東国三社・千葉「香取神宮」を歩こう!里山と季節の風景も

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東国三社・千葉「香取神宮」を歩こう!里山と季節の風景も

東国三社・千葉「香取神宮」を歩こう!里山と季節の風景も

更新日:2019/04/23 13:33

Mizuki Yoshiのプロフィール写真 Mizuki Yoshi 歴史街道トレッカー、伝統の「ワザ」案内人、日本クルーズ&フェリー学会員

東国三社として有名な千葉の香取神宮。御祭神は、出雲の国譲りをタケミカヅチと共に成し遂げたフツヌシ。剣の神、武神として天照大神の守り神です。神武天皇の御代に創建の香取神宮は巨木が無数にある深い森の中。漆黒の引き締まった社殿と極彩色の飾りを堪能し、伝説の要石と奥宮への境内散策をご紹介します。香取神宮へはJR香取駅から里山と季節を感じるハイキングを併せて楽しめます。

香取神宮への散策は道なりで歩く30分、季節を感じよう!

香取神宮への散策は道なりで歩く30分、季節を感じよう!

写真:Mizuki Yoshi

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JR香取駅を出て左へ進めば、香取神宮までほぼ道なりの30分ウォーキング。約2kmの行程は、街並みを抜けて行くと神道山古墳群(しんどうやまこふんぐん)に突き当たります。香取神宮への矢印が示すように左へ曲がり、更に道なりに歩きます。進行右手側は古墳群がある緑あふれる里山風景が続きます。春は桜や菜の花などが楽しめますよ。

香取神宮への散策は道なりで歩く30分、季節を感じよう!

写真:Mizuki Yoshi

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街並みと古墳群を過ぎると、一気に開放的な景色に変わります。広大な畑は豊かな地力を感じる色です。田園風景を堪能しながら歩きましょう。写真右側中央が「香取」交差点。ここから少しずつ上っていきます。中央の小高い山の奥が香取神宮境内です。

香取神宮への散策は道なりで歩く30分、季節を感じよう!

写真:Mizuki Yoshi

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香取神宮奥の森を左手にして峠越え。「香取」交差点まではほぼ起伏の無いゆったりと曲がる散策。「香取」交差点からの峠越えは高低差20mほど。急な上りではないので、ゆっくり歩きましょう。中腹付近には小さな赤い鳥居が数個進行方向左側に並び、ここから香取神宮表参道入り口まで10分ほど。

表参道の見どころ

表参道の見どころ

写真:Mizuki Yoshi

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表参道商店街入り口には、だんご屋さんや甘味処もあるので、30分歩いた疲れを一休みするのもおススメです。2〜3分で大鳥居前。ここから表参道商店街が望めます。大鳥居の前後から奥宮と「伝説の」要石への径がありますが、本殿の後にご紹介します。

表参道の見どころ

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小高い山の上に建つ香取神宮の表参道は、朱色が見事な総門と楼門に向かい上り道。石灯籠が左右に建ち並ぶ風情ある風景が楽しめます。初夏にかけて新緑が見事ですよ。

表参道の見どころ

写真:Mizuki Yoshi

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石の大鳥居をくぐると階段上に総門。入り口から手水舎が見えます。いずれも銅葺きの屋根で朱色との対比が見事です。

漆黒と極彩色の社殿、御神木も

漆黒と極彩色の社殿、御神木も

写真:Mizuki Yoshi

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拝殿後方の本殿は元禄年間に徳川幕府が造営。屋根は檜皮葺(ひわだぶき)、黒漆のシックな色合いです。シンメトリーな唐様式の優美な曲線を持つ拝殿の前では、思わず記念写真を撮りたくなりますよ。

漆黒と極彩色の社殿、御神木も

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こげ茶にも見えるシックな色調に極彩色のコントラストの鮮やかさは見事です。是非ご覧になって下さい。

漆黒と極彩色の社殿、御神木も

写真:Mizuki Yoshi

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杉が多い境内や香取神宮の森には巨木が無数にあります。樹齢1000年を越えると云われる御神木は楼門をくぐると右手に立っています。

拝殿と本殿は周囲を一周できるので、「三本杉」など見どころをお見逃しなく。本殿周囲は荘厳な雰囲気です。拝殿の左手にかつて「かとり」と名付けられた船の錨が奉献されています。日本書紀によれば、「香取」は「楫取(かとり)」とも書き、船のかじ取りの意味があります。香取神宮は船とのかかわりも深いのです。

伊勢神宮よりも古い創建の香取神宮は、いにしえには、神宮と呼ばれたのは、伊勢、鹿島、香取のわずか3社の格式を誇ります。国譲りと国の平定の大事業を成し遂げたフツヌシ大神が祀られた香取神社は開運祈願のパワースポットです。

「伝説の」要石が押さえているのは?

「伝説の」要石が押さえているのは?

写真:Mizuki Yoshi

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表参道を戻り、要石と奥宮方面へ入りましょう。「伝説の」要石はとても重要な史跡で必見です。

「伝説の」要石が押さえているのは?

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香取護国神社の左側を抜けた先にある押手神社の祠の向かい側に、要石が石柱に囲まれて鎮座しています。

「伝説の」要石が押さえているのは?

写真:Mizuki Yoshi

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フツヌシとタケミカヅチの二柱の大神は、出雲でオオクニヌシ親子を相手に国譲りの大役を果たしその後、国内各地をめぐり歩き平定。そして常陸・下総に至りますがこの地方は尚、ただよえる国で地震が頻発し、地中に大鯰(おおなまず)が居るせいだと人々が恐れていました。そこで大神たちは、タケミカヅチが鹿島神宮で鯰の頭部に、フツヌシが香取神宮で鯰の尾の部分にそれぞれ石棒を深く差し込み地震を鎮めたと云われています。

フツヌシが差し込んだ石棒は頭部が凸形(写真)、タケミカヅチが差し込んだ石棒は頭部が凹形です。二つの要石は地中でつながっているとも伝えられています。因みに、香取神宮と鹿島神宮は20km弱も離れており、途方もない鯰の大きさに驚きますね。

奥宮の凛とした佇まい

奥宮の凛とした佇まい

写真:Mizuki Yoshi

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奥宮はフツヌシ大神の荒魂(あらみたま)を祀っています。荒魂とは、勇猛果断さを示します。一方、和魂(にぎみたま)は、優しく平野的な側面を示しています。階段を登り少し高い位置に奥宮の社殿があります。

奥宮の凛とした佇まい

写真:Mizuki Yoshi

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簡素な中にも凛として空気が漂っています。フツヌシ大神を祀る本殿と併せて参拝してみてはいかがでしょう。

奥宮の凛とした佇まい

写真:Mizuki Yoshi

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奥宮からは旧参道(写真)を歩いて表参道入口方面へ戻るコースがおススメ。香取神宮へは、表参道から入り約1時間ほどで緑豊かな境内を散策できます。時間に余裕のある方には、見どころも、史跡も、伝説も豊富にあるのでたっぷり時間をかけることができる素晴らしい境内です。JR香取駅からの往復ウォーキングは2時間くらいになります。春の花や初夏の新緑、秋にはさわやかな風を感じることが出来ますよ。お茶をもって歩いてみてはいかがでしょう。

香取神宮の基本情報

住所:千葉県香取市香取1697-1
電話番号:0478-57-3211
アクセス:JR香取駅から徒歩約30分、JR佐原駅からバス各種(約20分)

2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2019/04/05 訪問

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