写真:かのえ かな
地図を見る日本で初めて海中公園に指定された、日南海中公園。そのエリアの中心である南郷町の海は、九州の中でも特に美しいと評されています。コバルトブルーの海にたくさんの南国植物。南郷町はまさに、「南の楽園」という言葉がぴったりの場所です。
写真:かのえ かな
地図を見るきれいな海があるということは、海の幸の宝庫でもあるということ。南郷町は漁業が盛んで、目井津港に揚げられた新鮮な魚介類を味わうことができます。中でもカツオ一本釣りが有名で、町中の飲食店ではいたる所で「かつおめし」が食べられます。
写真:かのえ かな
地図を見るそんな南郷の海を心ゆくまで満喫できるのが、「マリンビューワーなんごう」です。半潜水式の水中観光船・マリンビューワーなんごうは、海底に潜ることも可能。海上と海底どちらの絶景も楽しめるのが魅力的です。乗船場はJR南郷駅からはタクシーで5分ほどの場所にあり(料金は880円ほど)、無料駐車場もありますよ。
写真:かのえ かな
地図を見るマリンビューワーなんごうは外之浦港から出航!港を出て最初に見えてくるのは、かつお一本釣りに使われる漁船の整備などを行う栄松造船所です。タイミングが合えば、陸揚げされている漁船が見られることも。ここは戦時中、人間魚雷回天の発射基地だったという悲しい歴史を持つ場所でもあります。
写真:かのえ かな
地図を見るさらに海上を進むと海蝕洞窟のある腕島が見えます。日南海岸屈指の景勝地を象徴する腕島は、アニメ『サザエさん』のオープニングに登場したことでも有名です。船が徐々に腕島に近づき、ぽっかりと空いた大きな穴が間近に迫ってきます。
写真:かのえ かな
地図を見る腕島を離れたら黒島や烏帽子島など小さな島々が連なる様子を眺め、最後は日南海岸で最も大きな大島のそばへ。大島には日本初の無筋コンクリート造の建物である鞍埼灯台があり、船からもかすかに白い灯台を確認することができます。鞍埼灯台はなんと、明治17年からずっと海を見守っています。
写真:かのえ かな
地図を見る栄松の沖合に来たら、船はいったんストップ。ここからマリンビューワーなんごうは潜水し、海底の様子を見せてくれます。
写真:かのえ かな
地図を見るアナウンスに従って船の地下に降りると、大きな窓から海中をのぞき込めるようになっています。
写真:かのえ かな
地図を見る目の前に広がるのは天然の水族館!徐々に近づいてくるサンゴや海を自由に泳ぐ熱帯魚たちにワクワクします。熱帯魚は人気のクマノミのほか、シマシマ模様のオヤビッチャ、青くて小さなソラスズメダイなどが泳いでいます。
海のコンディションや出会える熱帯魚たちは、乗船するタイミングでさまざま。これも天然の水族館の良いところです。
写真:かのえ かな
地図を見る海底のサンゴや熱帯魚を見終わったら再び船上へ。するとビックリ!マリンビューワーなんごうがトンビに囲まれています。最後はトンビの餌付けの時間です。
写真:かのえ かな
地図を見るスタッフが投げる餌をめがけてトンビが一斉に急降下。目の前に迫る勢いで、なかなかスリルがあります。写真右下に見えるトンビの餌は、宮崎牛の脂身やすじ肉。日本一に選ばれたブランド牛を食べるとは、なかなか贅沢なトンビです。
写真:かのえ かな
地図を見るトンビといえば人間の食べ物を奪う怖いイメージがありますが、こちらのトンビは船の中に入ってくることがないのでご安心を。しかも彼らは賢く、スタッフが餌やり終了の合図を送ると徐々に船から離れていきます。「人間の言ってることが通じるのか?」とドキドキせずにはいられない珍しい光景も要チェックです。
ウミネコやカモメに餌をあげる観光船はたくさんあっても、トンビに餌をあげるのはレアですよね。日南海岸の絶景とトンビのツーショットも忘れずカメラにおさめましょう!
写真:かのえ かな
地図を見る宮崎県の南郷町は、プロ野球チーム・西武ライオンズのキャンプ地としても知られています。ライオンズは2018年にリーグ優勝を果たし、マリンビューワーなんごうに乗ってプロ野球史上初の海上パレードを実施しました!船内のベンチには、ライオンズの選手がパレードのときに書いたサインが残されています。
写真:かのえ かな
地図を見る野球ファンの方はぜひ、スタッフに頼んで運転席そばの扉も見せてもらいましょう。こちらにもライオンズの選手のサインがぎっしり!ライオンズからメジャーリーグのシアトルマリナーズに移籍した、菊池雄星投手が背番号17だったころの懐かしいサインもありますよ。
日南海岸の絶景をはじめとしたマリンビューワーなんごうの魅力をより体感したい人は、ぜひ動画もご覧ください。トンビが船から離れていく様子もご視聴いただけますよ。
日南海中公園ならではのイベントが盛り沢山な、マリンビューワーなんごうの45分間クルージング。あわせて、道の駅日本一に選ばれた“道の駅なんごう”を訪問するのもおすすめです。南の楽園の空気をめいっぱい吸い込んで、素敵な旅にしてくださいね!
動画:かのえ かな
住所:宮崎県日南市南郷町潟上134-54
電話番号:0987-64-4288
運行予定時間: 9:00、10:00、11:00、13:00、14:00、15:00
定休日:不定休
アクセス:南郷駅から車で約5分、道の駅なんごうから車で約3分(国道448号経由)
駐車場:50台(無料)
料金:大人2,200円(小人以外)、小人1,100円(2歳〜小学生終業)、団体(15名以上)割引有り
備考
・雨天など、気象状況により運行できない場合もございます。
・乗船料金には消費税、保険料が含まれております。
・チケットは営業所内窓口で販売しております。乗船の10分前迄にご購入ください。
・身障者の方は半額になります。身障者手帳の提示が必要です。
2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
かのえ かな
鉄道で気ままに旅をして、全国のいろんな駅を訪ねるのが好きな、ひとり旅愛好家です。学生時代に駅弁屋でアルバイトをしており、お客さんの旅話を聞いているうちに、鉄道旅に興味を持つようになりました。旅先での主…
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