パンダやキンシコウを楽しもう!北京市「北京動物園」

パンダやキンシコウを楽しもう!北京市「北京動物園」

更新日:2019/04/23 16:49

乾口 達司のプロフィール写真 乾口 達司 著述業/日本近代文学会・昭和文学会・日本文学協会会員
中国を代表する動物といえば、何を思い浮かべるでしょうか?パンダ?キンシコウ?それとも……?北京市の「北京動物園」では、パンダをはじめとして珍しい動物がたくさん飼育・公開されており、北京を訪れた際にぜひとも足を運びたいスポット。今回は中国を代表する動物園である「北京動物園」の魅力をご紹介しましょう。

中国有数の規模を誇る北京動物園

中国有数の規模を誇る北京動物園

写真:乾口 達司

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「北京動物園(ぺきんどうぶつえん)」は北京市西城区にある動物園。中国における動物園といえば、北京動物園を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

最寄り駅は地下鉄4号線「動物園駅」。改札を出て地上に上がると、すぐ目の前にご覧の正門が現れます。これが北京動物園の玄関口。正門の横にある販売所で入園券を買い求めましょう。

中国有数の規模を誇る北京動物園

写真:乾口 達司

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園内に一歩足を踏み入れると、その広さに誰もが驚くはず。おびただしい数の樹木が植えられた園内には広大な池が幾つも点在している上、それらが複数の河川で結ばれています。園舎はその広大な敷地のなかにぽつんぽつんと点在しているといった状態で、園内をゆっくり散策すると、半日を費やしてしまいます。

実は北京動物園のある地は、明代、王室の庭園であったところであり、動物園としては清朝末期に設けられた「万牲園」にはじまります。現在の北京動物園となったのは1955年のこと。広大な園内はそういった長い歴史に由来しているわけですね。

やっぱりパンダ!別料金の「大熊猫館」

やっぱりパンダ!別料金の「大熊猫館」

写真:乾口 達司

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北京動物園で真っ先に見たい動物といえば、やっぱりパンダ!そう思う人は多いでしょう。「パンダ」の通称で知られるジャイアントパンダは、大型の哺乳類。現在は中国国内でも四川省や陝西省のごく限られた地域にのみ少数生息している稀少動物だけに、パンダを一目見ようと、連日、たくさんの人が北京動物園を訪れます。

パンダが飼育・公開されているのは、正門を入ってすぐの「大熊猫館」。「大熊猫」は、中国語でジャイアントパンダを意味しています。ただし、「大熊猫館」に入場するには別料金が必要となるため、入園料を支払うときは「大熊猫館」の入園料も含まれた入園券を求める必要があります。中国語を話せなくても、窓口で「パンダ」といえば、係員が必要な入園券を渡してくれますよ。

やっぱりパンダ!別料金の「大熊猫館」

写真:乾口 達司

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大熊猫館では、複数の箇所でたくさんのジャイアントパンダを見ることが出来ます。ご覧のように、食事の様子もご覧いただけます。

やっぱりパンダ!別料金の「大熊猫館」

写真:乾口 達司

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北京動物園のパンダは人なつっこく、しばしば観光客が観覧するすぐ手前までやって来ます。パンダが近づいてくると、観覧者はみんな大喜びです。

こちらも大人気!孫悟空のモデルになったキンシコウ

こちらも大人気!孫悟空のモデルになったキンシコウ

写真:乾口 達司

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しかし、パンダだけが北京動物園の人気者ではありません。パンダと双璧をなす動物といえば、キンシコウの名を挙げないわけにはまいりません。キンシコウ(金絲猴)はオナガザル科に分類される霊長類の一種。中国では甘粛省や湖北省、四川省などに生息する固有種であり、『西遊記』のなかのヒーロー・孫悟空のモデルと見なされることもあります。

実際、パンダにおける「大熊猫館」のように、キンシコウに特化したご覧の園舎が設置されており、中国において、キンシコウの存在価値がいかに高いかをうかがうことが出来ます。

こちらも大人気!孫悟空のモデルになったキンシコウ

写真:乾口 達司

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キンシコウの姿はご覧のとおり。孫悟空のモデルになったという話もうなずけますね。

見どころはまだたくさん!その他の動物たち

見どころはまだたくさん!その他の動物たち

写真:乾口 達司

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ほかにも、中国国内に生息する貴重な動物がたくさん飼育されています。写真の「羚牛」もそのうちの一つ。一般には「ターキン」と呼ばれており、四川省やチベット自治区のほか、インドやブータンなどにも生息しています。

珍しいところでは、ほかにも「フシゾウ」といった動物もいますよ。その不思議な姿はご自身の目でお確かめください。

見どころはまだたくさん!その他の動物たち

写真:乾口 達司

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もちろん、動物園の定番というべき動物も多数見られます。写真はシマウマ。ほかにも、キリンやゾウ、トラ、ライオンなどの大型の野生動物もいます。

見どころはまだたくさん!その他の動物たち

写真:乾口 達司

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その一方、カワウソのような小型の動物も飼育されています。小さいお子さんには、こういった小型の動物の方が楽しいかも知れませんね。

固有種もたくさん!爬虫類館

固有種もたくさん!爬虫類館

写真:乾口 達司

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爬虫類館では、中国国内に生息する固有種もたくさんご覧いただけます。ほかには、園内には水族館まであり、別料金で入館することが出来ます。

いかがでしたか?北京動物園がいかに魅力的な動物をたくさん飼育・公開しているか、おわかりいただけたでしょうか。園内は広大であるため、あらかじめお目当ての動物を絞り込んで足を運んでみるのも一計。北京動物で中国ならではの魅力的な動物たちと触れ合ってください。

北京動物園の基本情報

住所:北京市西城区西直門外
電話番号:+086-10-6831-4411
アクセス:地下鉄4号線「動物園」駅より徒歩約5分
開園時間:7:30〜18:00(4月1日-10月31日)/7:30〜17:00(11月1日-3月31日)

2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2018/11/07 訪問

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