アイスフィールド・パークウェイで行く!カナディアンロッキー絶景ドライブ

アイスフィールド・パークウェイで行く!カナディアンロッキー絶景ドライブ

更新日:2019/03/07 11:56

Mayumi Kawaiのプロフィール写真 Mayumi Kawai 絶景ハンター、トラベルライター、自称ミステリーハンター
氷河をたたえた峰々とともに、「ロッキーの宝石」の異名を持つレイク・ルイーズをはじめ数多くの美しき湖や渓谷、森林に恵まれたカナディアンロッキー。そのハイライトともいえるのがバンフとジャスパーを貫くハイウェイ「アイスフィールド・パークウェイ」です。

1年の大半が雪のベールに包まれるこの地で、ここでしか味わえない感動尽くしの絶景ドライブをぜひ体験してみませんか。

カナディアンロッキーを貫く「アイスフィールド・パークウェイ」とは

カナディアンロッキーを貫く「アイスフィールド・パークウェイ」とは

写真:Mayumi Kawai

地図を見る

カナダが誇る世界遺産カナディアンロッキー山脈自然公園群。その代表格ともいえるバンフ国立公園とジャスパー国立公園を縦断するのが国道93号線です。そのうち、レイク・ルイーズ・ジャンクションからジャスパーまでのおよそ280kmに及ぶ区間を通称「アイスフィールド・パークウェイ(Icefields Parkway)」と呼んでいます。

このハイウェイはカナディアンロッキーに並行して走っており、もれなく美しき峰々と北半球最大を誇るコロンビア大氷原をまるごと味わえる、なんとも贅沢で他にはない絶景ドライブルートなのです。

カナディアンロッキーを貫く「アイスフィールド・パークウェイ」とは

写真:Mayumi Kawai

地図を見る

ハイウェイ沿いには、ただ通り過ぎるだけではもったいないスポットが目白押し。今回は中でもおすすめのお立ち寄りスポットをご紹介いたします。

圧倒的な自然にふれる!おすすめ立ち寄りスポット

圧倒的な自然にふれる!おすすめ立ち寄りスポット

写真:Mayumi Kawai

地図を見る

まずは、アサバスカ氷河(Athabasca Glacier)を源流としたのがアサバスカ川(Athabasca River)。氷河が溶け出して生まれたアイス・ブルーの川はまるでファンタジーのようです。この川はアイスフィールド・パークウェイとほぼ並走して流れているため、その美しさに目を奪われて脇見運転しないよう停車してから鑑賞しましょうね。

圧倒的な自然にふれる!おすすめ立ち寄りスポット

写真:Mayumi Kawai

地図を見る

こちらは滝の名所として有名なアサバスカ滝(Athabasca Falls)。落差約24m、幅は約18mで、氷河の雪解け水が削りだした荒々しい岩肌から凄まじい轟音とともに滝があふれ落ちる様は圧巻の一言。特に滝が全面凍結する厳冬期(11月〜3月)はまさにアナ雪の世界でため息が漏れます。滝を囲むようにしっかりしたトレイルが整備されハイキングが楽しめますよ。

圧倒的な自然にふれる!おすすめ立ち寄りスポット

写真:Mayumi Kawai

地図を見る

アサバスカ滝から南へ約25kmの場所にあるサンワプタ滝(Sunwapta Falls)。アサバスカ滝に比べ落差18mと一回り小ぶりですが、アッパーフォール(Upper Falls)とロウワーフォール(Lower Falls)の2段で構成され、また違った品のある美しさが味わえます。こちらもトレイルが整備されています。

アイスフィールド・パークウェイ最大の目玉「コロンビア大氷原」

アイスフィールド・パークウェイ最大の目玉「コロンビア大氷原」

写真:Mayumi Kawai

地図を見る

アイスフィールド・パークウェイ最大の目玉は何といっても「コロンビア大氷原」。ジャスパー国立公園とバンフ国立公園にまたがり、面積約325平方km、氷の厚さ約350mにも及ぶ北極圏外では北半球で最大の氷原です。主に6つの氷河から構成され、ハイウェイの目の前に広がるのは面積約6平方km、全長約6kmのアサバスカ氷河です。かつては道路ギリギリまで氷河が迫っていましたが、現在は地球温暖化の影響で年に1〜3mほど後退しているといわれています。

アイスフィールド・パークウェイ最大の目玉「コロンビア大氷原」

提供元:Willem van Valkenburg via flickr

https://flic.kr/p/s26jUM地図を見る

コロンビア大氷原では毎年4月中旬から10月下旬まで、スノーコーチ(Snowcoach)と呼ばれる巨大な雪上車に乗り氷河を観光することができます。安全が確保された場所では氷河の上に降り立って歩くこともでき、人気のプログラムとなっています。詳細は関連メモにあるリンク「Glacier Adventure」をご参照ください。なお、当然ですが氷河の上はひどく寒く照り返しも激しいため防寒具やサングラス、氷の上で滑りにくいしっかりした靴を履いていくことをおすすめします。

アイスフィールド・パークウェイ最大の目玉「コロンビア大氷原」

写真:Mayumi Kawai

地図を見る

コロンビア大氷原のもう一つの目玉は、2014年にオープンした「グレイシャー・スカイウォーク(Glacier Skywalk)」。サンワプタ渓谷から上空280mに、弧を描くよう断崖絶壁からせり出したガラスの遊歩道は、目の前に広がる雄大なカナディアンロッキーと足元から覗く氷河の渓谷で、恐怖も入り混じりながらの絶対忘れられない感動体験を得られますよ。ちなみに、こちらの開園期間はコロンビア大氷原のスノーコーチ観光ツアーに準じています。

アイスフィールド・パークウェイへのアクセス

アイスフィールド・パークウェイへのアクセス

写真:Mayumi Kawai

地図を見る

アイスフィールド・パークウェイでは公共交通機関が走っていないため、レンタカーによるドライブかツアー参加の選択となります。ツアーはバンフ及びジャスパーでも現地旅行代理店が数多く取り扱っているので、ご自身の都合に合った会社やプランを選択すると良いでしょう。レンタカーの注意点としては、除雪されたハイウェイでもアイスバーンのリスクが多く急カーブもあるため、スノータイヤ装着の4WD車が必須です。

アイスフィールド・パークウェイへのアクセス

写真:Mayumi Kawai

地図を見る

さらにレンタカーの場合は、有効期限が記載されたパークパスのレシートをフロントガラスに常時掲示しておく必要があります。これを怠ったり、買い忘れたり、もしくは有効期限が切れたまま放置すると罰金が課されるため注意しましょう。詳しくは関連メモにあるリンク「guide to the park pass」をご参照ください(オンラインで事前購入も可能です)。

いかがでしたか?
雪と氷に包まれたカナディアンロッキーの銀世界を走り抜けることができるのはまさにここだけ!ぜひこの感動尽くしの絶景ドライブを味わいにカナダを訪れてみてください。

アイスフィールド・パークウェイ(Icefields Parkway)の基本情報

住所:Banff National Park and Jasper National Park, Alberta, Canada
電話:+1-403-762-8421 (Banff Visitor Center)
アクセス:公共交通機関がないため、レンタカーの場合、エドモントンからジャスパー経由あるいはカルガリーからバンフ経由で国道93号線にアクセス。その他、ツアー参加が一般的。

2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/01/17−2019/01/18 訪問

条件を指定して検索

- PR -

新幹線特集
この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -