アユタヤ観光の中心!ワット・プラ・シーサンペット&周辺おすすめ遺跡

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アユタヤ観光の中心!ワット・プラ・シーサンペット&周辺おすすめ遺跡

アユタヤ観光の中心!ワット・プラ・シーサンペット&周辺おすすめ遺跡

更新日:2019/03/12 16:59

沢木 慎太郎のプロフィール写真 沢木 慎太郎 放送局ディレクター、紀行小説家

バンコクから近い世界遺産、アユタヤ。アユタヤ王朝の遺跡が多く集まり、日帰り観光ツアーで人気のスポットです。“木の根で覆われた仏頭”で知られるアユタヤ遺跡ですが、アユタヤ王朝の王室守護寺院「ワット・プラ・シーサンペット」はご存知でしょうか?3つの大仏塔が並んで建っている姿は壮観。アユタヤ王宮内にあった遺跡で、バンコク王朝のエメラルド寺院のような最重要施設。周辺のおすすめスポットと併せてご紹介します。
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ゾウ乗りも楽しめる!ワット・プラ・シーサンペット周辺はおすすめ

ゾウ乗りも楽しめる!ワット・プラ・シーサンペット周辺はおすすめ

写真:沢木 慎太郎

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アユタヤ遺跡で有名な“木の根で覆われた仏頭”。「ワット・マハタート(Wat Mahathat)」と呼ばれる廃墟寺院にある仏頭です。この近くにある遺跡が「ワット・プラ・シーサンペット(Wat Pra Srisanpet)」。3つの大仏塔が一直線に並んでいる姿は壮観。アユタヤ遺跡で、インスタ映え抜群の観光スポットです。

ゾウ乗りも楽しめる!ワット・プラ・シーサンペット周辺はおすすめ

写真:沢木 慎太郎

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バンコクからの観光オプショナルツアーで「ワット・マハタート」を見学した後、必ず立ち寄る遺跡が「ワット・プラ・シーサンペット」。周辺にはエレファント・キャンプ(写真)があり、アユタヤ名物の象乗り(エレファント・ライド)も体験することができます。

「ワット・プラ・シーサンペット」の周辺は、子供連れの海外旅行にもおすすめのスポットがたくさん。この周辺だけでも、ご家族でアユタヤ観光を楽しむことができます。

<基本情報>
住所:Naresuan Rd., Ayutthaya
アクセス:アユタヤバスターミナルからタクシーで約7分
料金:200バーツ〜
営業時間:9:00〜17:00

ゾウ乗りも楽しめる!ワット・プラ・シーサンペット周辺はおすすめ

写真:沢木 慎太郎

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ところで、アユタヤ王朝というのは、タイ中部のアユタヤを中心に発展した王朝のこと。1351年にウートン王によって建都。1767年にビルマ(現ミャンマー)軍の攻撃によって破壊されるまで、33代の王がアユタヤ王国の歴史を築きました。

アユタヤ王朝の中心は、川に囲まれた中州(アユタヤ島)。内陸にありながらも水運に恵まれていたため、日本や琉球王国などの東アジア、さらには中国やペルシャ、ヨーロッパとの交流も深く、当時流行っていたクメール文化(カンボジアのアンコール王朝)を吸収しながら独自の華やかな文化を開花させました。しかし、戦争でほとんどの建物は破壊されています。

アユタヤ王朝の王室守護寺院!ワット・プラ・シーサンペット

アユタヤ王朝の王室守護寺院!ワット・プラ・シーサンペット

写真:沢木 慎太郎

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川に囲まれたアユタヤ島は、川が堀の役割を果たし、敵からの攻撃を防ぐための天然の要塞。アユタヤ遺跡が島に多く集まっているのはこのためで、アユタヤ朝の王宮が築かれたのもこの場所です。破壊された仏像が多く並び、かつての栄華が偲ばれます。

ちなみに、現在のチャクリー王朝(バンコク王朝)を興したラーマ1世が1782年に居城として築いたのが、バンコク三大寺院の一つである「王宮」。その守護寺院が「ワット・プラ・ケオ」(エメラルド寺院)です。

アユタヤ王朝の王室守護寺院!ワット・プラ・シーサンペット

写真:沢木 慎太郎

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アユタヤ王朝にも、壮麗な王宮が築かれましたが、1767年のビルマ軍からの攻撃で徹底的に破壊され、当時の建物の姿は一切なく、空き地(公園)が広がっているだけ。

アユタヤ王朝の王宮跡に、隣接した場所に建てられた寺院が「ワット・プラ・シーサンペット」。アユタヤ王室を守護するための寺院です。バンコク王朝のエメラルド寺院のような重要な役割を持つ存在。

この寺院も戦争で多くの建物が破壊されましたが、3つの大仏塔が残り、今も多くのタイ人から信仰されています。

アユタヤ王朝の王室守護寺院!ワット・プラ・シーサンペット

写真:沢木 慎太郎

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3つの大仏塔。夕日に輝く姿も美しい。「ワット・プラ・シーサンペット」は、もともとはアユタヤ王朝の創設者、初代ウートン王の宮殿があったとされる場所。その後、ラーマーティボーディー2世(トライローカナート王の息子)がアユタヤ王室の守護寺院を建設。特徴的な3基の大仏塔が建てられたのは、15世紀後半ごろです。

3つの大仏塔!ワット・プラ・シーサンペットは仏教のシンボル

3つの大仏塔!ワット・プラ・シーサンペットは仏教のシンボル

写真:沢木 慎太郎

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「ワット・プラ・シーサンペット」のシンボルとなる3つの大仏塔には、トライローカナート王(1448〜1488年)とその王子らの遺骨が納められていたとされています。高さ約40メートルの大仏塔が整然と並ぶ姿は美しい。円すい形で、先がとがった「スリランカ様式」の仏塔。タイでは「チェディ」と呼ばれています。

3つの大仏塔!ワット・プラ・シーサンペットは仏教のシンボル

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チェディは、古代インドのストゥーパに起源を持ち、スリランカ(セイロン)で発展した建築様式が「スリランカ様式」。釣鐘型のデザインで、これはブッダの遺骨を納め、仏教のシンボルとなる建物。

3つの大仏塔!ワット・プラ・シーサンペットは仏教のシンボル

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「ワット・プラ・シーサンペット」も壮麗な寺院で、最盛期には34基の仏塔が建ち並んでいたとされています。大本堂には、高さ16メートルの黄金の仏像(重さ約170キログラム)が安置されていました。しかし、これも戦争によって破壊。がれきの中に垂直に建つ柱だけが、往時の栄華を今に伝えています。

<基本情報>
住所:Amphur Muang, Ayutthaya 13000
アクセス:アユタヤバスターミナルからタクシーで約7分
拝観料:50バーツ(6遺跡の共通割引券220バーツあり)
拝観時間:7:00〜18:00、ライトアップ 19:00〜21:00

アユタヤ王宮跡やヴィハーン・プラ・モンコン・ボピットもおすすめ

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写真:沢木 慎太郎

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続いては、「ワット・プラ・シーサンペット」周辺のおすすめスポットをご紹介。写真は、アユタヤ王朝の王宮があった場所。ワット・プラ・シーサンペットから歩いてすぐ。ここが、1351年にウートン王によって建都されたアユタヤ王朝の中心。その後も歴代王が宮殿を増築しましたが、1767年にビルマ軍が徹底的に破壊し、建物は何も残っていません。

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こちらもワット・プラ・シーサンペットから歩いてすぐ近くにある寺院で、「ヴィハーン・プラ・モンコン・ボピット(Viharn Phra Mongkol Bopit)」。“ウィハーン”とは、タイ語で「礼拝堂」のこと。青空を背景に、礼拝堂の白い壁が映えます。礼拝堂は、1767年のビルマ軍の侵攻で破壊されましたが、1956年にビルマの寄付によって再建されました。

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写真:沢木 慎太郎

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「ヴィハーン・プラ・モンコン・ボピット」の見どころは、大きな黄金の大仏。高さは約17メートル(台座を含む)。レンガと青銅で作られ、金箔で覆われています。ブロンズ製の大仏では、タイ国内屈指の大きさ。

大仏は15〜16世紀ごろに創作されたと考えられ、戦争で損傷しましたが、現在のチャクリー王朝(バンコク王朝)のラーマ5世が19世紀末に再建。アユタヤ遺跡で参拝者が最も多く訪れる寺院のひとつです。

<基本情報>
住所:Pratuchai Phra Nakhon Si Ayutthaya, 13000
アクセス:アユタヤバスターミナルからタクシーで約7分
拝観料:無料
拝観時間:8:30〜16:30

ふにゃ〜!ほのぼの大仏!ワット・ロカヤ・スターラーム

ふにゃ〜!ほのぼの大仏!ワット・ロカヤ・スターラーム

写真:沢木 慎太郎

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最後のご紹介は、「ワット・ロカヤ・スターラーム(Wat Lokaya Sutharam)」。広々とした草原に横たわる大きな寝釈迦仏(涅槃仏)。長い手足を伸ばし、何とも気持ちよさそうな笑顔。

ふにゃ〜!ほのぼの大仏!ワット・ロカヤ・スターラーム

写真:沢木 慎太郎

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静かな笑みを浮かべる寝釈迦仏。アユタヤ時代には、本堂などがあったとされていますが、戦争ですべて破壊されました。こちらは1959年に復元されたもの。長さは約28メートル、高さは約5メートルと巨大。

ふにゃ〜!ほのぼの大仏!ワット・ロカヤ・スターラーム

写真:沢木 慎太郎

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この柔和なお顔は、80歳で入滅した仏陀(ブッダ)を表しています。日本の仏像や大仏は、精かんで真面目なお顔。しかし、「ワット・ロカヤ・スターラーム」は人間味にあふれ、俗っぽい。同じ仏教でも、それぞれの地域で独自に発展し、解釈されました。タイへの観光で、異国の仏教文化に触れ、自分を見つめる旅もおすすめです。

<基本情報>
住所:Pratuchai Phra Nakhon Si Ayutthaya Amphoe Phra Nakhon Si Ayutthaya
アクセス:アユタヤバスターミナルからタクシーで約10分
拝観料:無料
拝観時間:自由

タイのアユタヤ遺跡で、“自分の今”を見つける旅

仏教というのは、心の病院。
健康な人は病院に行かないで、楽しく外で遊んでいたらいいのです。
しかし、病気で苦しくなったら病院に行くように、先の見えない人生や、生きていることに苦しみを感じた時に、向きあうのが仏教。

ただ、同じ仏教でも、日本とタイでは仏教の考え方が違います。「大乗仏教」として伝わる日本の仏教は、「自分以外の外部の不思議な力によって救われる道」。
これに対して、スリランカや東南アジアでは、釈迦本来の教えである、「自分で努力し、修行して苦しみを克服する道」が仏教。

ブッダは涅槃に入る直前に、「私の供養には美しい花や音楽はいらない」と言いました。桜も紅葉も何にもない、戦争の傷跡をそのまま残すアユタヤの廃墟寺院。そんなアユタヤ遺跡で、自分のあるべき今を見つめる旅はいかがでしょうか?

なお、アユタヤへの行き方や、おすすめのアユタヤ遺跡、バンコクからの日帰り・半日モデルコースなどについては別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方は関連MEMOに貼り付けたリンクからのぞいてみて下さい。

2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/02/16−2019/03/16 訪問

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