写真:村松 佐保
地図を見る小説の舞台となっている音無橋は、JR王子駅前にあります。橋を下りると、風情溢れる『音無親水公園』が広がり、浮世絵にも数多く描かれているほどの景勝地です。このあたり一帯は浅見光彦の幼い頃の遊び場でした。
東京小平市から流れてきている石神井川は、北区付近では「音無川」と呼ばれています。戦後の経済復興の際、生活排水などで川が汚れましたが、洪水の被害を防ぐ目的で護岸工事が行われ、新たに『音無親水公園』として生まれ変わりました。今では四季を楽しめる公園として多くの方々から親しまれています。
深さ10cm〜20cmの川にちょろちょろ流れる水の音や水車に心が落ち着きます。夏になるとお子様たちの遊び場としても賑わっています。都会の騒音から逃れ、ちょっと一休みできる貴重な場所です。
光彦にゆかりの深い『音無親水公園』で散策を楽しんでください!
写真:村松 佐保
地図を見るJR王子駅前にこんもり広がる緑の山が、浅見光彦シリーズでもお馴染の『飛鳥山公園』です。明治6年に日本最初の公園として指定され、現在も「憩いと出会い」の場として親しまれています。
東京一低いと言われている飛鳥山に登るには、小説のように風情を味わいながら石段を登ることもできますし、大人気の無料モノレール(あすかパークレール)のかわいいゴンドラで登ることもできます。どちらもおすすめです!
公園内は季節の木々や花々で溢れています。飛鳥山は桜で有名ですが、ほかにもつつじやあじさいなどが植えられていますのでシーズンを楽しめます。筆者が訪れたときは、花壇いっぱいに植えられたパンジーが迎えてくれました。
またお子様の遊び場「こどもらんど」もあり、大きなお城の遊具やSL、都電の実物なども大人気!疲れたら敷地内の3つの博物館「北区飛鳥山博物館」「紙の博物館」「渋沢史料館」でゆったり鑑賞タイムもおすすめです!
写真:村松 佐保
地図を見るファンならぜひ一度は訪れてみたい「みたらし団子」で有名な『平塚亭つるおか』。光彦の母が大好物!母を籠絡するにはこれに限るそうです。
本郷通りを歩いていると目に入って来る昔ながらの外観にホッとします。なんと大正時代の初めから老舗甘味処としてずっと愛され続けてきました。ご近所の方ばかりではなく、遠方から訪れる浅見光彦ファンもとても多いそうです。
みたらし団子のほかにも、あん団子、柏餅、大福、赤飯・・・と美味しそうな和菓子が並んでいます。団子もあんもすべて自家製。作りたての軟らかさに上品な甘さがたまらない!
店内には椅子が数脚置かれていますので、その場でいただくこともできます。壁に貼られている内田康夫氏やテレビドラマのポスター。ファンにとってはたまらないですね!店の方もとても気さくにお話ししてくださいます。団子も人も最高です!
写真:村松 佐保
地図を見る浅見家からとても近く、小説にはなくてはならない『平塚神社』。本郷通りから200メートルほど参道を歩くと正面に堂々と本殿が構えています。途中にある駐車場を通り過ぎるとき、光彦の白いソアラが停まっているかと錯覚してしまうかもしれません。
都内とは思えないほど深い木立に囲まれた歴史ある神社です。御祭神は「源義家」「源義綱」「源義光」。開運厄除・交通安全・スポーツ上達・就職や昇進などのご利益に、毎年多くの方々が訪れています。
行事も多く、毎月1日と15日に月次祭(つきなみのまつり)、またランドセル祈願祭や、七五三、大祓(おおはらえ)(人々の罪やけがれをはらい清める神事)なども執り行われています。
ロケ地として何度も活躍している閑静な神社。お参りにも散策にもおすすめです!
『浅見光彦が住む街』! ファン必見のスポット4選はいかがでしたでしょうか。いたるところに情緒たっぷりの名所が点在するすてきな街北区の舞台をご案内いたしました。小説を思い出しながら、景観を楽しみ、美味しい和菓子をいただく。そんな贅沢な時間を味わってみてください!
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(2023/12/6更新)
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