クロアチア世界遺産トロギールのシンボル「聖ロヴロ大聖堂」

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クロアチア世界遺産トロギールのシンボル「聖ロヴロ大聖堂」

クロアチア世界遺産トロギールのシンボル「聖ロヴロ大聖堂」

更新日:2019/04/20 20:20

Hiroko Ojiのプロフィール写真 Hiroko Oji ヨーロッパ一人旅愛好家

クロアチアの世界遺産の町トロギールの旧市街は、本土とチオヴォ島の間の小島にあり、橋によって結ばれています。様々な時代の教会や歴史的建造物が所狭しと犇めく情緒溢れる古都です。

中でも観光の中心地となる広場に面した聖ロヴロ大聖堂は、トロギールの代表的建造物。様々な様式の鐘楼は町中からも目印となり、入り口の門には素晴らしい彫刻が施されています。内部には礼拝堂や美術品など、見逃せない展示で溢れています。

歴史ある旧市街のトロギール

歴史ある旧市街のトロギール

写真:Hiroko Oji

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クロアチアのアドリア海に面した古都トロギールは、紀元前3世紀、古代ギリシャ人によりつくられた植民都市。古代ローマ時代まで大きな港として発展していった町が元となっています。後には支配者が幾度も変わり、自治権をもったのも束の間。さらに支配・崩壊、占領・開放が繰り返され、ようやく1991年に独立したクロアチアの一部となりました。

歴史ある旧市街のトロギール

写真:Hiroko Oji

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旧市街へはバスターミナルがある本土側から橋を渡って入ることになります。旧市街入り口となる北門の上に立つのは、12世紀の司教でトロギール守護聖人の聖イヴァン・ウルシーニ像。この門を潜ればまさに中世の世界が広がっています。

歴史ある旧市街のトロギール

写真:Hiroko Oji

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旧市街は城壁に囲まれた狭い空間。石畳の細い路地が入り組み、両側には様々な時代の建造物が建ち並んでいます。所によっては洗濯物がはためくのも生活感が溢れていて、世界遺産と言えども身近に感じられる瞬間です。

トロギールを代表する「聖ロヴロ大聖堂」

トロギールを代表する「聖ロヴロ大聖堂」

写真:Hiroko Oji

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トロギールを代表する建築物が「聖ロヴロ大聖堂」。観光の中心地となるイヴァン・パヴァオ・ドゥルギ広場に面していて、高さ47メートルの鐘楼はどこからも目印となります。13世紀に建築が始まり、完成したのは17世紀。そのため様々な建築様式の見られる大聖堂です。

鐘楼の窓一つをとってみても、各階ごとに異なる様式で造られています。窓の形や装飾が違っていて、鐘楼の1階はゴシック様式、2階はヴェネチアン・ゴシック様式、3階は後期ルネッサンス様式となっているのです。

トロギールを代表する「聖ロヴロ大聖堂」

写真:Hiroko Oji

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西側にあるロマネスク様式の正面入り口は見逃せない門です。ダルマチア出身の彫刻家ラドヴァン作の見事な彫刻で13世紀に造られたクロアチア中世美術の傑作と言われています。

獅子(ライオン)の上にアダムとイヴの像が左右両端に、タンパンには、「イエスの生誕」が表されています。

トロギールを代表する「聖ロヴロ大聖堂」

写真:Hiroko Oji

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左の柱には、イヴ像の内側に聖人と使徒のレリーフが、側面には外国の動物やケンタロウスなどのレリーフが彫り込まれています。また、右の柱には、「未完成の十二宮」(生活や寓話をテーマに十二宮それぞれの月のシンボルを取り入れた作品)があり、じっくり鑑賞してから聖堂内へ入りましょう。

見所溢れる大聖堂内

見所溢れる大聖堂内

写真:Hiroko Oji

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この聖堂の名前のロヴロとは、ローマ時代のキリスト教徒で、キリスト教が禁止されていたヴェレリアヌス帝の時に焼き網の上で焼かれて殉教した聖人。イタリア語ではロレンツォといわれています。

大聖堂内正面には天蓋付きの主祭壇、左に説教壇、右に聖歌隊席が設けられています。聖歌隊席に施された木彫が素晴らしく、当初は金メッキされていたのが今ではわずかに残るばかり。それでも見応え大ありです。

見所溢れる大聖堂内

写真:Hiroko Oji

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身廊の突き当たりの主祭壇は石造りで、八角形の天蓋が四本の柱に支えられた台の上に置かれ、受胎告知を表す像が立っています。

見所溢れる大聖堂内

写真:Hiroko Oji

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見事な彫刻が施された脚をもつ石の説教壇も見逃せません。が、その奥にある「聖イヴァン礼拝所」は必見です。ここには初代トロギール司教で町の守護聖人イヴァン・ウルシーニの石棺が置かれています。この礼拝堂はクロアチアを代表する初期ルネサンスの傑作で、周囲の壁の窪みには12使徒の像が置かれ、聖イヴァンの石棺を取り囲んでいます。

カマボコ型をしているヴォールト天井の真ん中では聖人が顔を出していますので、上を見上げることもお忘れなく。

鐘楼にも上れますよ!

鐘楼にも上れますよ!

写真:Hiroko Oji

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大聖堂の鐘楼には石造りのままの階段が設置されていて上ることができます。

壁に沿ってらせん状に階段が続きます。片側は手摺だけなので、高所恐怖症の人には少しきついかもしれませんが、なるべく壁側に寄って上ってくださいね。

鐘楼にも上れますよ!

写真:Hiroko Oji

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途中にある窓からはトロギールを見下ろす風景が!この上るごとによくなる風景が励みとなりますよ。

鐘楼にも上れますよ!

写真:Hiroko Oji

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最上階の天井には釣り鐘がすぐ目の前にぶら下がっています。

鐘楼の最上階は周囲を見渡す展望スポット

鐘楼の最上階は周囲を見渡す展望スポット

写真:Hiroko Oji

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鐘楼を上り詰めたら待っているご褒美が360度の眺望です。目の前に広がるチオヴォ島にアドリア海はキラキラ輝くばかり。

鐘楼の最上階は周囲を見渡す展望スポット

写真:Hiroko Oji

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鐘楼から眺めるトロギールは、古代ギリシャや古代ローマなどの影響を受けた独特な文化と、ロマネスク様式やルネッサンス様式など、さまざまな建築様式の歴史的建造物がひしめく観光地であることが手に取るように見渡せます。

鐘楼の最上階は周囲を見渡す展望スポット

写真:Hiroko Oji

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中心地となるイヴァン・パヴァオ・ドゥルギ広場には、大聖堂のほかに時計塔やロッジア、市庁舎に中庭などがあり、テラス席で一休みするのみちょうどいい空間となっています。さらに西の方にはカメルレンゴの砦や聖マルコの塔などもあります。路地巡りだけでなくヤシの木が並ぶ海岸通りもお散歩にピッタリ。近郊のスプリットなどから日帰りでも充実した観光が楽しめますので、ぜひいらっしゃってくださいね。

聖ロヴロ大聖堂の基本情報

住所:Trg Ivana Pavla II,21220,Trogir
電話番号:+385-21-881-426
入場時間:(夏期)9:00〜20:00、(冬期)9:00〜17:00 
ただし日曜日は夏期・冬期とも14:00〜17:00 

2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2007/08/03 訪問

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