写真:Ise Shinkurou
地図を見る室町末期には存在したと伝わる敦賀の山車は「だし」ではなく「やま」とよばれ、最盛期には50基もの山車が巡行していました。しかし残念ながら、昭和20年の戦火でほとんどの山車が焼失してしまいました。
そして現在、戦火を免れた3基と、復旧・復元された3基の、合わせて6基の山車が、氣比神宮例大祭で市内を巡行し、市民や多くの観光客を楽しませています。
それら6基全てが「みなとつるが山車会館」に保管され、1階シアターには、そのうち3基が展示、公開されています。また展示される山車は、定期的に入れ替えがあり、訪問のタイミングによって、いろいろな山車を目にすることが出来ます。
写真:Ise Shinkurou
地図を見るスクリーンシアターでは、敦賀の山車の由来や特徴の説明があり、氣比神宮例大祭での巡行の様子を映像で見ることが出来ます。
スクリーンの左右には2基の山車が展示され、15分ほどの映像が終わると、中央の扉から祭り囃子とともにもう1基の山車がせり出してきます。これは本当にお薦め。まるで祭りに参加しているような、素晴らしい臨場感を味わえます。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る山車を飾る水引幕は豪華で美しく、大谷吉継・石田三成など武者人形は迫力満点。本物の甲冑と華麗な衣装を身につけた武者人形は一見の価値ありです。
さらに二階からも山車を見ることが出来ます。上からしかも間近に山車を見られるのも、この施設ならではの面白さですね。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る敦賀の城主である大谷吉継は、義に厚い武将として、今もなお多くのファンを持ちます。この人物の生い立ちや人となりを学べるのもこの会館の魅力の一つ。
エントランスホールで出迎えてくれる、白馬にまたがった吉継の武者人形。今にも戦場に駆け出そうとする、迫力ある戦国武将です。
写真:Ise Shinkurou
地図を見るこのコーナーには、朱印状・書状の資料が多く展示されています。複製ですが、それぞれに現代文の注釈が掲示されているので、大谷吉継の人柄や他家との交流を知ることが出来、とても興味深い内容です。
吉継本人の書状だけでなく、豊臣秀吉、徳川家康、島津家・真田家など、関ヶ原の戦いで大きな役割を果たした戦国大名の書状も。戦国武将ファンにもお薦めですよ。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る敦賀市公認キャラクター「よっしー」は、敦賀城主・大谷吉継がモデル。
館内には「吉継おみくじ」があり、戦国武将ならではのメッセージが。無料ですので是非チャレンジして下さいね。またこのエリアに置かれている「吉継さまへの恋文ノート」には、吉継ファンからの熱いメッセージが多数残されています。
2階常設展示コーナーもお薦めです。山車の飾りに飾られる武者人形が身につける鎧・兜・能面・飾り太刀など、敦賀山車の勇壮さを感じさせる素晴らしい展示品です。
写真:Ise Shinkurou
地図を見るエントランスにある「武将になりきり」コーナーでは、刀・扇を手に兜をかぶり写真を撮れます。
重さのある本格的な兜なので、お子様だけでなく、歴史大好き老若男女にも人気のコーナー。また人気キャラクター(パネル)と並んで記念撮影も出来ます。是非体験してみて下さいね。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る館内の売店コーナーには大谷吉継をはじめ戦国武将関連のグッズが揃っています。お薦めは大谷吉継、石田三成、真田信繁(幸村)などの紙兜。さらには地元の方が作ったよっしー和紙折り紙まで。
お帰りには是非立ち寄ってみて下さいね。また敦賀といえば、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三人が勢揃いした「金ケ崎の戦い」が知られています。三人のストラップ&ミニスタンドもあります。
住所:福井県敦賀市相生町7番6号
電話番号:0770-21-5570
アクセス:北陸自動車道敦賀ICから約7分・JR敦賀駅から徒歩約25分
開館時間:午前10時から午後5時まで
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)・祝日の翌日・年末年始(12月29日から1月3日まで)
入館料:一般300円(団体250円)・博物館との共通入館一般500円(団体400円)団体は20人以上
2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
Ise Shinkurou
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