太陽と結び付きの強い神社!茨城「鹿島神宮」と東西の「一之鳥居」

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太陽と結び付きの強い神社!茨城「鹿島神宮」と東西の「一之鳥居」

太陽と結び付きの強い神社!茨城「鹿島神宮」と東西の「一之鳥居」

更新日:2019/05/20 17:00

Mizuki Yoshiのプロフィール写真 Mizuki Yoshi 歴史街道トレッカー、伝統の「ワザ」案内人、日本クルーズ&フェリー学会員

1300年の歴史を誇る奈良の春日大社は、御祭神のタケミカヅチを鹿島神宮から、フツヌシを香取神宮、アメノコヤネを枚岡神社から勧請しました。タケミカヅチとフツヌシは出雲の国譲りで、アメノコヤネは天孫降臨で大活躍した神々。タケミカヅチをお祀りするのが、今回ご紹介する茨城の鹿島神宮。朝日を望む東の一之鳥居、夕陽を望む西の一之鳥居を備え、アマテラスと縁が深い神社です。鹿島神宮と東西一之鳥居をご紹介します。

東の一之鳥居と西の一之鳥居

東の一之鳥居と西の一之鳥居

写真:Mizuki Yoshi

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古の時代、多くの文明地域で太陽が昇る東方に光や楽園があると信じ、太陽を求めて東へ向かう人々もいました。鹿島神宮は本州東端、太平洋から日が上る鹿島灘の近くに建っています。アマテラスをお守りする武神タケミカヅチを祀る鹿島神宮は、太陽(アマテラス)と結び付いています。鹿島神宮の東の一之鳥居は、鹿島神宮から東方3kmほどの鹿島灘、明石浜堤防前に建っています。

<鹿島神宮 東の一之鳥居の基本情報>
住所:茨城県鹿嶋市明石676
アクセス:鹿島コミュニティバス(湖岸海岸線)明石入口下車徒歩約5分

東の一之鳥居と西の一之鳥居

写真:Mizuki Yoshi

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鹿島神宮 西の一之鳥居が建つ辺りは大船津と呼ばれ、水運により経済や文化が栄えたところ。古事記によれば国譲りの際にタケミカヅチに同行したのが船の神様アメノトリフネ。タケミカヅチは、アマテラスの守護神ですが移動の手段は船(アメノトリフネ)であったことが伺われます。

鰐川の岸の眼前に建立の朱色巨大な西の一之鳥居。川底からの高さ18.5m、幅22.5mの壮大さが際立ちます。

<鹿島神宮 西の一之鳥居の基本情報>
住所:茨城県鹿嶋市大船津
アクセス:鹿島神宮の大町通りから200m程南にある宮中通りを西へ向かい徒歩約20分

東の一之鳥居と西の一之鳥居

写真:Mizuki Yoshi

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西の一之鳥居を訪問する時間がない方におススメするのが鹿島神宮駅西側の鹿島城山公園。350本のソメイヨシノが満開となる春の鹿島城山公園の桜は必見の場所です。鹿島城山公園は、鹿島神宮と西の一之鳥居を結ぶ線上にあり、小高い公園西側から北浦に立つ朱色の西の一之鳥居がくっきりと浮き上がって見えます。この位置では鹿島神宮を背にしています。

<城山公園の基本情報>
住所:茨城県鹿嶋市城山1丁目1
アクセス:JR鹿島神宮駅から徒歩約5分

鹿島神宮境内では、まず拝殿でお参りを

鹿島神宮境内では、まず拝殿でお参りを

写真:Mizuki Yoshi

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大鳥居と朱色の楼門をくぐるとすぐ右手に拝殿があり、ここで参拝します。

鹿島神宮境内では、まず拝殿でお参りを

写真:Mizuki Yoshi

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拝殿の背後に、幣殿、石の間、本殿が連なっています。本殿は徳川二代将軍秀忠が奉納。極彩色が見事です。拝殿から本殿まで国の重要文化財です。本殿後方の巨木が樹齢1300年とも云われる御神木です。本殿を一周することはできませんので、左右から望みます。

鹿島神宮境内では、まず拝殿でお参りを

写真:Mizuki Yoshi

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拝殿で参拝を済ませ、本殿も見たら、天然記念物の森となっている奥参道に入りましょう。奥参道は見事にはき清められ、原始の森のような巨木に囲まれた霊験あらたかな雰囲気です。

振り返ると、入ってきた楼門が確認出来ます。こちらは水戸光圀の父の徳川頼房公が奉納したもの。奥参道越しに見る楼門は朱が映えてとても美しく感じられるでしょう。

とても神聖な「鹿園」とパワースポットの「要石」

とても神聖な「鹿園」とパワースポットの「要石」

写真:Mizuki Yoshi

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奥参道を歩くと、見えてくるのが鹿園。鹿島神宮では鹿は神の使者、神鹿(しんろく)として大切にされています。それは国譲りの時代、アマテラスがタケミカヅチを遣わすことを決定する際に鹿の神霊・アメノカクノカミを遣わせたことに由来します。8世紀には、タケミカヅチの分霊を鹿の背中に載せて奈良春日大社にお祀りしました。

神聖な鹿園を是非ご覧になって下さい。鹿園前にある売店で鹿せんべいを購入すれば、おりのスリット(写真)から鹿に直接せんべいを与えることができますよ。

とても神聖な「鹿園」とパワースポットの「要石」

写真:Mizuki Yoshi

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鹿園を過ぎ、見えてくる奥宮(のちほどご紹介)を右に曲がると、すぐに「大鯰(なまず)の碑」があり、その先に「要石」があります。地震が多く発生し人々が恐れていた時に、タケミカヅチは、鹿島神宮で地中深く石棒を差し込み、大鯰の頭部に打ち込み地震を鎮めたと伝わっています。この伝説では、鹿島神宮の南西に建つ千葉の香取神宮の要石が、大鯰の尾の部分にさし込まれているのです。要石は、強力なパワースポットです。立ち寄ってパワーをもらってみてはいかがでしょう。鹿島神宮が凹形(写真)、香取神宮が凸形です。

とても神聖な「鹿園」とパワースポットの「要石」

写真:Mizuki Yoshi

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要石の手前にある「大鯰の碑」がこちら。鯰の頭部を足でおさえるタケミカヅチの様子がダイナミックに描かれています。

鹿島神宮の森、奥宮、御手洗池

鹿島神宮の森、奥宮、御手洗池

写真:Mizuki Yoshi

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20万坪にもおよぶ広さの鹿島神宮の森は、天然記念物。しかも、森が到達する極限状態の「極相林」です。究極のバランスを保っており、最高の森林浴が続きます。写真は要石と奥宮の間の巨木の森。樹齢数百年以上あろうかという杉が無数にある鹿島神宮の森は正に古の人々が「神々しい」と呼んだ状態。ゆっくりと空気を吸い込み、癒されてみてはいかがでしょう。

鹿島神宮の森、奥宮、御手洗池

写真:Mizuki Yoshi

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鹿園から奥参道をまっすぐ歩くと5分程で奥宮に着きます。関ケ原の戦いの後、徳川家康が本殿として奉納した社殿ですが、秀忠が本殿を造営奉納した際に、遷され奥宮となりました。国の重要文化財です。

鹿島神宮の森、奥宮、御手洗池

写真:Mizuki Yoshi

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奥宮から右手に折れると要石。左に曲がり、かなりの急坂を下りていくと御手洗池(みたらしいけ)です。大昔には鹿島神宮参拝は、御手洗池で身を清めてから行ったことから御手洗(みたらし)の名となっています。透明度が高い水です。鳥居の背後の涌水口から豊富に霊水が湧き出しているので、一口味わってみてはいかがでしょう。売店と無料の休憩スペースがあるので、三色だんごなどで一休みもいかがでしょう。

大町通りと仲町通りを楽しもう!「伊勢神社」で完結

大町通りと仲町通りを楽しもう!「伊勢神社」で完結

写真:Mizuki Yoshi

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最後に、あわせて訪れたい周辺エリアについてもご紹介します。JR鹿島神宮駅前にある観光案内所から赤レンガの径を上るとすぐに塚原卜伝生誕地像があり、その後5分程で鹿島神宮の大鳥居が見える大町通りに入ります。大鳥居手前に3匹の鹿の石像が建っています。強豪サッカーチームのアントラーズは鹿の意味、鹿島神宮を守護神として戦っていますね。

大町通りと仲町通りを楽しもう!「伊勢神社」で完結

写真:Mizuki Yoshi

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表参道の大町通りの一本南にある仲町通り筋は通称「七福神通り」と呼ばれています。何の変哲もない商店街のように見えますが、七福神の石像が北側(道路右側)に3神、南側(道路左側)に4神あります。写真左手前に写っているのは恵比寿様。七福神全部と写真を撮ると、「福が舞い降りる」、そうですよ。

大町通りと仲町通りを楽しもう!「伊勢神社」で完結

写真:Mizuki Yoshi

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縁起の良い七福神から福が舞い降りたでしょうか。仲町通りの突き当たりにあるのが伊勢神社。明治時代に伊勢神宮の大宮司を務めた鹿島則文氏が地元に戻り、屋敷内にアマテラスをお祀りした祠が、現在は地元町内会の守り神。アマテラスの守り神、タケミカヅチを祀る鹿島神宮への旅が、伊勢神社をお参りする事で完結しますよ。願い事をしてみてはいかがでしょう。

鹿島神宮の基本情報

住所:茨城県鹿嶋市宮中2306-1
電話番号:0299-82-1209
アクセス:JR鹿島神宮駅から徒歩約10分

2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/04/04−2019/04/06 訪問

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