アイスバブルの聖地!カナダ「アブラハムレイク」で神秘の絶景

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アイスバブルの聖地!カナダ「アブラハムレイク」で神秘の絶景

アイスバブルの聖地!カナダ「アブラハムレイク」で神秘の絶景

更新日:2019/03/06 16:26

かわい まゆみのプロフィール写真 かわい まゆみ 絶景ハンター、トラベルライター、自称ミステリーハンター

北極圏のオーロラ、バイカル湖の御神渡り(おみわたり)、知床の流氷や豊頃町のジュエリーアイスなど極寒の地ならではの冬の風物詩たち。その一つに「アイスバブル」があるのをご存知ですか?湖が全面凍結した際に現れる幻想的な気泡のアートで、その聖地として絶大な人気を誇るのがカナダ・アルバータ州にあるアブラハムレイクです。

写真好きなら死ぬまでに一度は見たいこの神秘の絶景、今回はその全容をご紹介します。

アイスバブルの聖地!カナダのアブラハムレイク

アイスバブルの聖地!カナダのアブラハムレイク

写真:かわい まゆみ

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今回ご紹介するアブラハムレイク(Abraham Lake)は、「ロッキーの宝石」と讃えられるレイクルイーズを有するバンフ国立公園、コロンビア大氷原で有名なジャスパー国立公園など、カナダアルバータ州が誇る世界遺産カナディアンロッキーに位置します。

最長約32km、最大幅約3.3km、面積は約53.7平方kmと青森の十和田湖より一回り小さいぐらいのアブラハムレイクは、実はダム建設時に誕生した人工湖。夏はいたって普通の湖ですが、氷点下20℃を下回る極寒の冬が訪れると幻想的な姿へ変貌していきます。

アイスバブルの聖地!カナダのアブラハムレイク

写真:かわい まゆみ

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湖面を無数に覆う水玉模様。これは「アイスバブル」と呼ばれ、湖底に生息する植物が発生したメタンガスが断層状に凍結したものです。湖の透明度はきわめて高く、水深が深いところほど大小の気泡がどこまでも連なり、その場に立っていると吸い込まれそうなほど幻想的です。

ちなみに、アイスバブル自体は、北海道の摩周湖や糠平湖、群馬の赤城山など条件次第で日本でも見ることは可能です。しかし、通常厳寒期は厚い雪が湖面を覆い、アイスバブルは見つけにくいとされています。その点、アブラハムレイクは地形上、強い風が常に吹きつけていることから湖面に雪が積もりにくく、比較的容易にクリアな状態でアイスバブルを見ることができるのです。

アイスバブルのベストショットが狙える厳選撮影スポット

アイスバブルのベストショットが狙える厳選撮影スポット

写真:かわい まゆみ

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看板や標識がほとんどないアブラハムレイク。そこで、写真愛好家の間で知られる撮影に適したビューポイントをご紹介します。

一つ目は「プリーチャーズ・ポイント(Preacher’s Point)」。ここは看板もあり、Google Mapにも登録があるため見つけやすいでしょう。アブラハムレイクの南端に位置し、クリアで遠浅の湖畔が続いて比較的細かいアイスバブルを見ることができます。

アイスバブルのベストショットが狙える厳選撮影スポット

写真:かわい まゆみ

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2つ目のビューポイントは「ベリー・オブ・アブラハム(Belly of Abraham)」。文字通り、湖のちょうど中腹辺りに位置し、国道11号沿いにあるヘリポートから北へ約6.5kmほどの地点にあります。詳細は地図でご確認ください。水深が深くなるため、大小無数のアイスバブルが断層状に縦横無尽に広がる様はまるで現代アートのようです。

アイスバブルのベストショットが狙える厳選撮影スポット

写真:かわい まゆみ

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3つ目はベリー・オブ・アブラハムから2km程離れた地点にある「ホードー・クリーク(Hoodoo Creek)」。こちらは小さな看板があるので見逃さないようにしましょう。目の前にはミッチャー山(Mt.Mitchner)がそびえ立ち、3つのビューポイントのうち、もっともフォトジェニックといえます。夕日鑑賞として人気が高いスポットでもあります。

アブラハムレイク訪問時の注意点

アブラハムレイク訪問時の注意点

写真:かわい まゆみ

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最近では日本や現地旅行会社によるツアーも増えていますが、公共交通機関がないため、個人の場合はレンタカーを利用することになります。幹線道路は除雪されているため運転にはそれほど問題はないですが、湖畔近くへ降りる場合は未舗装の雪道を通ることもあるため冬用タイヤが必要です。

また朝晩は氷点下20℃を下回ることも多く、十分な防寒対策が必要です。氷の上で長時間耐えうる冬用ブーツのほか靴用ホッカイロ、厚手の手袋、フェイスマスクなどが便利です。さらに氷の滑り止め用にゴムスパイクなどを靴に装着するとより効果的です。なお、カメラやスマホのバッテリーは想像以上に消耗するため、モバイルバッテリーや予備電池を必ず用意しましょう。

アブラハムレイク訪問時の注意点

写真:かわい まゆみ

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シーズン中、湖は厚い氷に覆われていますが、初冬や春先などは氷が溶けて薄くなっている可能性があります。できる限り、湖畔から大きく離れない方が良いでしょう。また湖では、氷の膨張と収縮活動によってあちこちでクラック(割れ目)が生じています。氷が完全に割れる心配はないですが、足元で突然轟音とともに亀裂が入る瞬間はちょっとスリリングです。

アイスバブルだけじゃない!アブラハムレイクの周辺スポット

アイスバブルだけじゃない!アブラハムレイクの周辺スポット

写真:かわい まゆみ

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アイスバブルを堪能した後は、ホードー・クリークから北へ約25kmのところにあるクレシェント滝(Cresent Falls)がおすすめ。落差約27mの滝がダイナミックに全面凍結し、まさに自然の芸術作品!まるでアナ雪のワンシーンを見ているようです。

冬季は川もほぼ凍結し滝の真上に立って滝壺を見下ろせるほか、下に降りればこの圧巻の光景を独り占めすることもできますよ。

アイスバブルだけじゃない!アブラハムレイクの周辺スポット

写真:かわい まゆみ

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クレシェント滝へ向かう道中、この野生のビッグホーンの群れに遭遇するチャンスがあるかもしれません。ビッグホーンたちはおとなしいので、ゆっくり群れを避けながら移動しましょうね。

いかがでしたでしたか。
アブラハムレイクのアイスバブルは一般的に12〜2月が見頃と言われていますが、氷点下が続く春先の3月いっぱい見ることができます。またバンフやジャスパーからも高速道路でほぼ一本でアクセスがしやすく日帰りも十分可能です。ぜひ死ぬまでに一度、この神秘的なアイスバブルの聖地へ出かけてみませんか?きっと忘れられない感動体験が待っていますよ。

アブラハムレイクの基本情報

住所:David Thompson Hwy, Clearwater County, Alberta, Canada
アクセス:カルガリーからはバンフ経由で国道93号を北上、サスカチュワン・リバー・クロッシングの分岐で国道11号(David Thompson Hwy)に入り、北西へ約32km。なお、バンフ経由の場合は高速道路の途中にある公園ゲートにて国立公園パークパス購入の必要あり。エドモントンからはレッドディア・ロッキーマウンテンハウス経由で国道11号を南下する。日本大手旅行代理店やカナダ現地旅行代理店ツアーもあり。

2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/01/16−2019/01/17 訪問

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