尾道観光1日モデルコース!千光寺・猫の細道・商店街をめぐる旅

尾道観光1日モデルコース!千光寺・猫の細道・商店街をめぐる旅

更新日:2019/03/29 17:17

森 のこのプロフィール写真 森 のこ おもに1人旅専門の旅行ライター、元編集者
尾道を一望できる「千光寺」に、猫モチーフだらけの「猫の細道」、尾道帆布のショップをはじめ個性的なお店が並ぶ尾道本通り商店街など、見どころ豊富な尾道の街。尾道観光で外せない名所を押さえた、1日モデルコースをご紹介します!

午前:尾道水道を一望できる千光寺〜猫の細道へ

午前:尾道水道を一望できる千光寺〜猫の細道へ

写真:森 のこ

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尾道に到着したら、まずは尾道一有名なスポット「千光寺」を訪れましょう。高台に位置する大同元年(806年)創建のお寺で、千手観音をご本尊として祀っている寺院です。

千光寺までは千光寺ロープウェイあるいは車でのアクセスが便利。車の場合は千光寺公園内駐車場(駐車料600円)に車を停められます。

午前:尾道水道を一望できる千光寺〜猫の細道へ

写真:森 のこ

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千光寺の魅力は、なによりこの展望!尾道の街と、対岸の向島の間の海峡「尾道水道」を一望できるビュースポットです。東にはしまなみ海道も見え、海道がつなぐ島々まで見渡すことができます。

<千光寺の基本情報>
住所:広島県尾道市東土堂町15-1
電話番号:0848-23-2310
アクセス:ロープウェイで3分

午前:尾道水道を一望できる千光寺〜猫の細道へ

写真:森 のこ

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千光寺本堂下にある石段を5分ほど下ると、「猫の細道」という名がつけられた細い路地に出ます。尾道出身の画家・園山春二さんが海で拾ったまん丸の石に猫を描いた“福石猫”を路地に置いたことをきっかけに、「猫の細道」と呼ばれるようになった小路です。

小路沿いには、「招き猫美術館」やねこグッズを扱うお店、独特な雰囲気のあるカフェなど、ちょっと覗いてみたくなるショップがいろいろ。

また福石猫以外にもあちこちに猫のモチーフが見られ、そして運が良ければ本物の猫にも出会える、猫好き必見のスポットです。

<猫の細道の基本情報>
住所:広島県尾道市東土堂町19-26
アクセス:千光寺から徒歩5分、尾道駅から徒歩20分弱

ランチ:明治12年創業の老舗・天狗寿司で名物ランチ!

ランチ:明治12年創業の老舗・天狗寿司で名物ランチ!

写真:森 のこ

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尾道でのランチは、尾道本通り商店街にある創業明治12年(1879年)の老舗「天狗寿司」がおすすめ。

瀬戸内で獲れた新鮮な地穴子と小海老のおぼろ(注:そぼろを細かくほぐしたもの)がのせられた「箱寿司」と、箱寿司と同じく、穴子に小海老のおぼろなどの具材を巻いた「巻き寿司」をセットにした、「箱巻寿司」が名物です。

ランチ:明治12年創業の老舗・天狗寿司で名物ランチ!

写真:森 のこ

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箱寿司の穴子は香ばしく焼き上げられ、甘辛いタレで味つけられています。しっとりした小海老のおぼろは上品な甘さで、海老の香りもしっかり残っており風味豊か。見た目にもきれいなお寿司です。

巻き寿司の具は穴子、小海老のほかに、あさり、玉子、しいたけ、かんぴょう、三つ葉の計7種類。特にあさりが入っているのがめずらしく、他にはない味わいの巻き寿司です。

上の写真はお持ち帰り用に包んでもらったものですが、もちろん店内でもいただけますよ。

<天狗寿司の基本情報>
住所:広島県尾道市土堂1丁目4-14
電話番号:0848-22-4608
アクセス:尾道駅から徒歩10分

午後:尾道本通り商店街でお土産を買ってカフェで一休み

午後:尾道本通り商店街でお土産を買ってカフェで一休み

写真:森 のこ

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天狗寿司がある尾道本通り商店街は、全長1.2kmの長さの商店街で、ここにしかないユニークなお店が集まっています。時間をたっぷりとって、商店街を散策してみましょう。

おすすめのお店はたくさんありますが、尾道本通り商店街の有名店「ゆーゆー」は外せないお店。「大和湯」という昔の銭湯をリニューアルしたショップで、店構えは銭湯そのままに、カフェと尾道名物を扱うショップを併設しています。

尾道ラーメンや瀬戸内産の柑橘類を使ったジュースにゼリーなど、尾道らしいグルメが揃っているのでお土産購入にも、カフェでランチ後の飲み物やデザートをいただきに立ち寄るのもおすすめ。

<ゆーゆーの基本情報>
住所:広島県尾道市土堂1丁目3-20
電話番号:0848-25-5505
アクセス:尾道駅から徒歩10分

午後:尾道本通り商店街でお土産を買ってカフェで一休み

写真:森 のこ

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「工房尾道帆布」もぜひ行っておきたいお店の一つ。尾道の対岸にある向島で織られた、希少な帆布を使ったポーチやバッグなどが購入できるショップです。

帆布はとても丈夫で、使えば使うほど味が出るのも特長。旅の思い出にお気に入りのバッグを購入するのも良いですし、手頃なポーチなら数百円台から購入できるのでお土産に購入するのもおすすめです。

<工房尾道帆布の基本情報>
住所:広島県尾道市土堂2丁目1-16
電話番号:0848-24-0807
アクセス:尾道駅から徒歩12分

午後:尾道本通り商店街でお土産を買ってカフェで一休み

写真:森 のこ

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尾道在住、あるいは尾道にゆかりのある作家さんの作品だけを集めた「おのみちクリエーターズマーケット」もおすすめのショップ。バッグやアクセサリー、雑貨など、個性的な作品が小さなお店のなかにたくさん並べられています。ここでしか出会えないお気に入りの一品を、ぜひ見つけてくださいね。

これらのお店以外にも、尾道で働く人々に1年間履いてもらって完成させる「尾道デニム」のショップや、「あなごのねどこ」というユニークな名前のゲストハウスに併設する「あくびカフェ」、いつも行列ができている人気のクレープ屋さん「エタニティ」に、早い時間に行かないとあっという間に売り切れてしまう「パン屋航路」など、尾道本通り商店街は個性豊かな気になるお店だらけ!ぜひ時間の許す限り商店街をぶらぶらしてみてください。

<おのみちクリエーターズマーケットの基本情報>
住所:広島県尾道市土堂1丁目4-20
電話番号:090-4301-0388
アクセス:尾道駅から徒歩10分

夕方:穴場の展望スポット・鳴滝山展望台あるいは尾道城へ!

夕方:穴場の展望スポット・鳴滝山展望台あるいは尾道城へ!

写真:森 のこ

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尾道の市街地に位置する、標高402mの鳴滝山の上に作られた鳴滝山展望台。東は尾道市街から西は生口島まで、眼下に広大なパノラマの景色を一望できます。尾道一の展望スポットで、尾道観光の最後に立ち寄りたい名所です。

夕方:穴場の展望スポット・鳴滝山展望台あるいは尾道城へ!

写真:森 のこ

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鳴滝山展望台はくねくねした山道の先にあり、バスなどの公共交通が通っていないため、訪れるには車が必須です。対向車とすれ違えないほどの細い道も通行するので、くれぐれも気をつけて運転しましょう。

<鳴滝山展望台の基本情報>
住所:広島県尾道市吉和町
アクセス:尾道駅から車で20〜30分

夕方:穴場の展望スポット・鳴滝山展望台あるいは尾道城へ!

写真:森 のこ

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車の手配が難しく、鳴滝山展望台へ行くのは難しいという方は、最後に尾道城を目指してみてはいかがでしょうか?尾道駅北側の丘の上、千光寺近くに位置し、尾道駅周辺から北の方向を見上げると目に飛び込んでくるお城です。

尾道城は実は本物のお城というわけではなく、かつて博物館として造られた、あくまで天守閣風の建物。今はすでに博物館が閉鎖され、廃墟になってしまっていますが、尾道の珍スポットとして、密かな人気を集めています。

<尾道城の基本情報>
住所:広島県尾道市三軒家町22-29
アクセス:尾道駅から徒歩25分、千光寺山ロープウェイ山頂駅から徒歩10分

猫の気分で尾道の街を探検しよう!

尾道の街は猫の細道をはじめとした狭い路地が多く、気の向くままに歩いてみると、思わぬ出会いがあることも。

今回は王道のスポットをメインに厳選してご紹介しましたが、すべて巡ってもまだ時間に余裕がある、という時には探検気分でちょっと路地に迷い込んでみると、あなただけのお気に入りの場所を見つけられるかもしれません。

猫の街でもある尾道で、ぜひあなたも猫の気分で散策を楽しんでみてくださいね。

2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/03/16 訪問

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