北海道紋別市はオホーツク海に面し、冬は流氷観光、夏は涼しい避暑地として知られる場所です。中でもベイエリアと呼ばれる地域には観光名所が集まっており、冬は流氷観測、夏はフィッシングを楽しめる流氷砕氷船のガリンコ号Uがある海洋交流館「もんべつ海の駅」や、そこから無料のシャトルバスで行くことが出来る「氷海展望塔オホーツクタワー」がよく知られています。
ベイエリア内で海洋交流館から駐車場を挟み、反対側にあるのがごまちゃんランド「オホーツクとっかりセンター」となります。
とっかりセンターは、アザラシだけを飼育する日本で唯一の施設。ところで、センターの名前ともなっている「とっかり」とはどのような意味でしょうか。これはアイヌ語でアザラシを意味しているのですが、その名前からも北海道らしさが感じられるのではないでしょうか。
大きなアーチ状の門をくぐり、すぐ右側が入口となります。
自動販売機でチケットを購入し、ゲートを通ってアザラシを近距離で楽しめる観光の始まりです。
入口から入ると、施設内は両側に分かれた通路となりますが、どちらに進んでも同じで一周できるようになっています。現在は約20頭のアザラシたちがいて2種類となるゴマフアザラシとワモンアザラシが皆さんを迎えてくれます。
ここにいるアザラシたちは、もともとは野生だったのです。しかしながらケガや様々な理由から保護された個体となっています。
アザラシがたくさんいるプールを見学しながら進み、飼育員による餌やりの見学と説明を聞くことが出来る「アザラシ広場」まで行きましょう。
アザラシがいるプールはアザラシ池と呼ばれており、アザラシたちの池からアザラシ広場への通り抜けは、飼育員の開閉によります。
そして、アザラシたちが餌をもらえるのは1日5回だけ。中には餌の時間が待ちきれず、ゲートの間から広場を見つめているアザラシも。
時間になると門が開けられ、いよいよご飯の時間。
急いで広場に向かう姿。とてもかわいらしい姿ですね。
1日5回のフィーディングタイム(餌の時間)は、午前2回、午後3回。詳細な時間は事前に確認しておきましょう。この時間帯に限り、観光客は広場の中に入ることが可能ですのでこれは外せません。アザラシたちに大接近し、間近で観察することが出来るのです。
飼育員の指示をしっかりと聞き分け、鳴き声を上げたりひっくり返ってお腹を見せたり。とても利口なアザラシたちの姿に驚くことになるでしょう。
そして飼育員の指示のもと、直接触ることが可能なのです。どのアザラシに触ってみたいかを指定することもできます。全てのアザラシには名前がついているので、名前で呼んでみるのも楽しい時間となるのではないでしょうか。
アザラシとの触れ合いが終わったら、アザラシ広場からアザラシ池に沿って歩き、水中行動観察室も観ておきたいところです。
水中行動観察室では複数で泳ぐ、上下逆さまで泳ぐ等、自由自在な姿をじっくりと見ることが出来ます。また、その俊敏な様子は陸上の姿からは想像出来ない程なのです。
日本に唯一、北海道紋別市にしかないアザラシ専門のとっかりセンターで、賢くてかわいいアザラシと触れ合ってみてはいかがでしょうか。
最後にその他の観光地をご紹介します。とっかりセンターからすぐ近くにある海洋交流館「もんべつ海の駅」と氷海展望塔オホーツクタワー、そして網走から「博物館網走監獄」、「北海道立北方民族博物館」、北見市からはサイクリングが楽しい「ワッカ原生花園」を、下記の関連MEMOにリンク設定しています。
ぜひ、旅行の参考としてみて下さい。
住所:北海道紋別市海洋公園2番地
電話番号:0158-24-8000
アクセス:JR石北本線遠軽駅下車。路線バス紋別行きオホーツクタワー入口下車
2019年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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