ホーチミンの統一会堂はベトナム戦争終結地!今も残される当時の様子

ホーチミンの統一会堂はベトナム戦争終結地!今も残される当時の様子

更新日:2019/04/25 16:08

大里 康正のプロフィール写真 大里 康正 旅する写真家、タイと台湾に詳しい旅作家
ホーチミン観光の目玉の一つ、それが「統一会堂」です。南ベトナム時代の旧大統領官邸であり市内のほぼ中央に位置。ベトナム戦争では北ベトナム軍が1975年4月30日に侵攻しサイゴンは陥落、ベトナム戦争は終結したのです。

内部の美しい装飾と見事な調度品、そして地下には通信機器が今でも残されており、屋外には戦争終結時に突入したという戦車も!見どころが多く必見の場所と言えるでしょう。
LINEトラベルjpなら、その旅行代LINEポイントで戻ってきます!対象はこちら

統一会堂の歴史と外観

統一会堂の歴史と外観

写真:大里 康正

地図を見る

統一会堂(Reunification Palace)という呼び方は、ベトナム戦争終結の翌年である1976年に付けられています。それまでは、南ベトナム政権時の旧大統領官邸であり、1966年から1975年まで続きました。

しかしながらこの場所そのものは、さらに古い歴史を持っています。フランスの植民地支配下にあった1863年に建築が始まって完成したのは1873年のこと。当時は「ノロドン宮殿」と呼ばれ、1945年までフランス提督が利用していたのです。

その後、1955年に南ベトナム政権が誕生すると、「独立宮殿」と改名しています。そして大統領官邸となり戦争終結まで使われることになるのです。

統一会堂の歴史と外観

写真:大里 康正

地図を見る

統一会堂前は広い庭となっていますが、そこを迂回するように歩いて建物正面に行くことになります。入場口から歩き、建物が近くなってくると、その大きさに圧倒されることでしょう。

統一会堂の歴史と外観

写真:大里 康正

地図を見る

統一会堂の外観や玄関部分は、一見すると無機質な感じを受けるかも知れませんが、ここは旧大統領官邸。観光では各部屋で豪華な作りや家具を見ることになります。内部には観光コースがありますがそれは目安ですので、歩きたい順番と方向で進むことが可能です。

観光は各階で可能となっており、執務室や応接室、屋上階、地下には作戦指令室や通信関連施設が当時のまま、残されているのです。

1階の内閣会議室、2階の大統領作戦室と大統領執務室

1階の内閣会議室、2階の大統領作戦室と大統領執務室

写真:大里 康正

地図を見る

南ベトナムでは階層の数え方が日本とは異なります。日本の地上階は0階となり、日本の2階が1階となります。これはヨーロッパの数え方から来ていることですので、一つ少ない数え方であることを知っておいて下さい。

1階の内閣会議室の様子です。選挙で選ばれた4年の任期の大統領が副大統領を任命し、上下両院制度を採用していました。内閣会議室では7人の副大統領と19人の閣僚で政治を執り行っていたのです。

1階の内閣会議室、2階の大統領作戦室と大統領執務室

写真:大里 康正

地図を見る

2階には大統領作戦室があります。大統領作戦室では地図が掲示されており、南ベトナムの状況を分析していたのです。もちろん地図は当時のまま!

1階の内閣会議室、2階の大統領作戦室と大統領執務室

写真:大里 康正

地図を見る

同じく2階には大統領執務室があります。大統領作戦室同様に、カーペットには色鮮やかな赤色が使われており、軍事作戦や政治に直結する場所がきらびやかであることも、印象的と言えるのではないでしょうか。

3階には図書室と娯楽空間

3階には図書室と娯楽空間

写真:大里 康正

地図を見る

階段を上がって3階に行くと、図書室があります。図書室といっても窓があり、現代の図書館のようにとても開放的な雰囲気です。時にこの部屋で、ゆっくりと時間を過ごす人たちがいたことでしょう。

3階には図書室と娯楽空間

写真:大里 康正

地図を見る

また、統一会堂のユニークなところは、映画館も備えられていること。ステージが設置されていることから、様々なイベントにも使われていたのです。

3階には図書室と娯楽空間

写真:大里 康正

地図を見る

その他の娯楽として作られていたビリヤード室。一見すると殺風景な感じがするかも知れませんが、統一会堂は今でも国賓対応や会議で使われており、この部屋も使われているのです。

LINEトラベルjpなら、その旅行代LINEポイントで戻ってきます!対象はこちら

雰囲気がガラリと変わる地下

雰囲気がガラリと変わる地下

写真:大里 康正

地図を見る

コース順に進むと、観光の最後は地下に向かうことになります。現代でも軍事作戦の重要な場所は地下に作られることが多くなっています。それは敵の爆撃からの被害を最小限にするため。南ベトナムでも同様の考え方であり、通信関係や軍事指令室は地下となっていました。

2階の大統領作戦室よりもさらに広い範囲で、より多くの地図が掲示されています。

雰囲気がガラリと変わる地下

写真:大里 康正

地図を見る

地下において緊急性の高い会議が行われ、重要な指令が出されていたのです。

雰囲気がガラリと変わる地下

写真:大里 康正

地図を見る

そして多くの通信機器が並び、暗号の傍受や味方への送受信に使われていました。地上階とはまったく雰囲気が異なり、サイゴン陥落から長い年月が経過していても、緊張感が伝わってくるかも知れません。

なお、地下には地上への抜け道がある、またタンソンニャット国際空港までの秘密のトンネルがある、という話もあるのです。

統一会堂の敷地内にある当時の戦車や戦闘機

統一会堂の敷地内にある当時の戦車や戦闘機

写真:大里 康正

地図を見る

建物の外に出たら、左奥側にある戦車や戦闘機の展示に向かいましょう。1975年4月30日に戦車がフェンスを突き破り、大統領官邸に突入することで、南ベトナム政権は終わります。これがサイゴン陥落と言われ、ベトナム戦争が終わった日となるのです。展示されているのは当時のもの。

統一会堂の敷地内にある当時の戦車や戦闘機

写真:大里 康正

地図を見る

迷彩色の戦闘機は、当時の緊張感が伝ってくるようです。

統一会堂の敷地内にある当時の戦車や戦闘機

写真:大里 康正

地図を見る

戦車や戦闘機の出来るだけ近くまでいき、その質感を見学してみてはいかがでしょうか。そこに戦争の冷たさがあるかも知れません。

最後にその他の観光地について。ホーチミンを半日で歩ける徒歩モデルコースや、更に深くベトナム戦争を知ることが出来る「戦争証跡博物館」、美しい「サイゴン中央郵便局」、また世界遺産のハロン湾を下記の関連MEMOにリンク設定しています。ぜひ旅行の参考としてみて下さい。

統一会堂の基本情報

住所:135 Nam Ky Khoi Nghia Ho Chi Minh City
電話番号:+84-28-3822-3652
アクセス:ホーチミン市内1区の中心

2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

LINEトラベルjpなら、その旅行代LINEポイントで戻ってきます!対象はこちら
掲載内容は執筆時点のものです。 2018/04/19 訪問

- PR -

条件を指定して検索

LINEトラベルjpで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -