写真:沢木 慎太郎
地図を見るバンコクの観光名所といえば、「王宮&ワット・プラケオ(エメラルド寺院)」「ワット・ポー(涅槃仏寺院)」「ワット・アルン(暁の寺)」の三大寺院。
しかし、すぐ東側のエリアには、バンコクの旧市街が広がり、レトロな風情の散策を楽しむことができます。ここは、タイ旅行の穴場スポット。仏具店など軒を連ね、バンコクの独特な下町風情が感じられます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るおすすめは、“黄金の丘”で知られる寺院「ワット・サケット(Wat Saket)」。高さ約80メートルの「人工の丘」(プーカオ・トーン)には、約350段のらせん階段が設けられ、頂上には黄金の仏塔(チェディ)がそびえています。ここから眺めるバンコクの風景は素晴らしいです。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「ワット・サケット」は、アユタヤ王朝(1351〜1767年)に起源を持つ古い寺院。現在のチャクリー王朝(バンコク王朝)の時代に大規模な修復が行われ、ラーマ5世の時代に“黄金の丘”が完成しました。
ちなみに、“サケット”とはタイ語の王室用語で、“王様の散髪”の意味。ラーマ1世がここで散髪して、即位の儀式に臨んだそう。
<基本情報>
住所:Baan Bat Rd, Pomprab Sattru Pai, Bangkok
アクセス:パンファーリラート船着場から徒歩約5分
電話番号:+66-2-621-0576
拝観時間:8時〜日没
拝観料金:50バーツ
写真:沢木 慎太郎
地図を見る続いてのおすすめは、「ワット・ラチャナダラム(Wat Ratchanatdaram)」。西洋風のお城のような、おしゃれなタイの寺院。観光客の姿は少なく、バンコク観光の穴場スポットです。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「ワット・ラチャナダラム」は、ラーマ3世が1846年に建てた寺院。建物は7階建てで、7層の屋根に並ぶ小さな尖塔が見どころ。
これは「ローハ・プラサート(Loha Prasart)」と呼ばれる尖塔で、ぜんぶで37本。スリランカの建築様式の影響を受けたデザインで、黄金に輝いています。
インドやスリランカにも同様の寺院があったそうなのですが、現存するのはバンコクだけ。世界でも、かなり珍しいデザインの寺院です。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「ワット・ラチャナダラム」は、寺院の中心にらせん階段が設けられ、最上階まで登ることができます。写真は、最上階から眺めた風景。写真左上に、さきほどご紹介した「ワット・サケット」が見えます。
風が吹き抜けると、軽やかな風鈴の音が聞こえてきて、旅の疲れが休まります。
<基本情報>
住所:Thanon Maha Chai Bowon Niwet Phra Nakhon Bangkok
アクセス:パンファーリラート船着場から徒歩約5分
電話番号:+66-2-224-8807
拝観時間:9時〜17時
拝観料金:20バーツ
写真:沢木 慎太郎
地図を見る次も個性的な寺院で、「ワット・スタット(Wat Suthat)」。ラーマ2世の時代(19世紀)に建てられた寺院です。高さ8メートルの「シーサカヤムニー仏像」が安置され、仕事運や運気・運勢がアップするパワースポット。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「ワット・スタット」の特徴は、寺院前に置かれた巨大なブランコ。高さ20メートルを超える巨大なブランコは、“サオ・チン・チャー”と呼ばれます。
かつては小舟をつるし、4人の司祭がロープを地面と水平になるまで揺らす(ブランコする)宗教行事が行われていました。
しかし、司祭が転落死する事故が相次ぎ、1935年から現在までこの行事は中止。観光客としては、安全対策をしっかり行い、ぜひ復活させて欲しい行事です。
<基本情報>
住所:146 Bamrungmuang Rd, Phra Nakorn, Bangkok
アクセス:パンファーリラート船着場から徒歩約15分
拝観時間:8時30分〜16時
拝観料金:20バーツ
写真:沢木 慎太郎
地図を見るこちらも、おしゃれなバンコクの寺院「ワット・ラーチャボピット」(Wat Ratchabophit)。ラーマ5世時代(1869年)にフランスのベルサイユ宮殿をイメージし、20年の歳月をかけて建てられた寺院です。
ゴシック調の装飾や洋風のシャンデリア。タイ様式の建築や中国風のデザインも美しい。東西の文化の融合が見られる華麗な寺院。
<基本情報>
住所:Phra Nakhon Bangkok
アクセス:パンファーリラート船着場から徒歩約20分
拝観時間:8時〜17時
拝観料金:無料
写真:沢木 慎太郎
地図を見る約150年前のレトロな街並みが残る「プレーン・プートン通り」もおすすめ。ラーマ5世時代の街並みが残るノスタルジックなスポット。白壁と青い窓の長屋が並び、古き良きバンコクの時代が感じられます。ここは、タイのローカルフードが味わえるグルメ街。
<基本情報>
住所:Phraeng Phuthon Rd
アクセス:パンファーリラート船着場から徒歩約20分
写真:沢木 慎太郎
地図を見るプレーン・プートン通りのカフェ「ナッタポーン(Natthaphon)」もおすすめ。素朴な手作りアイスのココナッツアイスクリームが人気。ローカルな店ですが、世界各国のガイドブックで紹介され、意外にも有名店。西洋人観光客の姿がよく見られます。
<基本情報>
住所:Phraeng Phuthon Rd
アクセス:パンファーリラート船着場から徒歩約20分
電話番号:081-437-7377
営業時間:9時〜16時
写真:沢木 慎太郎
地図を見るタイ最大級の花市場が「パーククローン花市場(Pak Khlong Talat)」。ジャスミンや蓮、ランなど、寺院にお供えする花飾り(プアンマーライ)などが見られ、タイ人の庶民生活が肌で感じられるスポットです。
<基本情報>
住所:Chakkraphet Rd
アクセス:パンファーリラート船着場からタクシーで約5分
営業時間:24時間
写真:沢木 慎太郎
地図を見るところで、タイ料理の「パッタイ」はご存知でしょうか?これは、タイの焼きそば。屋台やフードコートで人気の庶民派グルメで、安くておいしい。
バンコクで一番おいしいとされるパッタイの店が「ティップサマイ(Thip Samai)」。外国人観光客よりも、地元のタイ人に人気のレストランです。営業時間は夕方の5時からですが、すでに開店の1時間ほど前から行列ができています。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「ティップサマイ」のおすすめメニューは、写真の“パッタイ・ホーカイ”。パッタイを薄焼き卵で包んだ逸品です。ライムをしぼり、もやしやネギなどと一緒に食べると、爽やかな味わいに。果肉がたくさん入った、生搾りオレンジジュースも名物メニュー。
<基本情報>
住所:Mahachai Rd, SamranRat
アクセス:パンファーリラート船着場から徒歩約10分
電話番号:02-221-6280
営業時間:17時〜2時
写真:沢木 慎太郎
地図を見る最後は、バンコク三大寺院周辺への行き方やアクセス方法をご紹介。バンコク中心から、ご紹介した王宮の東側エリアに行くには、センセープ運河のボートを利用するのがおすすめ。
バンコク中心のショッピングスポット「セントラルワールド」(最寄り駅はBTSチットロム駅)から徒歩約5分の場所に、センセープ運河の「プラトゥナーム船着場」があります。
終点の「パンファーリラート船着場」までは所要時間約20分で、料金は8バーツ(約30円)なので、安く早く行くことができます。この船着場を起点に、ご紹介した観光スポットを巡ってみてはいかがでしょうか?
最後に、センセープ運河のボートをご紹介しましたが、乗車賃の支払いはボートに乗ってから。よく陽に焼けた顔のおじさんが船べりを綱渡りのようにして歩き、集金に来ます。どれだけ船が揺れても落ちないから不思議。
パンファーリラート船着場から、各寺院までの所要時間は、本文の基本情報に記しています。寺院巡りや町歩きは、「ワット・サケット」を起点に、「ワット・ラチャナダラム」→「ワット・スタット」→「プレーン・プートン通り」→「ワット・ラーチャボピット」の順で巡ると効率的です。
最後の「ワット・ラーチャボピット」から、「王宮&ワット・プラケオ(エメラルド寺院)」までは近く、「ワット・ポー(涅槃仏寺院)」「ワット・アルン(暁の寺)」のバンコク三大寺院も併せて巡ることができます。
なお、バンコクの三大寺院への行き方や巡り方、チャオプラヤー川周辺の観光スポットなどについては別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方は関連MEMOに張り付けたリンクからのぞいてみて下さい。
2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
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(2024/3/19更新)
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