トスカーナ州マレンマ「ロッカルベーニャ」は秘密にしたい隠れ家な町

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トスカーナ州マレンマ「ロッカルベーニャ」は秘密にしたい隠れ家な町

トスカーナ州マレンマ「ロッカルベーニャ」は秘密にしたい隠れ家な町

更新日:2019/05/01 12:05

Etsuko Ciaoのプロフィール写真 Etsuko Ciao 美食イタリア旅ライター

イタリア中部に位置するトスカーナ州は、イタリアきっての観光エリアで、美しく豊かな自然が旅する人々を癒してくれます。内陸部のマレンマ地方のロッカルベーニャは、秘密の宝石箱のような可愛らしい町。町のシンボルで守護神の岩山からの眺めは雄大な自然そのもの。ルルドの泉によく似た小さな岩山や、マレンマグルメにイノシシ、世界一位獲得のチーズ工場での買い物等、小さいながら魅力満載です。

ロッカルベーニャの守護神の岩山

ロッカルベーニャの守護神の岩山

写真:Etsuko Ciao

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ロッカルベーニャは、日本ではまだ知られていないマレンマ地方にある町。中世時代から戦争でイタリアの北部や南部の町が内外から責められ破壊される中、イタリア中部のマレンマ地方は辿り着くまでわかりづらく、敵からは見つかりにくいゆえに、今もロッカルベーニャのような美しい町と自然がひっそりと残されています。

町の起源は13世紀に遡ります。当初はアルドブランデスキ家に所有されていましたが、その後にシエナ共和国に属し、17世紀にはトスカーナ大公国の自治体となりました。

ロッカルベーニャの守護神の岩山

写真:Etsuko Ciao

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ロッカルベーニャの町中からも見えるシンボル的存在のイル・サッソ(il sasso)と呼ばれる岩山。イタリア語でサッソ(sasso)は岩山、岸壁の意味で、中世の頃より防衛目的で長らく使用されていました。勇ましく荒々しい岸壁は、守護神のよう。第二次世界大戦中は、空襲が来ると人々は岩山へ逃げたといわれています。

岩山へは誰でも上ることができます。最初は緩やかな階段ですが、頂上へ近づくにつれ、傾斜が険しく石の階段が高くなります。手すりはありますが、滑って転倒されないように上り下りには十分にご注意を。

ロッカルベーニャの守護神の岩山

写真:Etsuko Ciao

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岩山を上りきると見晴らし台に出ます。そこから360度のマレンマの緑に囲まれた大自然を眺めることができます。どこまでも続く一面の緑の木々と、下にはドゥオーモを中心とした町の全景が見えます。

可憐なバラ窓が美しい、町の中心ドゥオーモへ

可憐なバラ窓が美しい、町の中心ドゥオーモへ

写真:Etsuko Ciao

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人々の祈りの場のドゥオーモ(正式名称はChiesa Dei Santi Pietro E Paolo)は、ゴシック様式建築で、ファザード部分の大きく可憐なバラ窓が美しい教会です。教会内には、14世紀の木製の十字架や、アレクサンドル・カゾラーニの哀悼者とのピエタ等の宗教芸術品が展示されています。

可憐なバラ窓が美しい、町の中心ドゥオーモへ

写真:Etsuko Ciao

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入口から奥の祭壇部分には三つのパネル作品があり、マドンナと子供、聖ペテロと聖パウロが設置されています。鮮やかな赤と青の色彩がゴールドによって、更に見応えを増しています。

可憐なバラ窓が美しい、町の中心ドゥオーモへ

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小さな博物館のようなロッカルベーニャのドゥオーモは、喧騒から離れ静けさに身を置くのにぴったりな場所です。

<ドゥオーモ(Chiesa Dei Santi Pietro E Paolo)の基本情報>
住所:SS323,1,58053 Roccalbegna GR

アモーレ通り?ゆっくり歩いて見つけたい自分のお気に入り

アモーレ通り?ゆっくり歩いて見つけたい自分のお気に入り

写真:Etsuko Ciao

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規模としてはとても小さいので急ぎ足なら1時間もあれば徒歩で周れますが、町全体がテーマパークのようで、じっくり時間をかけて巡りたくなります。広場からはシンボルの岩山が見えます。

初めてロッカルベーニャを訪れたローマ在住のイタリア人が、あまりの町の可愛らしさに魅了され、じっくり散策されたという話もあるくらいです。散策には少し多めに時間をとるといいでしょう。

アモーレ通り?ゆっくり歩いて見つけたい自分のお気に入り

写真:Etsuko Ciao

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散策には、道の通りの名前や、家の表札にも目を配って見て下さいね。写真は「Via delle AMORE」意味は愛の道。ロマンチックですね。家の表札には猫やウサギの絵が描かれていたり、訪ねた人を楽しませてくれます。他には、かつて馬を止めていた馬具が今も壁に埋め込まれたままになっています。

アモーレ通り?ゆっくり歩いて見つけたい自分のお気に入り

写真:Etsuko Ciao

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趣きある家々にいくつもシャッターを押したくなります。町にはバールと、レストランが2軒ありますので歩き疲れたら休憩して、地元の人との交流を楽しんでみてはいかかでしょう。

ルルドの泉みたい?澄んだ小川の先には小さな岩山あり

ルルドの泉みたい?澄んだ小川の先には小さな岩山あり

写真:Etsuko Ciao

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町から小川のある山道へ向かうと、等間隔に配置された水道がありますが、よく見るとそれぞれギョッとするような怖いお顔が彫られています!

ルルドの泉みたい?澄んだ小川の先には小さな岩山あり

写真:Etsuko Ciao

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道なりに足を進めると、大自然がすぐにダイレクトに見られるロケーション。険しい岩肌がすぐ目の前に迫っているかのようです。さらに進むとアルベーニャ川(fiume Albegna)が見えてきます。

ルルドの泉みたい?澄んだ小川の先には小さな岩山あり

写真:Etsuko Ciao

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川を渡るとすぐに十字架の小山があります。近くへ行くと、それはルルドの泉によく似た掘りで、マリア様像が設置されています。ひっそりと町のはずれに造られたお堀には、「生きる泉」と「喜びの痕跡」と記されています。

マレンマグルメは名物料理「イノシシ」のパッパルデッレ

マレンマグルメは名物料理「イノシシ」のパッパルデッレ

写真:Etsuko Ciao

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旅先では地元の名物料理を味わうのが楽しみの一つ。マレンマ地方はイノシシ肉を使った料理が有名です。クセもなく美味しくいただけるので、訪れたらぜひ試していただきたいです。

町に2軒あるトラットリアの一つ、ラ・グロッタ(La Grotta)は店内奥に岩山の一部を利用した部屋があります。その部屋は天然クーラーのように非常に涼しく、真夏の暑い日にはおすすめです。

マレンマグルメは名物料理「イノシシ」のパッパルデッレ

写真:Etsuko Ciao

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お昼は12時オープンです。店内はアンティークな置物が展示されて、クラシカルな雰囲気。写真は、BIOのグラスワインと、お通しに出されたパッパ・アル・ポモドーロ(Pappa al pomodoro)です。パッパ・アル・ポモドーロは、トスカーナ州で固くなったパンを水でもどして、トマトソースで煮込んだもの。トマト味がよくパンに染み込んで、柔らかく優しい味です。

マレンマグルメは名物料理「イノシシ」のパッパルデッレ

写真:Etsuko Ciao

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おすすめは何と言っても、マレンマの名物イノシシを使った料理です(イタリア語でイノシシはチンギアーレ)。ぜひ召し上がっていただきたいのが、パッパルデッレ・アル・チンギアーレ(pappardelle al cinghiale)。幅広の手打ちパスタのパッパルデッレと、イノシシのラグーソースのパスタです。よく煮込まれているのでイノシシの臭みは殆ど感じられず、パスタに振り掛けられたチーズの塩味が旨みを引き出し、ワインにもとてもよく合います。

食後のドルチェにおすすめは、ラ・クレーマ・ブルッチャータ・アイ・カフェ(la crema brucciata ai caffe)。クレームブリュレのようなドルチェで、テーブルに運ばれてくる時にメラメラと燃えた炎で(ブルッチャータ)サービスされます、ドキッとサプライズな瞬間を楽しんで召しあがって下さいね。

<La Grotta Di Lorenzoni Luciaの基本情報>
住所:Via Di Monte Amiata,249,58053 Roccalbegna GR
電話番号:+39-0564-989026
営業時間:12:00-22:00 
定休日:水曜日

ロッカルベーニャへのアクセス

ローマから新幹線フレッチャロッサで1時間40分、グローセットから車で約1時間の道程です。地理的にトスカーナ州の内陸の山間部で、交通アクセスとしてはレンタカー等の車になります。ロッカルベーニャ訪問の際は、写真に張り付けている地図をご参考ください。

2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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