写真:陽月 よつか
地図を見る奈良県立万葉文化館があるのは、日本古代の文化と歴史ロマンの地である奈良・飛鳥。今も豊かな自然を保つこの土地は、日本最古の歌集・万葉集に詠まれた風土や景観が多く残っていることから、万葉のふるさとと呼ばれています。
万葉文化館は万葉集をテーマにしたミュージアム。こちらでは、新元号の出典である万葉集の美しい歌の数々や万葉文化などを、楽しく学び、遊び、体験することができるのです。
写真:陽月 よつか
地図を見る万葉文化館は体感型の展示がたくさん! 万葉集の歌を一つも知らなくても、見て・聞いて・触ってと五感で親しむことができるのが大きな特徴。そのため大人から子どもまで、万葉集を知らない人から詳しい人まで楽しめますよ。
地下1Fの一般展示室は、豪華な展示内容ながら入館無料。入口はわらべ歌やいろは歌、標語から言葉遊びまで様々な歌の形を辿っていく形となっています。映像や光の演出の中を歩きながら、まるでタイムスリップしていくように万葉の世界へと入って行くのです。
写真:陽月 よつか
地図を見る展示室へと足を踏み入れると、…おや、誰かいる? なんとこれは全て等身大の人形。「歌の広場」ではそのまま万葉の世界が再現されているのです。衣服や楽器などはもちろん、人々の身長や市の様子など細部まで細かく時代考証が行き届いており、まるで万葉の世界へ実際に訪れたかのようですよ。写真撮影もOK。
周囲の小屋にも仕掛けがたくさん。ジオラマ投影で見る物語やアニメのショートフィルム、遊びながら詳しくなれる万葉クイズや古代音楽の再現、人形にタッチパネルで質問できる「万葉びとの暮らしインタビュー」など、幅広く楽しめる仕掛けが用意されています。その量は膨大な上に一部は定期的に展示替えも行われるので、毎月のように訪れる歴史ファンもいるほどです。
提供元:奈良県立万葉文化館
地図を見る朱雀門をイメージした入口の奥にある「万葉劇場」も観覧無料です。特に会場全体を使い人形や映像・特殊照明などを駆使して表現される、創作歌劇「額田王(ぬかたのおおきみ)」「柿本人麻呂」は臨場感たっぷり!
上映作品は全3作。上記2作品と、万葉初心者におすすめの明日香ゆかりの歌の数々で綴られるアニメーション映像「万葉のふるさと」が楽しめます。どれも10〜15分ほどの長さなので、上映時刻をチェックしておけば1日で全制覇もOK。
写真:陽月 よつか
地図を見る万葉世界のしめくくりには「さやけしルーム」へぜひどうぞ。こちらは万葉の一日を光と立体音響で体感することができる癒しの部屋。一日の朝から夕への移り変わりが、雅楽器の音色や鳥や虫の声、雨風の自然音、ゆっくりと茜に暮れてゆく照明などで表現され、夜には頭上いっぱいに世界最古の星図と言われるキトラ古墳天文図が美しく輝きます。
上映時間は約10分。リクライニングチェアでくつろぎながら、自然の移り変わりや自然現象を詠んだ万葉集の歌の世界を自分の中に感じ取ってみてくださいね。
写真:陽月 よつか
地図を見る1Fには日本画展示室。こちらは観覧料が必要となり、年に6回程度の頻度で展覧会が開催されます。展示内容はテーマによりますが、主に中心となるのは万葉文化館の所蔵する万葉歌をモチーフとした日本画154点。平山郁夫、加山又造、片岡球子など、現代画壇を代表する画家たちの描く美しい万葉集の世界を、様々なテーマで楽しむことができるのです。
写真:陽月 よつか
地図を見る2019年3月9日(土)〜5月6日(月・祝)には、特別展「近代美人画の精華−培広庵コレクションによる−」が開催中。近年発見された竹久夢二の屏風絵『投扇興』を始め、全79件が展示されています。日本画は難しいんじゃないか、格調高くてとっつきにくいんじゃないか…そんな風に思ってしまう方ほどぜひご覧あれ。絵の中の美女たちの美貌、色気、可愛らしさに、知らず知らずのうちにとりこになりますよ。
写真:陽月 よつか
地図を見る地下の特別展示室では、「飛鳥池工房遺跡」の発掘成果を展示。飛鳥池工房遺跡は日本最初の鋳造銭とされる富本銭(ふほんせん)が作られていた場所、いわば日本最初の造幣局ですが、なんとその遺跡は万葉文化館の敷地内。万葉文化館建設のために平成3年(1991)年に事前発掘調査をしたことで発見された遺跡なのです。そのため、万葉文化館の建物は遺跡の中心部分を避ける形で建設されています。
こちらの部屋では出土品のレプリカなどを、時代背景などの解説と共に見ることができます。
写真:陽月 よつか
地図を見る更に万葉文化館の庭園「万葉庭園」では、飛鳥池工房遺跡の一部を復原したものが実際に公開されています。遺跡の発掘調査時の状態を実物大で復原したものもあり、直接歩いて回ることができるため、遺跡のスケールを体感することができますよ。また見学のみとなりますが、建物の渡り廊下の下となる中庭部分には炉跡群の復原展示も。
写真:陽月 よつか
地図を見る万葉庭園は遺跡を含め、約6000坪の大規模な庭園。万葉集約4500首の中には植物を詠んだ歌が約2000首・植物の種類としては約170種類が詠まれていますが、万葉庭園ではそのうち約40種類の植物を見ることができます。桜や梅のほか、かえでややまぶき、なでしこや椿など、年間を通して万葉の花を楽しめますよ。
写真:陽月 よつか
地図を見る見どころたくさんの万葉文化館、途中休憩には館内のカフェレストラン「CURRYON(カリオン)」へどうぞ。一面の窓からは万葉庭園や耳成山までパノラマで見渡せます。
メニューはTVでも多数取り上げられている人気の「明日香野菜カレー」や「明日香野菜のサラダパフェ」など、明日香野菜や大和野菜がたっぷりなのが特徴。万葉集や明日香村の遺跡をイメージしたオリジナルメニューです。
写真:陽月 よつか
地図を見るミュージアムショップでオリジナルグッズを覗くのもお忘れなく。「奈良県立万葉文化館」オリジナルのトートバッグや奈良ふきんなどの他、明日香限定グッズ、奈良のゆるキャラグッズなどもありますよ。もちろん所蔵品の華麗な美術品たちのポストカードやクリアファイルもあり。
万葉集の面白さ・奥深さに触れられる万葉文化館。無料の万葉の衣裳体験や富本銭作りなど、折々にイベントも開催しています。美しい日本古来の歌世界で遊び・学び・楽しむ一日、ぜひ体験してみてくださいね。
また新元号「令和」が万葉集にちなんでつけられたことを記念し、2019年5月1日(水・祝)には「万葉集をよむ 特別講座」が開催。5月1日(水・祝)から6月30日(日)には特別企画展示も行われます。特に「令和」ゆかりの美しい万葉日本画はぜひお見逃しなく!
住所:奈良県高市郡明日香村飛鳥10
電話番号:0744-54-1850
アクセス:近鉄「橿原神宮前」駅東口からバス「万葉文化館西口」下車すぐ
開館時間:10:00〜17:30(入館は17:00まで)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日の平日)、年末年始、展示替日
2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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