琉球神話の浜比嘉島…古民家食堂「てぃーらぶい」でほっこり沖縄

琉球神話の浜比嘉島…古民家食堂「てぃーらぶい」でほっこり沖縄

更新日:2019/05/28 15:02

万葉 りえのプロフィール写真 万葉 りえ レトロ建築探訪家、地域の魅力伝え人
沖縄をレンタカーで巡る場合、昼食をどこで取るかは気になるところですよね。
おしゃれなロケーションカフェも人気ですが、もっと沖縄らしさを感じられる古民家カフェも外せません。そこは懐かしさのある建物に、美味しい沖縄料理も待つ処。そんな古民家カフェの中でも、本島から橋で渡れる浜比嘉島にある古民家食堂「てぃーらぶい」は昔ながらの集落の中。ここで、「ただいまー」と帰ったようなほっこり時間をすごしませんか。

青い世界の間を駆け抜ける海中道路

青い世界の間を駆け抜ける海中道路

写真:万葉 りえ

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那覇方面からも、リゾートホテルが多い西海岸からもアクセスしやすい沖縄県中部エリア。世界遺産の勝連城跡などがある勝連半島から東側へ。青い空と青い海の間を、約4.7キロメートルもある海中道路が沖にある島々を結びます。

潮風を感じながらの爽快な海中ドライブで、まず初めに着くのが平安座(へんざ)島です。そのまま道路を進めばご覧いただいている雄大な景色・果報(かふう)バンタが待つ宮城(みやぎ)島に。さらに進めば一年中海遊びできるビーチがある伊計(いけい)島へとつながります。

※果報バンタ、伊計島ビーチについては下記関連MEMO参照ください

琉球神話の霊場がある浜比嘉島

琉球神話の霊場がある浜比嘉島

写真:万葉 りえ

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ご紹介する浜比嘉島があるのは、平安座島の南側です。平安座島へと向かう海中道路からの風景の中に、やがて右手にのびる橋とその先の島が見えてきます。それが浜比嘉島。

アマミチューとシルミチューという男女二神の琉球の創世神。この島は琉球神話と深いつながりを持つ島です。住居跡や墓と伝えられている場所があり、現在も地域の方々によって大事に守られているのです。

琉球神話の霊場がある浜比嘉島

写真:万葉 りえ

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そんな浜比嘉島への橋を渡ったら、T字路を右側へ。漁船が停泊する港が見えてきて、ご紹介する「古民家食堂てぃーらぶい」もすぐです。お店には駐車場もありますが、そちらも昔ながらの集落の中。道が狭いので注意して進んでいきましょう。

石積みの塀や濃い緑の生け垣の間に門があり、小さな看板がなければきっと普通の民家だと見過ごしてしまうでしょう。

知り合いのおばあの家を訪ねるように

知り合いのおばあの家を訪ねるように

写真:万葉 りえ

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この集落では他の建物も時間の流れを感じさせるものが多く、自分たちで修理や内装をしたというこの建物も築90年近くのものだそう。周りに溶け込んでいるからこそ、親しい人の家を訪ねた時のような懐かしさも感じさせてくれるでしょう。

島の料理コンテスト入賞メニュー

島の料理コンテスト入賞メニュー

写真:万葉 りえ

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その懐かしさは外見だけではありません。室内には時代を少し巻き戻したような火鉢や大きなラジオなども。ちょっと縁側から上がり込んでおしゃべりに花が咲く…そんなおばあたちの姿が想像できるくつろぎ感あふれる空間になっています。

それもそのはず。「てぃーらぶい」というのは地元の言葉で「ひなたぼっこ」という意味。食事に訪れた人々もほっこりした気分に浸れる場所なんです。

島の料理コンテスト入賞メニュー

写真:万葉 りえ

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ここで味わえるのは「浜比嘉島母ちゃん料理コンテスト」で入賞した沖縄料理です。沖縄の汁文化を伝えたいという店主のメニューは、御覧のように汁物が中心。単品もありますがおすすめは小鉢が付いた定食です。ご飯も、炊き込みご飯など二種類から選べます。

看板猫がくつろぐ、ほっこりした島時間

看板猫がくつろぐ、ほっこりした島時間

写真:万葉 りえ

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季節を伝える花が咲き、看板猫が庭先でくつろぐ、浜比嘉島の古民家食堂てぃーらぶい。
爽快なドライブにプラスして、どうぞほっこりした島時間も楽しんでいってください。

看板猫がくつろぐ、ほっこりした島時間

写真:万葉 りえ

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古民家食堂てぃーらぶいの基本情報

住所:沖縄県うるま市勝連浜56
電話番号:098-977-7688
営業時間:11:00〜16:00
定休日:火曜日 第二日曜日 第四水曜日

2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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