写真:古屋 江美子
地図を見る小豆島の土庄町本町(とのしょうちょうほんまち)には、昔ながらの細い入り組んだ路地が残っています。まるでリアル巨大迷路のようで、その名も「迷路のまち」と呼ばれています。
写真:古屋 江美子
地図を見る場所は土庄町の中心、小豆島八十八ヶ所霊場第五十八番札所西光寺の周辺の昔懐かしい町並みが残るあたりです。土庄町役場の横に入り口の門があり、門の横には地図もあるので、それを見ると、大体のエリアが把握できます。北側へ進むとエンジェルロード(干潮時だけ現れる島と陸を結ぶ道)に抜けられます。
細い路地は、約700年前の南北朝の動乱の攻防戦に備えて意図的に造られたものであるとか、瀬戸内海の海賊から守るために作られたものであるとかいわれています。
ちなみに「咳をしても一人」という句が有名な孤高の俳人こと尾崎放哉も、この町で句作生活をしていました。それにちなんで町では俳句あんどんも見かけます。
このような街並みが残っているのは全国的にも珍しいです。いろいろな路地に入りたくなりますが、油断をすると本当に迷うので注意。
住宅が立ち並ぶ細い路地や商店街の古いお店など、どこを撮っても絵になります。
写真:古屋 江美子
地図を見るただ歩くだけでも楽しいですが、立ち寄りスポットもいろいろあります。町では明治時代の呉服屋の蔵や元醤油屋の倉庫など、古い建物を利用したアートプロジェクト「MeiPAM(メイパム)」が展開されており、「妖怪美術館」もそのひとつ。妖怪アートなどを展示するユニークなミュージアムで、妖怪画家・柳生忠平さんが館長を務めています。柳生さんの巨大妖怪天井画「モノノケマンダラ」をはじめ、現代に生まれた妖怪造形作品が約100点展示されています。
写真:古屋 江美子
地図を見る妖怪美術館は迷路のまちの案内所も兼ねており、パンフレットなどをもらえます。
<基本情報>
住所:香川県小豆郡土庄町甲405 MeiPAM1
電話番号:0879-62-0221
アクセス:土庄港より 約15分、エンジェルロードより 約7分
写真:古屋 江美子
地図を見るすぐ近くには、雑誌「せとうちスタイル」の公式ショップであるセトノウチ「島モノ家」もあります。瀬戸内や小豆島の特産品を扱っており、セレクトもおしゃれでお土産にもぴったり。同じ敷地内には島自慢の野菜と特産のオリーブ牛を使った定食などが食べられるセトノウチ「島メシ家」もあります。
<基本情報>
住所:香川県小豆郡土庄町甲398
TEL:0879-62-8500
アクセス:土庄港より 約15分、エンジェルロードより 約7分
写真:古屋 江美子
地図を見る迷路のまちの入り口のすぐそば、土庄町役場の向かいある「土渕海峡」もぜひ立ち寄りたいスポットです。世界一短い海峡として、ギネスブックにも登録されています。最小幅は9.93mしかなく簡単にわたることが可能。役場で発行してもらえる横断証明書はいい旅の記念になります(有料、1通100円)。
<基本情報>
住所:香川県小豆郡土庄町甲559-2
アクセス:土庄港より車約5分、土庄港より路線バス約8分(土庄本町下車)
ゆっくり時間が流れる小豆島。「迷路のまち」を歩いていると、慌ただしい日常で疲れた心も、ほっと解きほぐされていくようです。カメラ片手にのんびり歩いてみませんか。
※2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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