府内城跡は桜の数こそ多くありませんが、堀の水面に映るお城と桜の風景がひときわ美しく、中心市街地にあるため、例年多くの花見客で賑わいます。
府内城は、慶長7年(1602年)に竹中重利によって建てられました。寛保3年(1743年)の大火で多くの建物が焼失しましたが、その後は再建されず、現在では堀、石垣、土塀、天守台、櫓2棟が残っており、県指定史跡になっています。
<府内城址の基本情報>
住所:大分県大分市荷揚町4
アクセス:JR大分駅から車で約7分
写真:小野 浩幸
地図を見る府内城跡から東へ1kmほど歩くと、大分川に着きます。この河川敷に沿って見事な桜並木が続きます。川沿いはジョギングやウォーキングをする人も多く、桜や菜の花を楽しみながら爽やかな汗を流しています。
写真:小野 浩幸
地図を見る大分川で特にお薦めしたいのが河口付近(右岸)へ続く桜並木です。満開を迎えると桜吹雪の舞う幻想的な景色を見ることができます。
<大分川河川敷桜並木の基本情報>
住所:大分県大分市舞鶴町
アクセス:JR大分駅から車で約10分
写真:小野 浩幸
地図を見る平和市民公園は、能楽堂や武漢の森、国際交流広場なども備えた総合公園です。園内を流れる裏川沿いには、800本以上のソメイヨシノや八重桜が植えられており、大型駐車場もあることから桜の季節には大勢の人で賑わいます。大分市を代表する花見の名所です。
<平和市民公園の基本情報>
住所:大分県大分市萩原緑町
アクセス:JR大分駅から車で約10分
写真:小野 浩幸
地図を見る最後にご紹介するのは、牡丹桜(八重桜)で有名な一心寺。谷間に絨毯のように咲き広がる1,000本以上の牡丹桜は、圧巻のひとことです。「桜の雲海」とか「現代の桃源郷」と称されているのも良くわかりますね。植樹されている桜は、関山、普賢象、一葉、松月、大提灯、紅豊(赤)、鬱金(黄色)や御衣黄(緑)など8種類。
毎年、見頃を迎える4月上旬から下旬には「ぼたん桜雲海祭り」が開かれ、多くの参拝客や写真愛好家で賑わいます。名物の桜餅は、すぐに売り切れてしまうほどの人気です。
写真:小野 浩幸
地図を見るまた、高さ20mの日本最大の不動明王像や17mの薬師観音像、日本一の大きさを誇る本堂内の念仏鐘、釈迦涅槃像、1250年ほど前につくられたという不動尊など、貴重な仏像も多くたいへん見ごたえのあるお寺です。
写真:小野 浩幸
地図を見る<一心寺の基本情報>
住所:大分県大分市廻栖野(めぐすの)1305
電話番号:097-541-3029
拝観料:大人(中学生以上)800円、小人(小学生以上)200円、幼稚園以下無料
アクセス:JR大分駅より車で約35分
大分市の桜スポットはいかがだったでしょうか。まだまだ他にも桜の名所がありますが、自信を持っておすすめできるスポットを厳選しました。名物の「とり天」や「吉野の鶏めし」をお弁当に出かけてみてはいかがでしょう。
2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
小野 浩幸
地元の大分県を中心に九州のあちこちに出かけています。心を奪われるような風景、磨崖仏や隠れキリシタン史跡などのミステリアスなスポット、神社や寺院にある不思議な造形の彫刻などを巡っております。
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