写真:小浜 みゆ
地図を見るアラビア半島の東に位置するアラブ首長国連邦(UAE)のドバイは、亜熱帯性乾燥気候のため日本とは全く異なる気候です。晴天率が非常に高く、年間を通して雨が降ることはまれ。季節は夏季と冬季の2シーズンに分かれます。
【夏季(4月〜10月)】
最高気温が30度を超え、暑さが続く時期。特に7月から8月は40度、50度を超えることもあり、日中外で歩くのが難しいほど。乾燥地帯ですが海が近いため、湿度が高く蒸し暑くなります。9月までは猛暑日が多くなり、暑さが和らぐのは10月から。
【冬季(11月〜3月)】
平均気温が20度〜30度と、非常に過ごしやすいシーズン。日本の初夏や秋と同じような気候で、もっとも寒い1月でも最低気温は10度前後です。ただしクーラーの効いた屋内や夜は冷えるため、衣服で調節するのがおすすめです。
ちなみにドバイは埼玉県ほどの大きさなので、ドバイ内で日本の沖縄と北海道のような気候の差はありません。しかし砂漠は都市部よりも温度差があり、日中は日差しが強く、夜は冷え込むので対策が必要です。
写真:小浜 みゆ
地図を見る観光する上でドバイのベストシーズンは、過ごしやすい10月〜3月!暑すぎず寒すぎず、どこへ行くにも最適です。ドバイの定番観光・砂漠ツアー(デザートサファリ)もこの期間がベストで、海水浴を楽しむなら10月〜11月、2〜3月がおすすめ。
その一方でオフシーズンの夏季は暑さが厳しい分、旅費が安くなるというメリットがあります。高級ホテルへの滞在やショッピングモールへのお買い物が目的であれば、夏季に行くのも一つの手。毎年6〜8月には大規模なセールも開催されますよ!
写真:小浜 みゆ
地図を見る日本の気候と全く異なるドバイで、悩むのが服装。イスラム圏ではありますが、観光都市のドバイは旅行者の服装も特に制限なく、女性が半袖を着ても全く問題ありません。時期ごとに最適な服装をチェックしてみましょう。
【4〜5月、10月〜11月】
半袖・サンダルで快適に過ごせる気温。屋内のクーラー対策、砂漠対策として羽織ものを持っていきましょう。ちなみに砂漠は砂が舞い服につくので、洗濯しやすいものを選んでくださいね。
【6月〜9月】
暑さが厳しく屋内で過ごすことになるため、クーラーの効いた屋内に合わせた服装を。超強力な日差しを考えても、半袖の上に肌を守るためのカーディガンを羽織るコーディネートがおすすめ。カーディガンは麻・リネンなど風通しの良い素材を選びましょう。
【12月〜3月】
基本的には温暖なので半袖や薄手の長袖で過ごせますが、肌寒い日もあります。特に1月はジャケットやセーターを用意しましょう。
写真:小浜 みゆ
地図を見る服装のほかに、快適なドバイ旅行にするための持ち物がこちら。ドバイは発展都市なので、現地で調達することも可能です。特にパシュミナ・ショールは、格安でお買い物を楽しめるオールド・ドバイのスーク(市場)で購入すると、お土産にもなりますよ。
【4〜5月、10月〜11月】
過ごしやすい気温ですが、日差しは強いので、帽子・サングラス・日傘の持参を推奨します。ショールを持っていると安心。海水浴のベストシーズンなので、ぜひ水着も持っていきましょう。
【6月〜9月】
帽子・サングラス・日傘は必需品。やけどのような日焼けを防ぐためにも、日焼け止めは男女ともに必須アイテムです。汗をふくためのタオルや、あぶらとり紙もあると良いでしょう。
【12月〜3月】
寒さ対策のショール・ストールがあると便利。
またドバイは高級レストランも多いため、フォーマルな服装も1着は持っておくのがおすすめです。ホテルのラウンジでも、ドレスコードがある場所もあります。
写真:小浜 みゆ
地図を見るイスラム教を国教としているアラブ首長国連邦のドバイで気になるのが、「ラマダン」。ヒジュラ歴の9月を意味する聖なる月をさし、イスラム教の教えを守り、家族のきずなを深めていきます。ラマダンの期間は毎年変わり、そして新月が観測できた時点ではじまるので直前に期間が確定。
この期間、1か月間信者は日中に水や食べ物を一切口にしない、断食が行われます。「ごはんが旅行者も食べられないの?」と不安になるところですが、心配ご無用。観光都市のドバイではほとんどの飲食店は通常営業で、旅行者が断食をする必要は無し。飲食店はカーテンで見えないようにするなど、信者に配慮はしていますが食事に困ることもありませんよ。
ただしラマダン中、公共の場所での飲食はイスラム教徒を軽視しているとみなされ、トラブルになることもあるので配慮は忘れずに。
ラマダン中おすすめの過ごし方は、ラグジュアリーなホテルでのゆったり滞在。この期間中は高級ホテルが安くなり、憧れのホテルにお得に泊まれちゃいます!
ドバイを旅行する上で、観光しやすいベストシーズンは10月〜3月ですが、コストをおさえられる意味でのベストシーズンは夏季です。ぜひ目的や予算に合わせて、ドバイ旅行を楽しんでくださいね!
※2019年4月現在の情報です。
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索