危機遺産から復活!クロアチアの「プリトヴィツェ湖群国立公園」

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危機遺産から復活!クロアチアの「プリトヴィツェ湖群国立公園」

危機遺産から復活!クロアチアの「プリトヴィツェ湖群国立公園」

更新日:2019/03/20 15:57

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家

クロアチアの国立公園の1つ「プリトヴィツェ湖群国立公園」は、1990年代の内戦による被害により、一時は危機遺産に指定されたこともある歴史を抱えています。

現在は、エメラルドグリーンやブルーの大小16の湖と92の滝が幻想的な景観を取り戻し、ユネスコの世界遺産に登録されています。板張りの散策路や湖船からは、底まで澄み切った緑や青の水の中を、魚や水鳥たちが泳ぎ回る大自然の風景を堪能できます。

エメラルドグリーンの幻想的風景が魅了する国立公園

エメラルドグリーンの幻想的風景が魅了する国立公園

写真:Hiroko Oji

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クロアチアは、美しい紺碧のアドリア海と沿岸に広がる古い町並みが魅力を持つリゾート地として、近年人気が高まるばかり。しかし、1990年には独立戦争が勃発し、ことごとく美しい風景が壊された悲しい過去を持っています。

プリトヴィツェ湖群国立公園も例外ではありませんでした。1979年に世界遺産に登録されたのですが、戦争の被害により、一時(1992年〜1999年)は「危険にさらされている世界遺産リスト」に登録されたのです。その後、精力的な修復が行われ、現在はエメラルドグリーンの幻想的で美しい湖群国立公園の姿に復活し、自然遺産として登録されています。

エメラルドグリーンの幻想的風景が魅了する国立公園

写真:Hiroko Oji

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プリトヴィツェ湖群国立公園は首都のザグレブから南へ約110kmに位置しており、2時間もかからずに訪れることができます。

国立公園の入り口は2か所あり、バスは北の入り口(Entrance1)を通り過ぎて、中ほどにある入り口(Entrance2)前で停車します。バス停周辺は緑の木々に囲まれた辺鄙な風景ですが、少し中へ入るとホテルの建物が見えてきます。

園内にあるホテルは3軒。ザグレブや近郊の町から日帰り観光も可能ですが、できれば少なくとも1泊はして、この大自然の素晴らしさを味わっていただきたいものです。

エメラルドグリーンの幻想的風景が魅了する国立公園

写真:Hiroko Oji

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公園内に入るにはまずチケット売り場へ。チケットには簡単な地図といくつかのモデルコースが記載されています。園内には所々に地図や案内表示もありますが、このチケットの表示はかなり役立ちます。

園内の移動はバスや船でも

園内の移動はバスや船でも

写真:Hiroko Oji

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公園内の移動は、散策路やハイキングコースが設置されていて徒歩で十分です。しかし、少し楽をしたいときや、そんなに歩けないよ!とか、時間に余裕がないよ!とかいうときにも利用できる移動手段があります。

先ずは園内を走るエコロジーバス。Entrance1より南へ300メートル下ったあたりにあるST1から南へST2(Entrance2近く)〜4と4か所にバス停があります。入園券を持っていれば自由に乗り降りできますが、いちいちチェックすることはありません。

園内の移動はバスや船でも

写真:Hiroko Oji

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もう一つの移動手段は湖上を走る遊覧船。コジャック湖(Jezero kozjak)の南端の船着き場P1とすぐ向かいのP2、コジャック湖北端のP3との間を移動できます。

園内の移動はバスや船でも

写真:Hiroko Oji

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湖上からの眺めもなかなかのもの。湖を取り囲む森を見上げながら、水中の澄み切った様子を楽しみながらの移動も忘れられないひと時となることでしょう。

様々な色合いの湖

様々な色合いの湖

写真:Hiroko Oji

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一口にエメラルドグリーンと言っても、大小16の湖たちはそれぞれ微妙な色合いを見せてくれています。

森の中に点在する高低差のある湖をつなぐ散策路やハイキングコースを歩きながら、水面と同じ高さやかなり高い位置からなど、色々な角度から眺めが楽しめます。特に、標高639メートルから150メートルまで階段状の滝がつないでいる湖は最大の見所と言えるでしょう。

様々な色合いの湖

写真:Hiroko Oji

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グリーンばかりでなく美しいミルキーブルーの湖もありますよ。

様々な色合いの湖

写真:Hiroko Oji

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また、南端の方には黄色がかったグリーンの湖もあります。どの湖でも水中をすいすい泳ぐ小さな魚や水鳥たちの姿が楽しめます。

大小の滝でマイナスイオンを!

大小の滝でマイナスイオンを!

写真:Hiroko Oji

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公園内では、湖をつなぐ92か所におよぶ滝も見どころとなっています。

森の中を蛇行しながら流れるプリトヴィツェ川とコラナ川が合流して一つの湖に流れ込む地点には、ヴェリキ・スラップ(Veliki Slap)というプリトヴィツェでは最大落差78メートルの滝があります。水しぶきを浴びるまで近づくとかなりの迫力があります。

大小の滝でマイナスイオンを!

写真:Hiroko Oji

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ヴェリキ・スラップから段差のある湖が連なる風景を見ながら湖畔沿いの山道を進むと、ミラノヴァク(Milanovac)という滝にやってきます。

落差は10メートルほどですが、ミルキーブルーの湖のそばに幅のある水の流れ落ちる滝がそれ。苔生した岩の上を流れる様子を見ているだけでも、心身ともに洗い清められる感じがします。

大小の滝でマイナスイオンを!

写真:Hiroko Oji

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ST3とST4の中間くらいには、いくつもの滝が清らかな音を立てて水しぶきを上げています。

このうちの一つの滝は、幾筋もの水の流れが集まり、流れ落ちる先は黄緑色に近い湖。澄み切った水中には魚たちと共に、大昔から底に沈んでいる植物の姿もあり、その時代にタイムスリップしたかのような物静かな雰囲気が漂っています。

湖や滝や洞窟をつなぐ散策路

湖や滝や洞窟をつなぐ散策路

写真:Hiroko Oji

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湖畔沿いや水上に取り付けられている板張りの散策路をたどって、園内を移動することができます。足元にはたくさんの小さなお魚たち。悠々と泳ぐ姿に心が癒されます。

湖や滝や洞窟をつなぐ散策路

写真:Hiroko Oji

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湖を取り囲む森の中にも、散策路やハイキングコースが設置されており、滝の裏側に回って、流れ落ちる水越しに風景を楽しめる地点もあります。

湖や滝や洞窟をつなぐ散策路

写真:Hiroko Oji

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また山道から続く散策路を下ると洞窟にも行くことができます。ひんやりした空気に触れ、ちょっと異空間な雰囲気を味わって地上に戻ってきてくださいね。

プリトヴィツェ湖群国立公園は、場所によって違う色合いの湖と共にマイナスイオンいっぱいの大小の滝、水中の生き物たちなどによって幻想的な世界が堪能できます。また、緑にあふれた夏季はもとより、雪に覆われ、氷の世界と化した冬季の風景も素晴らしいところです。ぜひ宿泊して時間にゆとりをもった滞在をお楽しみください。

プリトヴィツェ湖群国立公園の基本情報

住所:VH8J+5R Plitvicki Ljeskovac
電話番号:+385-53-751-015
アクセス:ザグレブからバスで2時間前後
開園時間:9:00〜17:00 年中無休

2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。



掲載内容は執筆時点のものです。 2007/07/31−2007/08/02 訪問

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