写真:土庄 雄平
地図を見る今回紹介する「足助町」は愛知県豊田市の東方に位置するこぢんまりとした町です。歴史をさかのぼってみれば、全国的に街道が整備され始めた江戸時代に、伊那街道の物資の中継地として大きな役割を果たしました。特に、様々な地方から運ばれる塩を混ぜ合わせ、運送しやすいように整えた名産品「足助塩」が有名です。
写真:土庄 雄平
地図を見る今でも、当時の「足助町」の繁栄ぶりを物語るかのように、江戸時代の街並みが残されており、国の重要伝統的建造物保存地区にも指定されています。少し散策するだけで、宿場町独特の雰囲気を堪能することができますよ!実際に暮らしていたわけじゃなくても、こういう風景に癒されたり、どこか郷愁を感じるのは日本人の感性なのかもしれませんね。
写真:土庄 雄平
地図を見るそんな足助の街並みに交わるように注ぐ巴川、その岸にモミジ並木が立ち並ぶ風景は「香嵐渓」と呼ばれ、愛知県屈指の景勝地です。特に紅葉の美しさが有名で、11月中旬から下旬には、全国からこの場所の紅葉を観賞しようと多くの人が訪れます。
写真:土庄 雄平
地図を見るもちろん「香嵐渓」の紅葉は筆舌に尽くしがたい美しさですが、少し難点なのは人の多さです。ともすると、ゆっくり紅葉を眺めることもできません。そこで春から夏の時期をおすすめします!
なぜならこの時期は、一番木々の葉が色濃くなるシーズン。紅葉の名所ということは、裏返せば青紅葉も美しいということを意味します。
写真:土庄 雄平
地図を見る渓流を包み込む一面の緑がとても美しく癒されます。木漏れ日の具合によって、葉の明暗が分かれるのもまた一興です。カメラを片手に、のんびりと気の赴くまま歩くだけで、心休まる時間になること間違いなし!
写真:土庄 雄平
地図を見るさて春から夏の「香嵐渓」に訪れた時、ぜひ巴川の中へ足を入れてみてください!なぜなら、この川はとても水が綺麗な上、水深が浅いため、涼むにはもってこいだからです。
少し気温が高くなってくる5月〜6月がベストシーズンでしょう!まだ人も多くなく、情緒が損なわれることなく自然を思いっきり感じられる点が嬉しいですね。
写真:土庄 雄平
地図を見る実際に歩くことができるエリアは巴川と矢作川の合流点から、「香嵐渓」の顔となっている朱色の「待月橋」までです。美しい緑を眺めながら、冷たい水の中を進んでいくのは飛びっきり気持ち良いですよ!
写真:土庄 雄平
地図を見る全国的に見ても紅葉の名所として知られる足助町の「香嵐渓」ですが、実はこれまで紹介してきた通り、それ以外のシーズンでも美しい景色を見せてくれます。特に、春から夏にかけては、モミジがより一層青々しく染まり、渓流との涼やかかつ癒しのコラボレーションを見せてくれます。オフシーズンは人が少なく、穴場の「香嵐渓」へ自然の美しさを感じに出かけてみませんか?
住所:愛知県豊田市足助町飯盛
アクセス:
車利用の場合
東海環状自動車道 豊田勘八IC下車、国道153号飯田方面へ13キロ
猿投グリーンロード力石IC下車、国道153号飯田方面へ9キロ
バス利用の場合
名鉄三河線 豊田市駅下車、名鉄バス矢並線(足助行)約45分
名鉄名古屋本線 東岡崎駅下車、名鉄バス岡崎・足助線(足助行)約70分
2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
土庄 雄平
1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤務しながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。山岳雑…
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