写真:ジュマペル ヤマモト
地図を見る首都チュニス近郊のシディ・ブ・サイドは、「チュニジアで一番美しい街」の一つとされていて、観光地あるいは高級別荘地としても多くのチュニジア人の憧れの街となっています。
1900年代初頭、景観保護の政令により、無秩序な建物の建設が禁止されました。そのため、白と青に統一された、とても美しい街並みになっています。(なおあまり知られていませんが、こうした景観保護令は、シディ・ブ・サイドが世界初であるとされています)
個人の別荘や、邸宅を改装したブティックホテルなどとして利用されている建物が多く、窓枠やアラブ風の扉は青で統一されています。壁は白一色に塗られ、ブーゲンビリアの花がビビッドに映えます。
写真:ジュマペル ヤマモト
地図を見る視線を遠くにやると、空と海は、無限の青のグラデーションを描き、その境目がわからないほどです。
写真:ジュマペル ヤマモト
地図を見る地中海の街ではお馴染みの猫たちも、もちろん見かけることができます。
写真:ジュマペル ヤマモト
地図を見る街のメイン・ストリートであるハビブ・タムール通りを上っていくと、正面に街のランドマークである「カフェ・デ・ナット」が見えてきます。階段を上がると「ゴザ(=ナット)」カフェの名の通り、店内はゴザ敷きで、日本人にはおあつらえ向きのくつろぎスペースになっています。
日本では「私、甘いお茶は飲まないの」という方にも、砂糖と生アーモンドがたっぷり入った熱いミントティーをお薦めします。乾いた地中海性気候だからでしょうか、この甘さが優しく胃袋にしみます。
写真:ジュマペル ヤマモト
地図を見る写真:ジュマペル ヤマモト
地図を見るカフェ・デ・ナットの少し先には、大人気の揚げドーナツ(バンビローニ)屋があって、お客さんが群がっています。その場でじゃんじゃん揚げたそばから砂糖をまぶすだけのシンプルなものですが、外はジュワッ!中はもっちもち!一度これを食べたら、作りおきのドーナツはもう食べられなくなるんじゃないかと心配になるくらい最高においしいおやつです。本当はカフェ・デ・ナットに持ち込んで、ミントティーと一緒に楽しみたーい!
写真:ジュマペル ヤマモト
地図を見るシディ・ブ・サイドは、世界各国のおしゃれタウンが軒並みそうであるように、「アーティストの街」でもあります。彼らによってシディ・ブ・サイドを描いた作品があちこちで売られています。スマホでパシャっと撮って記憶に残らなくなってしまった今こそ、旅の思い出にこの美しい街角を切り取った1枚の絵は素敵な思い出として鮮明に残ることでしょう。
写真:ジュマペル ヤマモト
地図を見る新市街寄りのロータリー近くには、高級デーツ店「Deyma」があります。デーツは、中近東から北アフリカの乾燥地帯に生育するナツメヤシの実です。通常は干した実を食べることが多く、この一帯では、7〜8000年も前から食用にされていました。栄養価が高いため、デーツとラクダの乳があれば、砂漠の旅を何日も続けられるといいます。
実際その実は、見た目はちょっとグロいですが、干し柿のようにねっとりとした日本人には馴染み深い食感で、濃厚で上品な甘みがあります。スーパーから露天までどこでも買えるデーツですが、Deymaではおしゃれな化粧箱に入っているので、大切な方への目新しいお土産としてピッタリです。
写真:ジュマペル ヤマモト
地図を見るチュニジアでは、2000年以上前から器やモザイクなど、陶器作りが盛んです。色鮮やかでイスラム圏らしい幾何学模様は、いつもの食卓に少しオリエンタルなアクセントを加えてくれますよ。
シディ・ブ・サイドは、ご紹介したB級グルメやシーフードを楽しみながら、ブラブラするのが楽しい街です。
チュニスとシディ・ブ・サイドの間には、ローマと地中海の覇権を賭けて戦い敗れたカルタゴの遺跡などの見所も多いので、1日たっぷり楽しめますよ!
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(2024/3/19更新)
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