京都・青蓮院門跡で雅な香りに誘われる春のライトアップ

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京都・青蓮院門跡で雅な香りに誘われる春のライトアップ

京都・青蓮院門跡で雅な香りに誘われる春のライトアップ

更新日:2019/03/30 12:14

Belle Churakoのプロフィール写真 Belle Churako 禁煙旅行推進ライター、素敵カフェ・レストラン発掘人

京都の季節の風物詩ともなった青蓮院門跡のライトアップ。2019年春は3回の日程に分けて行われます。第1回目は京都・花灯路に合わせて、第2回目は桜の開花、そして第3回目は新緑とツツジの時期です。ライトに照らされた庭園は、殿舎内からと庭園の中を直に散策して楽しむことができるようになっています。また「粟田御所」と呼ばれる青蓮院門跡ならではの、雅なお香の仕掛けも楽しめますよ。

青蓮院門跡・雅な香りに包まれる夜の特別拝観

青蓮院門跡・雅な香りに包まれる夜の特別拝観

写真:Belle Churako

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青蓮院門跡の夜間の特別拝観(ライトアップ)入口は薬医門から。天然記念物の楠が出迎えてくれます。有名な青蓮院門跡の楠は全部で5本。うち3本がこちらの門前にあり、残り2本は宸殿の庭向かいにある鐘楼の両隣にあります。

青蓮院門跡・雅な香りに包まれる夜の特別拝観

写真:Belle Churako

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春のライトアップというと桜を連想しますが、青蓮院門跡の桜があるのは四脚門。こちらは入口ではありませんが、見事な桜が春には咲きますので、開花時期のライトアップでは、庭園の明かりに美しく照らされた様子をみることができます。

青蓮院門跡・雅な香りに包まれる夜の特別拝観

写真:Belle Churako

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青蓮院門跡のライトアップで特徴的なのが、敷地内に古式ゆかしきお香を焚きしめていること。門の外からも感じられるくゆりが、これからはじまる優雅なひと時を期待させてくれますよ。

お香は京都の老舗「松栄堂」のもので、門の入口には、残り香も気品の高い「天平」、本堂には荘厳な香りの「室町」、庭園の入口には白檀の香りが感じられる「白川」と三種類が準備されています(お香の種類はその時の状況により変更される場合があります)。景色の移り変わりとともに、香りの移り変わりも楽しめるという仕掛けは、青蓮院門跡ならではのもの。江戸時代には後桜町上皇の仮の御所とされ、「粟田御所」とも呼ばれた青蓮院門跡、当時もこのように雅な香りに包まれていたのでしょうね。

青蓮院門跡・夜の特別拝観の流れ

青蓮院門跡・夜の特別拝観の流れ

提供元:天台宗 青蓮院門跡

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青蓮院門跡のライトアップの順序は一方通行。まずは履き物を脱いで宸殿(しんでん)→小御所→華頂殿の順に殿舎をまわります。
写真は宸殿(しんでん)の廊下からの光景。宸殿とは、門主(住職)が皇室もしくは摂関家によって受け継がれてきた青蓮院のような門跡寺院特有のもので、主要な法要を行う場所です。

浄土真宗開祖の親鸞聖人が得度をした場所でもあるため「お得度の間」とも呼ばれています。オリジナルの建物は、徳川家康の孫で、後水尾天皇の女御となった東福門院の御所を移築したもので、現在の宸殿は明治時代に焼失したものを復元。
普通は、ライトアップというと庭園だけを開放する施設が多いのですが、青蓮院門跡では、昼間の拝観と同様、殿舎からと庭園での風景が両方楽しめるのが特徴です。

青蓮院門跡・夜の特別拝観の流れ

写真:Belle Churako

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こちらは華頂殿から眺める、室町時代の絵師・相阿弥(そうあみ)作の築山泉水庭。窓の木枠が名画を引き立たせる額縁のように、庭の美しさを引き立てています。

青蓮院門跡・夜の特別拝観の流れ

写真:Belle Churako

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華頂殿では、土日限定でお抹茶とお菓子をいただくことができます(500円)。見事なお庭のライトアップを眺めながらいただくお茶は格別。殿舎の拝観後に庭園に出たら、一歩通行のルートになっているので、華頂殿には戻ってくることができません。お抹茶をいただきたい場合は、庭園内に出る前にどうぞ。

相阿弥作のお庭から竹林へ、絵画のような世界を散策

相阿弥作のお庭から竹林へ、絵画のような世界を散策

写真:Belle Churako

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それではここから、庭園のライトアップの見どころを厳選してご紹介いたします。まずは相阿弥作の池を配置したお庭。大きな錦鯉が悠々と泳ぐ池を中心にライトアップされています。奥には築山があり、照らし出された竹林がとても幻想的。竹林は散策ルートに入っているので、間近に見ることができます。
第3回目のライトアップ日程では、池の周りにつつじが咲き誇り、鮮やかな色を添えてくれますよ。

相阿弥作のお庭から竹林へ、絵画のような世界を散策

写真:Belle Churako

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相阿弥の庭から先に進む際に、ぜひ一度振り返ってみてほしいのが天上にまっすぐ伸びるライト。こちらは青蓮院門跡のご本尊である熾盛光如来(しじょうこうにょらい)の「光」とご本尊を守護する青不動をイメージしたライトアップ。空に吸い込まれそうな一筋の光が印象的です。このライトは最後の宸殿前のお庭でも見ることができます。

相阿弥作のお庭から竹林へ、絵画のような世界を散策

写真:Belle Churako

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高台に上る途中の階段から、青く照らし出された竹林は、まさに幽玄の美を体現した佇まいです。

青い光に照らし出される見事なライトアップ

青い光に照らし出される見事なライトアップ

写真:Belle Churako

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続いて、竹林をバックに建つ神社、日吉社。竹林の青と、鳥居の向こうの本堂を照らす赤のライトのコントラストが見事です。日吉社は境内の中でも最も高台にありますので、行きすがら振り返って下の庭園を眺めると、木立の隙間から庭園を上から見た風景も楽しめますよ。

青い光に照らし出される見事なライトアップ

提供元:天台宗 青蓮院門跡

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ライトアップ最後の場所である宸殿の庭。まるで星屑を散りばめたように点灯するライトは、先ほど宸殿の中から見た場合と、宸殿をバックにした場合の見え方の違いに注目です。宸殿前には、左近の桜・右近の橘が植えられており、春のライトアップは左近の桜が満開になるとより美しく映えます。

苔の絨毯の上に点在する青い光は、星の瞬きのように、殿舎のライトアップと交互に点灯と消灯が行われ、庭と殿舎それぞれが照らし出される変化が楽しめるのです。最初に相阿弥の庭を振り返った際に見えた、天に伸びる一筋の青い光はこちらでも見ることができます。

青い光に照らし出される見事なライトアップ

写真:Belle Churako

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庭の片隅に設けられた鐘楼。こちらを挟んで並び立つのが、門前にあった天然記念物の楠5本のうち残りの2本。写真では青く映し出されていますが、こちらもお庭と同様、壁も一緒に点灯と消灯を繰り返し、さらに楠のライトは色も変化します。青いライトアップと赤いライトアップでは、まったく雰囲気の異なる楠の木を見ることができますので、お庭の周りを歩いている間に、その表情を変える様を堪能できますよ。

3回の日程それぞれに見どころのある、青蓮院門跡の春のライトアップ。京都にいらっしゃる方は、ぜひ一度お出かけになってみてはいかがでしょうか。

青蓮院門跡 2019年春のライトアップの基本情報

住所:京都府京都市東山区粟田口三条坊町69-1
電話番号:075-561-2345
期間:2019年 3月8日(金)〜3月17日(日)/3月29日(金)〜4月7日(日)/4月26日(金)〜5月6日(月・祝) 
時間:18:00〜22:00(21:30受付終了)
入場料:大人800円、小中高生400円

2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/03/27 訪問

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