旭山動物園には正門、西門、東門と三つの出入口があります。中でも正門には広い駐車場があり、そして旭川駅、旭川空港を往復するバス停があるので、観光での利用は正門が便利なのです。
入場口ではぜひとも「旭山動物園 園内マップ」を入手しましょう。その後の観光の目安になるとても使いやすいマップです。
正門を入り、いこいの広場の前が「ととりの村」と呼ばれるエリアで、様々な鳥を見ることが出来ます。ととりの村が完成したのは1997年です。特長的なことは施設全体が金網で囲まれていること。そして観光用の遊歩道も整備されており、鳥の姿を楽しむことが出来ます。
中でも目を引くのはコクチョウで、カモ目カモ科ハクチョウ属に分類されています。別名はブラックスワン(Black swan)ですが、朱色のくちばしと、まさにブラックスワンにふさわしい黒い体。しかし羽の先は真っ白で、とても美しい姿をしていると言えるでしょう。
ととりの村を出て、階段が設置されている斜面を上がりすぐ右側にあるのが、ペンギン館です。
入口から入ると、そこは水中からペンギンの自由な姿を楽しめるドームとなっており、それはまるで水族館のよう。ペンギンは斜めになり、上下逆になりと様々な姿を見せてくれるので、とても楽しい場所と言えるのではないでしょうか。
観光コースをそのまま進むと屋外に出て、そこで再び愛くるしいペンギンたちに出合うことが出来ます。
ぺんぎん館を出るとそこには時計塔があります。時計塔を前に見ながら道を右に進むと見えてくるのが「もうじゅう館」で、こちらが出来たのは1998年9月です。ライオンやユキヒョウ等、様々な猛獣がいる中で必見はアムールトラ。強化ガラス越しにトラの姿を安全に見ることが可能で、迫りくる姿は大迫力!
ここまで大接近して見るトラの姿!そのような機会は滅多にあるものではありません。
また、大迫力の姿だけではなく、時に大きな猫にも見える穏やかに眠る姿も楽しむことが出来るのです。
オオカミの森が完成したのは2008年6月となります。そこに住むのはシンリンオオカミで、カナダやアメリカに多く生息している種類です。
目を閉じてじっとしている姿は、まるでかわいい犬のようにも見えます。
しかし目を開けて周囲をうかがう様子は、まさにオオカミの迫力!
オオカミの森は今から100年前の北海道の大自然をイメージして作られていますので、その雰囲気を楽しみましょう。
もうじゅう館とオオカミの森の中間付近にあるのが、シロフクロウ舎です。真っ白な姿がとても美しいシロフクロウですが、時にはまるで人間のようにアクビをすることも。
シロフクロウの生息域はツンドラ地帯となり、日本では動物園でしか見ることが出来ない美しい姿をじっくりと観察してみて下さい。
オオカミの森からさらに進むとエゾシカの森があり、その先はシマフクロウ舎となります。シマフクロウは北海道の中央から北に生息する種類です。
日本国内のフクロウの中では最大となり、大きいものでは羽を広げると190cmにもなることがあるのです。キリッとした表情は野性味あふれ、力強さが感じられるのではないでしょうか。
片目を開けて、周囲の様子をうかがうのはエゾフクロウです。まるで人間のように器用なしぐさは、とても愛嬌があります。
エゾフクロウはアイヌ語ではクンネレクカムイやイソサンケカムイと呼ばれ、どちらにも共通するのはカムイという表現。カムイとは神、あるいは神格を有する霊的存在との意味があり、エゾフクロウは神秘的な鳥として敬われてきたのです。
いかがでしたか?正門を入り、園内の右側に進むコースを紹介しました。なお、旭山動物園には数多くの動物があり、今回紹介したコースは一部にすぎませんので、観光では1日を確保することをお勧めします。じっくりと生き物たちの様子を楽しみましょう。
最後に、その他の北海道の見どころについて、下記の関連MEMOに5つ選びリンクしています。ぜひ、旅行の参考としてみて下さい。
住所:北海道旭川市東旭川町倉沼
電話番号:0166-36-1104
アクセス:
新千歳空港駅から札幌駅まで快速列車で約40分
札幌駅から旭川駅まで特急列車で約1時間30分
2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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