内は毎日運行、それ以外の通常期間は土日祝日のみの運行になっています。
2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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