写真:すぎはら あやめ
地図を見る旅のはじまりはJR高崎駅。高崎駅はSLの発着駅として有名です。SLは2番線と4番線ホーム。エスカレーターの壁や手すりの装飾がSL!旅気分が盛り上がります。
エスカレーターを降りてホームに着いたら、忘れずに飲み物の自動販売機をチェック!実は、SLの発着ホームにある自販機もSL仕様になっています。
写真:すぎはら あやめ
地図を見る出会えたらラッキー!それは不定期で開催される、JR高崎駅ホームでの「だるまの着ぐるみ記念撮影」。
高崎市はだるまの生産日本一の地。SLをイメージした漆黒のだるまを着ることができる、「だるまの着ぐるみ記念撮影」は大人気です。
この着ぐるみ記念撮影は高崎駅の“行き”のみ。SLに乗ってから「やっぱり着ぐるみが着たかったな…」と思っても、乗車前しかチャンスはありません。恥ずかしがっていたらもったいない!お子さんだけでなく、大人もぜひ、旅の思い出に「だるまの着ぐるみ記念撮影」をしてみてはいかがでしょうか。
写真:すぎはら あやめ
地図を見る「SLぐんま よこかわ号」がホームに入線です。「SL D51 498」は2018年12月23日、復活から30年を迎えました。復活を記念して、現在ヘッドマークは「SL D51 498復活30周年記念」の特別仕様になっています。D51であることから「デゴイチ」と呼ばれています。
「SLぐんま よこかわ号」はJR高崎駅を9時47分発車。出発までのひとときを、SLの前で写真撮影したり、機関室の機関助士さんがスコップで石炭を火室に入れる様子を見学したりして楽しみましょう。くれぐれも乗り遅れにはご注意を。横川駅へ出発進行!
写真:すぎはら あやめ
地図を見る客車は2種類あり、旧型客車と12系客車のいずれかが連結されます。旧型客車とは、1955〜1965年以前に製造された客車のこと。木製の内装は当時のまま、レトロモダンな雰囲気が楽しめます。当時を知る方には懐かしく、お子さんには新鮮に感じるのではないでしょうか。客車自体はレトロですが、お手洗いの設備は新しいため、快適に過ごせますよ。
なお、旧型客車に暖房はありますが冷房はないため、夏場に乗車するときは水分補給をこまめにしてください。
写真:すぎはら あやめ
地図を見る車内でのお楽しみは、指定席券を提示してもらえる「SL GUNMA トレーディングカード」です。黒いパッケージに封入されていて、どれがもらえるかはお楽しみ。レアなキラキラカードも2枚あるそう。どれが当たるかな!?
写真:すぎはら あやめ
地図を見る9時47分に高崎駅を出発したSLぐんま よこかわ号は、約1時間でJR横川駅に到着します。ホームでは群馬県のマスコットキャラクター「ぐんまちゃん」がお出迎え。季節によってイベント内容は変わることがありますが、JR横川駅でのおもてなしは必見です。
SLぐんま よこかわ号は1日1往復。横川では約4時間を過ごすことができます。SLは横川駅の出発予定時刻(15時15分)までホームに停車しています。SLを気の向くままに眺めてもよし、撮影してもいいですね。
写真:すぎはら あやめ
地図を見るJR横川駅を出て右手目の前に、「峠の釜めし本舗 おぎのや本店」があります。JR横川駅の到着時刻は11時頃。混雑をさけるために、少し早めのランチタイムにしましょう。
おぎのやの創業は1885年。JR信越本線・高崎駅〜横川駅間の開通にあわせ、横川駅構内で営業が始まりました。「峠の釜めし」が発売開始された1958年当初は、温かい状態で食べられる駅弁は大変めずらしく、その名を全国に知られるようになりました。
お店に入る前に、地面にご注目!見慣れない側溝の蓋がありますが、アプト式歯状軌道(ラックレール)が使われています。
写真:すぎはら あやめ
地図を見るアプト式とは、急こう配の斜面をのぼるための鉄道システム。2〜3枚の歯車型のラックレールを、それぞれ歯形をずらして設置したものです。明治26年4月1日に、碓氷峠を超えるため、日本で最初に採用されました。
このあとご案内する「碓氷峠鉄道文化むら」で、実際にどのように設置され使われていたのかを見ることができます。
写真:すぎはら あやめ
地図を見る益子焼の土釜に入った「峠の釜めし」は、年代問わず愛される駅弁。器を持ち帰りたい場合は、お店の方にお願いすると持ち帰り用袋がもらえますので、お願いしてみましょう。
なお、おぎのやの「峠の釜めし」はJR横川駅前の売店や、碓氷峠鉄道文化むらの売店でも購入することができます。
<峠の釜めし本舗 おぎのや本店の基本情報>
住所:群馬県安中市松井田町横川399
電話番号:027-395-2311
アクセス:JR横川駅から徒歩3分
営業時間:平日 10:00〜16:00、土日祝日 9:00〜16:00(季節により変動あり)
写真:すぎはら あやめ
地図を見るお腹がいっぱいになったら「碓氷峠鉄道文化むら」へ行きましょう。「碓氷峠鉄道文化むら」はJR横川駅に隣接していて、「おぎのや本店」からゆっくり歩いても5分で到着できます。
「碓氷峠鉄道文化むら」は、信越本線の横川〜軽井沢間の廃止にともない、鉄道文化遺産を伝えるため、平成11年にオープンしました。碓氷線に関する貴重な資料が保存されている「鉄道資料館」のほか、日本で唯一、EF63形電気機関車を運転体験できるなど、全国の中でも特色のある鉄道テーマパークです。
屋外や鉄道展示室内に30車両以上が公開されており、車両内に入れるものもあります。
写真:すぎはら あやめ
地図を見るトロッコ列車「シェルパくん」は実際に乗車することができます。廃止となった信越本線横川から軽井沢への二本の線路のうち、軽井沢方面への下り線を利用して、トロッコ列車が運行されています。なお、横川方面への上り線は、「アプトの道」として遊歩道整備されています。
トロッコ列車は片道約20分。車窓からの景色を楽しみ、国の重要文化財である旧丸山変電所を見ることもできます。
写真:すぎはら あやめ
地図を見るそのほかにも、園内を周回できる「あぷとくん」「ミニSL」「ファミリー列車運転体験」など乗って楽しめる鉄道のほか、園内にある「鉄道資料館」では碓氷峠の鉄道ジオラマが展示。ボタン操作で運転することも可能です。
<碓氷峠鉄道文化むらの基本情報>
住所:群馬県安中市松井田町横川407-16
電話番号:027-380-4163
アクセス:JR横川駅から徒歩5分
休園日:毎週火曜日(8月を除く)、12/29〜1/4。火曜日が祝日の場合は翌日休園
写真:すぎはら あやめ
地図を見る帰りは、行きで最後尾車両だった「EF64 1001」が先頭で客車を引っ張ります。電気機関車のため、名称が「ELぐんま よこかわ」になるのですね。国鉄カラーと呼ばれる車両の色もレトロでかわいい!
帰りのお楽しみは、お子さま限定の「こどもナッパ服写真撮影」と「こども車掌放送体験」です。「こどもナッパ服写真撮影」は横川駅ホームのSL機関車付近にて開催。「こども車掌放送体験」では帰りの車内で車内放送を体験できます。
写真:すぎはら あやめ
地図を見る列車内の窓際には、最近の電車では見かけることができない「センヌキ」があります。いまはペットボトルが主流となり、少なくなった瓶入り飲料。昔はジュースもビールも瓶に入っていたので、車両の窓際下に栓抜きがついていたのですね。
「碓氷峠鉄道文化むら」内の自動販売機で購入した、瓶入り飲料。せっかくなのでここで「センヌキ」を使って開けてみましょう。
SLはJR高崎駅から横川駅まで1日1往復。横川では約4時間を過ごすことができます。お昼ご飯と碓氷峠鉄道文化むらへのお出かけのほか、JR横川駅から徒歩5分のところに「碓氷関所跡」という名跡と、「観光案内所(安中市観光機構)」があります。
観光案内所では、安中市の観光情報が得られるほか、カフェ休憩することもできます。建物が新しくきれいなので、赤ちゃんのおむつ交換にもオススメです。
2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
取材協力:群馬県観光物産国際協会
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