バスで標高2700mへ!雄大な峰と花の楽園「乗鞍岳」トレッキング

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バスで標高2700mへ!雄大な峰と花の楽園「乗鞍岳」トレッキング

バスで標高2700mへ!雄大な峰と花の楽園「乗鞍岳」トレッキング

更新日:2019/04/14 20:16

土庄 雄平のプロフィール写真 土庄 雄平 山岳自転車旅ブロガー、小豆島ライター、秘境フォトグラファー

本格的な登山者向けで、ハードルが高いように思われる北アルプスですが、実は誰でも簡単に登頂でき、高山特有の世界を思いっきり満喫できる山があるのはご存知でしょうか?それは長野と岐阜の県境に位置する「乗鞍岳」(標高3026m)!何と、バスで標高約2700mの畳平まで行くことが可能でアプローチが容易にもかかわらず、雄大な峰々の景色や高山植物の花畑、宝石のような権現池など、圧倒的な山上世界に出会えるのです。

飛騨高山からバスを乗り継いで畳平(標高約2700m)へ

飛騨高山からバスを乗り継いで畳平(標高約2700m)へ

写真:土庄 雄平

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乗鞍岳の山麓に展開する町は、かの有名な「飛騨高山」。全国の市町村で最も広く、江戸時代以来の城下町・商家町など趣ある街並みが残っていることから「飛騨の小京都」とも呼ばれ、多くの観光客が訪れます。

飛騨高山からバスを乗り継いで畳平(標高約2700m)へ

写真:土庄 雄平

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そんな風情ある高山市の中心部から、濃飛バスで「朴の木平」へと向かいます。「朴の木平」は、冬季にはスキー客で賑わう場所ですが、シーズンオフは乗鞍岳へのアプローチの拠点になります。高山駅から所要時間は1時間ほど。

飛騨高山からバスを乗り継いで畳平(標高約2700m)へ

写真:土庄 雄平

その「朴の木平」でバスに乗り換えれば、乗鞍岳への終着ターミナルである「畳平(標高2700m)」へ行くことが可能です。なお、そこに至るまでバスが走る「乗鞍スカイライン」は日本が誇る有数の絶景道であり、バスの中からアルプスと道が織りなす絶景を大いに楽しむことができますよ。特に標高2400m前後の森林限界が魅せる世界は圧倒的です。

標高約2700mに咲き誇る!高山植物の花畑が必見

標高約2700mに咲き誇る!高山植物の花畑が必見

写真:土庄 雄平

畳平へと着くと、いよいよ「乗鞍岳」への登山開始です!距離にして約5km、時間にして往復2時間半も見ておけば大丈夫でしょう。歩き出すと、まずは広大な湿地へと当たります。実は、第一の見所はここです。なぜならば、6月下旬から8月下旬になると可愛らしい高山植物が咲き誇るから!

標高約2700mに咲き誇る!高山植物の花畑が必見

写真:土庄 雄平

紫のイワギキョウや、華麗なユツバシオガマ、ハクサンイチゲやミヤマキンバイなど段階的に色とりどりの花が顔を見せてくれます。まさに山上に展開する花々の楽園です。湿地に整備された一周40分の木道を歩けば、癒されること間違いなし!

標高約2700mに咲き誇る!高山植物の花畑が必見

提供元:高山市公式観光サイト 写真ライブラリー

http://kankou.city.takayama.lg.jp/2000013/index.ht…地図を見る

一番多くの花が見られる時期は8月上旬です。高山植物の大群生が見られて圧巻!なお7月から8月の限られた土日に高山植物を観察する自然観察教室が開かれ、無料でガイドが受けられるので利用してみるのも良いかもしれませんね。

標高差300mのトレッキングで、標高3000m超の世界へ

標高差300mのトレッキングで、標高3000m超の世界へ

写真:土庄 雄平

さぁ、それではいよいよ本格的な登山の開始です!まず前半は、高山帯ならではの低木と、なだらかな登山道が続いていきます。ゆっくり行けば疲れることなく、北アルプスならではの世界観を堪能できます。

暑い麓に比べて冷涼なのも嬉しいですね。不消ヶ池の深い水色そして雪が残る様は、秘境を物語ってくれますよ。

標高差300mのトレッキングで、標高3000m超の世界へ

写真:土庄 雄平

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そして「肩の小屋」より先は、ゴツゴツした岩がひしめく稜線地帯です。いきなり角度が急になり、足場が悪くなるので要注意!確実に足場を意識しながら進んでいきましょう。

登山者が多く往来するので、時には道を譲ることも大切です。登山者同士の「こんにちは」という一期一会の挨拶が心和みます。

また天気が良ければ、8合目付近から、まるで宝石のような「権現池」を望むことができ、これが本当に絶景!

標高差300mのトレッキングで、標高3000m超の世界へ

提供元:高山市公式観光サイト 写真ライブラリー

http://kankou.city.takayama.lg.jp/2000013/index.ht…地図を見る

少し大変な岩場を乗り越えれば、砂の稜線へと変わり、ようやく山頂へと辿り着きます!標高差300mといえども、山頂が標高3000mを超えているだけに達成感が大きいです。

山頂からは天気が良ければ、乗鞍岳の全貌を望むことができます!きっと山の世界の美しさに心打たれるでしょう。

トレッキング以外の楽しみも!絶景道でサイクリングと雪渓スキー

トレッキング以外の楽しみも!絶景道でサイクリングと雪渓スキー

写真:土庄 雄平

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実は、乗鞍岳の素晴らしい景色は山の上からだけではありません。最初のバスのところで述べたように、乗鞍岳の登山拠点・標高2700mの「畳平」まで向かう道は、国内屈指の絶景道です。

岐阜県高山市側を「乗鞍スカイライン」、長野県松本市側を「乗鞍エコーライン」といい標高2716mのところで繋がっています。

トレッキング以外の楽しみも!絶景道でサイクリングと雪渓スキー

写真:土庄 雄平

実は国内最高峰の道として知られていて、この道から見る景色は圧倒的なスケール!乗鞍スカイラインは森林限界と道が織りなして、まるでヨーロッパの山岳の風景。乗鞍エコーラインは中腹の位ヶ原(くらいがはら)を中心に思いっきり山の世界が開けます。両方とも全く印象が違う景観なのも面白いところ。

トレッキング以外の楽しみも!絶景道でサイクリングと雪渓スキー

写真:土庄 雄平

また、実はこの「乗鞍岳」には2種類の変わった層が現れます!それはサイクリストとスキーヤー。なぜなら畳平への道に入れるのは、バスとタクシーだけで自家用車は入れないのですが「自転車」は別!ということで多くのサイクリストが日本最高峰の道を目指して登ります。またエコーライン側には夏には雪渓ができるので、真夏のアルペンスキーを楽しみにマニアなスキーヤーがこの地を訪れるのです。

羨望の「北アルプス」の世界へ貴方も!

羨望の「北アルプス」の世界へ貴方も!

写真:土庄 雄平

北アルプスの南端に位置し、日本を代表する山の一つ「乗鞍岳」ですが、実はバスを使えば誰でも足を踏み入れることができるのが特徴です。実質的には標高差300mほどしかなく初心者でもトレッキングを楽しむことができますが、そこから見られる景色は一級品!咲き誇る高山植物の花畑、荒涼とした山頂部が見せる世界、森林限界と道が織りなすパノラマなど、この地ならではの絶景の連続です。

山に登ったことのない人もぜひ訪れてみてください!きっとアルプスの世界のとりこになること間違いなし!

乗鞍岳の基本情報

住所:岐阜県高山市丹生川町岩井谷
電話番号:0577-79-2026(乗鞍山の宿 銀嶺荘)
アクセス:朴の木平からバスで60分(詳細は関連MEMO参照)

※乗鞍スカイラインは2018年11月1日〜2019年5月15日まで冬季閉鎖中です。開通後、バスが運行し始めます。

2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/09/24−2017/10/08 訪問

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