写真:アシュ 飯田
地図を見るマカオ観光の中心であり、シンボル的な場所がセナド広場。広場の周りには仁慈堂や関帝廟、聖ドミニコ教会など、数多くの世界遺産が密集しています。
また、マカオの目抜き通りである新馬路に面しており、多くの路線バスも通っているため、ここを起点として観光するのにとても便利なスポットとなっています。
写真:アシュ 飯田
地図を見るセナドの広場の大きな特徴は、色と黒の模様が美しいタイル。そして、周囲のパステルカラーが可愛いヨーロッパ調の建物たち。
地面には波打つ黒い模様と白の模様がモザイク柄となっており、その美しさや歴史的な価値が評価されて世界遺産に登録されました。
そして、広場の周囲に立つ可愛い洋館も、この広場の特徴です。
淡いピンクやミントグリーン、クリームイエローの洋館は、ポルトガル人が好んで建て、今ではマカオの風景の一部として街に溶け込んでいます。
写真:アシュ 飯田
地図を見るこのセナド広場では、季節や催しに合わせて、様々なイベントが開かれます。ポルトガルと言えば、アゲダという街で行われる傘祭りが有名。今では日本各地でも、その傘祭りをオマージュしたイベントが催されています。
そして、ポルトガルに縁の深いこのセナド広場で行われることも!色とりどりの傘に、気分も雨も上がるでしょう。
<セナド広場の基本情報>
住所:Largo do Senado
アクセス:マカオフェリーターミナルから、3、3A、10、10A番のバスで約20分。「新馬路」のバス停で下車。
写真:アシュ 飯田
地図を見る新馬路側からセナド広場の奥の方へ向かうと、人だかりのある小広場が。人々の先には、クリームイエローの美しいファサードを持った教会が見えてきます。
この聖ドミニコ教会はバロック様式の建物ですが、ドアはチークで作られており、屋根は中国風と、西洋とマカオの設計思想がうまく融合したものとなっています。
写真:アシュ 飯田
地図を見るミサなどが行われていない時間は、教会内を見学することも可能。正面の扉をくぐって中に入ると、外の喧騒とは世界の異なる、荘厳な雰囲気が漂っています。
正面奥には豪奢な造りの祭壇画設けられ、聖母子像が祀られています。定期的に鳴らされるパイプオルガンの聖なる音楽に、敬虔な信者でなくともお祈りを捧げたくなる気持ちになります。
写真:アシュ 飯田
地図を見る聖ドミニコ教会がマカオの他の教会と異なるのは、教会の2階から4階に設けられた博物館の存在。キリスト教に関連する、およそ300点もの絵画や祭服、装飾品の数々を収容しています。そして最上階の4階は鐘楼となっており、2つの大きな鐘を間近で見ることも。
カラフルなファサード、教会内と共に、聖ドミニコ教会の見逃せないスポットです。
<聖ドミニコ教会の基本情報>
住所:Tv. de Sao Domingos
アクセス:マカオフェリーターミナルから、3、3A、10、10A番のバスで約20分。「新馬路」のバス停で下車。
写真:アシュ 飯田
地図を見る3つ目のカラフルスポットは、聖ローレンス教会。1600年に建てられたカトリックの教会です。セナド広場裏の住宅街に敷地を持ち、周囲の住宅よりも一段高い位置に建てられました。
教会のファサードは可愛らしいクリームイエロー。ステンドグラスが広い範囲で施されており、教会内にはファティマの聖母マリア、ルルドの聖母マリア、ローレンスの生涯を描いた6枚のステンドグラスを見ることができます。
写真:アシュ 飯田
地図を見る教会内の入り口付近から正面の祭壇に目を向けると見えるのが、両開きの扉の綺麗なパープル。教会内のクリームイエローとの対比が美しく、とてもフォトジェニックな雰囲気があります。
マカオにはカラフルな教会がいくつもありますが、その中でもこの聖ローレンス教会は格別。シャンデリアやステンドグラスがとても煌びやかで、足を踏み入れたの明るい雰囲気が印象的です。
写真:アシュ 飯田
地図を見る特に中央祭壇の美しさは、目を見張るものがあります。祭壇には処刑にされた際の鉄板を持つローレンス、イエス・キリスト、天使などの像が配されており、祭壇の左右にはユダ像、フランシスコ・ザビエル像など、他の教会にはない装飾も。
朝早くから熱心にお祈りを捧げる方や、お庭でおしゃべりをしている方など、とても地元の方に親しまれている教会の姿が見られます。
<聖ローレンス教会の基本情報>
住所:Rua de Sao Lourenco
アクセス:セナド広場の正面にある民政総署の角を入り、坂をあがってひとつめの角を左。聖オーガスティン広場に出たら左へ曲がり、ドン・ペドロ5世劇場の下の坂を下って直進。徒歩約10分。
マカオには、カラフルで心がウキウキするような建物がたくさん。
本記事ではパステルカラーをした世界遺産に絞ってご紹介しましたが、コロアンビレッジなど他の地区でも見られます。半日あれば回れるので、足を延ばすのもおすすめです。
カメラを忘れずに、ぜひマカオの可愛い街並みを味わってみてください。
2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/4/19更新)
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