大人の散歩〜東京・日本橋〜日本銀行・貨幣博物館・COREDO室町

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大人の散歩〜東京・日本橋〜日本銀行・貨幣博物館・COREDO室町

大人の散歩〜東京・日本橋〜日本銀行・貨幣博物館・COREDO室町

更新日:2014/04/22 18:32

Mayumiのプロフィール写真 Mayumi フリーライター

江戸に幕府が開かれて以来、五街道(東海道、中仙道、奥州街道、甲州街道、日光街道)の起点として栄え、金座が置かれ日本の貨幣の発行元だった日本橋。まさに日本橋は「江戸」の中の「江戸」と言ってよいでしょう。現在も全国の道路の「0(ゼロ)」地点であり、金座の伝統は日本銀行に引き継がれています。日本銀行、貨幣博物館など日本橋周辺を散策してみましょう。

日本橋という橋

日本橋という橋

写真:Mayumi

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日本橋。日ノ本という国の名前を冠した橋はいったいどんな歴史があるのだろうか。なにしろ日本橋の下を流れる川は日本橋川というのだから驚きだ。橋の名前が先なのだ!初代日本橋が架けられたのは徳川家康の時代だから、おそらく「海から日が昇る地」というような意味だろうか。明治44年に現在の石造り二連アーチ橋が架けられ、1999年に国の重要文化財に指定された。関東大震災や第二次世界大戦の空襲を耐え、すでに齢(よわい)100を超えている。戦後の高度経済成長期に橋の真上を高速道路が通ることになってしまったのは残念。せっかくの重厚な景観が損なわれている。今でも「高速道路を移動させるべきだ」、「いや日本橋を移動させるほうが安く済む」など議論があるようだ。

橋の中央に日本の道路の起点として「日本国道路元標」が埋め込まれているが、もちろん現物を見ることはできないので、橋のたもとに展示されているレプリカをじっくり見よう。各地からの距離を表示した里程標もある。

日本橋という街

日本橋という街

写真:Mayumi

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政治の中心が江戸に移って以降、各地からやってくる人や物の交流が盛んになり、両替商が軒を連ねた。明治以降も引き続き経済の中心で、現在は日本銀行や証券取引所をはじめとする金融機関や、100年を超える老舗飲食店や伝統的な工芸品の店が並ぶ。また全国展開している店や企業でも発祥は日本橋という場合も多い。

一口に日本橋といっても大変広い地域だ。「日本橋何々町」というように町名に「日本橋」が含まれる場合が多く、例えば日本橋兜町(証券取引所があるところ)、日本橋室町(近年COREDO室町がオープン)など。歩いてまわるのも大変だ。そこで街歩きに興味のある人におすすめなのがお店などで無料でもらえる「月刊日本橋」だ。「どうせお店の広告ばかりでしょ…」と手にとってみたところ、意外や意外。巻頭特集や有名人のエッセイ、故事にまつわるあれこれ、イベントやお店の紹介ももちろん、読み物としてもとても興味深いものだった。横長の小型冊子で持ち歩きに邪魔にならないので、一度手に取ってみては。地図も載っている。

日本銀行

日本銀行

写真:Mayumi

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日本橋(橋)から三越百貨店の前を通って徒歩5分ほどで、銀行の銀行、日本の貨幣の発行元・日本銀行がある。いきなり行っても中に入ることはできないが、あらかじめ無料の見学ツアーに申し込んでおくと解説付きで内部を見ることができる。
旧営業場(お客と取引する窓口カウンター)を銀行側から見渡すと、吹き抜けの天井やお客が順番待ちするのに使用した椅子など、当時の雰囲気が色濃く残っていてわくわくする。他にも2013年まで使用していたという地下金庫など、一時間ほどのツアーで見どころは多い。

そして、お土産。ツアーの集合場所に自販機があるだけなので、見逃してしまいがちだが、これが結構おすすめだ。貨幣饅頭、お札のタオル、お札のあぶらとり紙などなど。一万円札で化粧直しするなんて!ちょっと変わった東京土産になるのでは。

貨幣博物館

貨幣博物館

写真:Mayumi

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日本銀行の向かい側にあるのが、無料で見学できる貨幣博物館。日本銀行同様に予約制の見学ツアーもあるが、自由に閲覧することもできる。ここでは何と言っても世界中のいろいろな時代の「お金」を見られることが嬉しい。レプリカもあるが「レプリカ」と明記してあるのでわかりやすい。レプリカと言えば、上の写真は記念撮影用のレプリカで、西太平洋ヤップ島の石貨だ。直径88cm、100kgの石灰岩だそうだ。もちろん持ち歩くことはできないから、その場に置いたまま所有権が移転するという仕組みのようだ。

また、偽札防止のためのいろいろな機能を実体験できるのがポイント。直に触ることはできないが、いろいろな角度から光を当てたりお札を動かしたりして自分の目で確認できる。すき入れパターン(右側に縦縞が入りコピー防止になる)や特殊発行インキの使用など、制作者の苦労がしのばれる。

COREDO室町(コレド室町)

COREDO室町(コレド室町)

写真:Mayumi

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街歩きで疲れたら、ちょっと休憩&ショッピング。
2014年3月にオープンしたCOREDO室町2/COREDO室町3とリニューアルオープンしたCOREDO室町を少しだけ紹介しよう。日本橋という街にふさわしく和をモチーフにしたショッピングスペースで、地下鉄三越前駅に直結し、日本銀行や貨幣博物館からも徒歩5分ほど。雰囲気だけでなく、実際に和風のお店が多く、伝統と匠の工芸品の店や和菓子の店も多い。

その中に、まるでコーヒースタンドのようにかつお節だしを立ち飲みできる店がある。鰹節専門店のにんべんが日本橋本店に併設した「日本橋だし場(NIHONBASHI DASHI BAR)」(COREDO室町1F)だ。匂いに引き込まれるように人が集まってくる。季節や月によってメニューが変わり、取材時はおでん(360円)がアツアツうまうまだった(期間限定)。かつお節だしの他にかつおと昆布の合わせだしもあり、ぬれおかきやだしせん付きなら200円だ!ついつい手が出てしまう。

まとめ

さて、古くて新しい日本橋をご紹介しましたが、いかがだったでしょう。東京駅からも近いお江戸日本橋。他にもまだまだおすすめがありますが、是非ご自身で歩いて確認してみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/03/08−2014/04/02 訪問

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