神代の時代に「高速移動」を可能に!茨城・息栖神社のご祭神

| 茨城県

| 旅の専門家がお届けする観光情報

神代の時代に「高速移動」を可能に!茨城・息栖神社のご祭神

神代の時代に「高速移動」を可能に!茨城・息栖神社のご祭神

更新日:2019/04/23 08:28

Mizuki Yoshiのプロフィール写真 Mizuki Yoshi 歴史街道トレッカー、伝統の「ワザ」案内人、日本クルーズ&フェリー学会員

茨城の息栖神社は東国三社の一社。伊勢神宮参宮後、鹿島神宮、香取神宮を合わせた東国三社参拝が古くから人気でした。息栖神社の御祭神をひと言でご紹介すれば、クナドノカミが「水先案内人」、アメノトリフネが「高速船」、住吉三社が「海上守護」。クナドノカミとアメノトリフネは、出雲での国譲りの際に鹿島神宮の御祭神のタケミカヅチと香取神宮の御祭神のフツヌシの従者として大役を果たしました。息栖神社をご紹介します。

パワースポットの忍潮井(おしおい)

パワースポットの忍潮井(おしおい)

写真:Mizuki Yoshi

地図を見る

水や船と関係が深い息栖神社は神栖市の常陸利根川に接して建っています。左手(南東)が下流、並行して流れる利根川とこの先で合流し、銚子で太平洋に流れ込みます。忍潮井(おしおい)から眼前の船溜まり沿いに常陸利根川堤防まで50メートル程歩き、船溜まりの一周をおススメします。堤防に上がれば開放感あふれる景観や、右手後方(北西)には筑波山遠景も堪能できます。

パワースポットの忍潮井(おしおい)

写真:Mizuki Yoshi

地図を見る

中央に息栖神社一の鳥居。写真右手に女瓶(井戸)の小さな鳥居、左手に男瓶(井戸)に少し大きな鳥居がある忍潮井。息栖神社の御祭神はクナドノカミ(岐神)で、国譲りの際にオオクニヌシが自分の替わりにクナドノカミに、「タケミカヅチとフツヌシのニ神の道案内をせよ」と指示します。日本書紀ではクナドノカミは猿田彦(天孫降臨の際にニニギノミコトを道案内した)だとあり、まさに「水先案内人」の先導者。

古事記では、タケミカヅチにはアメノトリフネが同行し、オオクニヌシの息子をスピーディにオオクニヌシの元に連れ戻し、国譲りが決着します。アメノトリフネも先導役として大活躍します。アメノトリフネ(天鳥船)は鳥が飛ぶように早く走る「高速船」のイメージです。船溜まり越しにみる一の鳥居の風景は、息栖神社御祭神の来歴を見事に表現しているように見えますね。

息栖神社は鹿島神宮、香取神宮に対して扇の要の位置に建ち、どちらの神宮へも直線距離で10kmほど、現在も川伝いに両神宮へ、クナドノカミの先導で船(アマノトリフネ)で駆け付ける事が可能です。

パワースポットの忍潮井(おしおい)

写真:Mizuki Yoshi

地図を見る

以前この辺りは「おきす(沖洲)の津」と呼ばれる海で、江戸と東北間の水運で繁盛した湊でした。おきすがいきす(息栖)に変容したようです。周辺が海だったころから、真水が湧き出たことで、忍潮井(おしおい)と呼ばれています。伊勢の明星井、伏見の直井と併せ、日本三霊泉の一つです。井戸の中ではコイが泳いでいます。

二の鳥居から稲荷神社へ

二の鳥居から稲荷神社へ

写真:Mizuki Yoshi

地図を見る

忍潮井の一の鳥居から二の鳥居までは100メートルほど。東国三社息栖神社の石柱が建っています。

二の鳥居から稲荷神社へ

写真:Mizuki Yoshi

地図を見る

二の鳥居をくぐると左手に稲荷神社があるので、立ち寄ってみてはいかがでしょう。

二の鳥居から稲荷神社へ

写真:Mizuki Yoshi

地図を見る

赤い手ぬぐいを頭にかぶった狐だけでなく、愛嬌たっぷりに打ち出の小槌をふるう大黒様と猿の親子像もありますよ。大黒様の袋には、縁起の良い鶴と亀の絵柄が見えます。

境内パワースポットで「幸運」と「円満」を!

境内パワースポットで「幸運」と「円満」を!

写真:Mizuki Yoshi

地図を見る

本殿の左側に力石と芭蕉の句碑があります。力石は春の祭礼などで神と人間が一体となって力比べをしたもの。パワーを感じてみてはいかがでしょう。

境内パワースポットで「幸運」と「円満」を!

写真:Mizuki Yoshi

地図を見る

本殿右手側にあるのが、「招霊の木」と呼ばれる木蓮科の木。幸運をもたらす樹の代表格で精霊の宿る木と云われています。近寄ってパワーを受け摂りましょう。

境内パワースポットで「幸運」と「円満」を!

写真:Mizuki Yoshi

地図を見る

社務所前に立つのが「那岐(ナギ)の木」。風が止んで海が穏やかな状態をなぎ(凪)と呼びます。ここでは、すべてが円満に収まるように和ぎのパワーを受け摂りましょう。

東国三社全てをお参りできる!

東国三社全てをお参りできる!

写真:Mizuki Yoshi

地図を見る

幕末に作られ現存する朱色の神門をくぐります。一の鳥居、二の鳥居、神門の先、一直線の場所に本殿があります。息栖神社はこの場所に遷座して1200年。神武天皇の御代に創建された鹿島神宮、香取神宮との強い結び付きからは、更に長い歴史を感じますね。

東国三社全てをお参りできる!

写真:Mizuki Yoshi

地図を見る

境内末社は9社。左手の祠には鹿島神宮他3社、右手の祠には香取神宮他4社が勧請されています。ここでお参りすれば、息栖神社、鹿島神宮、香取神宮の東国三社すべての参拝が出来ますよ。

東国三社全てをお参りできる!

写真:Mizuki Yoshi

地図を見る

クナドノカミ(岐神)は、路の神、除厄招福で、井戸の神様でもあります。アメノトリフネは交通守護、住吉三社は海上守護の御神徳があります。境内末社、パワースポットも併せ、開運や幸福を受け摂ってはいかがでしょうか。

深い森が背後にある社殿

深い森が背後にある社殿

写真:Mizuki Yoshi

地図を見る

社殿は、享保7年(1722年)に造営されましたが、昭和35年に焼失し、昭和38年に再建されたものです。社殿(本殿、幣殿、拝殿)は一周できるので、背後の深い森から流れ込む霊験あらたかな雰囲気を感じてみてはいかがでしょう。

深い森が背後にある社殿

写真:Mizuki Yoshi

地図を見る

境内は桜の名所。初夏に向けて新緑が一気に萌えます。

深い森が背後にある社殿

写真:Mizuki Yoshi

地図を見る

本殿左手に御神木があります。息栖神社の境内総面積は38,000平方メートル。息栖神社を囲む約200メートル四方の森は巨木や豊富な緑に溢れ、神々しい雰囲気に包まれますよ。

息栖神社の基本情報

住所:茨城県神栖市息栖2882
電話番号:0299-92-2300
アクセス:東京駅八重洲南口より高速バス「鹿島神宮駅」行で約1時間40分、鹿島セントラルホテル下車、徒歩約30分又はタクシー約5分。鹿島神宮駅からは、路線バス海岸線又は利根川線で約30分の鹿島セントラルホテル下車、以下同。

2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/04/04 訪問

- PR -

条件を指定して検索

LINEトラベルjpで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -