「モンテ宮殿熱帯植物園」ポルトガル領マデイラ島の理想郷

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「モンテ宮殿熱帯植物園」ポルトガル領マデイラ島の理想郷

「モンテ宮殿熱帯植物園」ポルトガル領マデイラ島の理想郷

更新日:2019/07/03 17:17

Lady Masalaのプロフィール写真 Lady Masala 知られざる名所案内人、蚤の市マニア

南国の植物が生い茂り、一年中カラフルな花々が咲き乱れるマデイラ島。トロピカルフルーツの産地としても知らるこの島最大の魅力は、年間平均気温が20度前後という温暖な気候。小高い丘の上にあるモンテは避暑地として栄えた地域で、そこにある「モンテ宮殿熱帯植物園」は、世界一美しい植物園とも謳われています。世界中から集められた珍しい植物とエキゾチックな装飾が訪れる人の目を楽しませてくれるでしょう。

世界一美しい植物園「モンテ宮殿熱帯植物園」

世界一美しい植物園「モンテ宮殿熱帯植物園」

写真:Lady Masala

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1987年にマデイラ島の実業家ホセ・ベラルド氏によって開園された「モンテ宮殿熱帯植物園(Jardim Tropical Monte Palace)」の歴史は、18世紀までさかのぼることができます。イギリス領事が所有していた広大な敷地に、宮殿のように美しい邸宅が建てられたのがそのはじまり。建物は高級ホテルへと改装され、後にベラルド氏の手に渡りました。氏がかねてから思い描いていたという理想の植物園が建設され、一般に公開されています。

世界一美しい植物園「モンテ宮殿熱帯植物園」

写真:Lady Masala

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マデイラ島最大の都市フンシャルよりもおよそ560メートルも高台にある「モンテ(Monte)」は、涼しい夏の気候を求めて富裕層が別荘を建設したという地域。その閑静な住宅街にある植物園には、世界各国の珍しい植物が集められているとともに、アズレージョとよばれるポルトガルの伝統的タイルをはじめとする、さまざまな芸術作品が収蔵されています。

世界一美しい植物園「モンテ宮殿熱帯植物園」

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園内では、マデイラ島の温暖な気候を利用して国内外の植物が育てられています。在来種を集めた「Flora da Madeira」一帯は、木々が生い茂る遊歩道となっており、森林浴をするにはぴったりの場所。揺れる枝葉のさわめきを聞き、樹木の香りを感じながら、深くリラックスできそうです。

植物園を彩る美しい「アズレージョ」とエキゾチックな装飾品

植物園を彩る美しい「アズレージョ」とエキゾチックな装飾品

写真:Lady Masala

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園内にある博物館には、ジンバブエの彫刻をはじめとするアフリカの美術品や、700種類もの鉱物が収蔵されています。また、遊歩道に沿って展示される40枚のポルトガルの史実を描いたアズレージョにも注目してみてください。たどりながら歩くだけで、ポルトガルの歴史が一目でわかります。

植物園を彩る美しい「アズレージョ」とエキゾチックな装飾品

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青と白を基調としたポルトガルでは一般的なアズレージョも庭園の随所に見られます。これらは宮殿や教会、邸宅など国内のさまざまな場所から集められたもので、ポルトガル国内では、国立アズレージョ博物館に次いで二番目の規模を誇る貴重なコレクションとなっています。

植物園を彩る美しい「アズレージョ」とエキゾチックな装飾品

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庭園を彩る小道具のひとつとして忘れてはならないのは、彫像やアーチなどの装飾品。つくられた時代はさまざまで、2世紀頃にまでさかのぼることができる古い物もあるのだとか。苔むした石像と植物とが見事に調和し、庭園を彩るアクセントとなっていることは間違いないでしょう。

西洋と東洋とが出会う「オリエンタル庭園」

西洋と東洋とが出会う「オリエンタル庭園」

写真:Lady Masala

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園内にはふたつのオリエンタル庭園があります。ベラルド氏が日本と中国を訪れた際にその歴史と文化に魅了され、園内にアジア風庭園を再現したのだといいます。

西洋と東洋とが出会う「オリエンタル庭園」

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日本人の私たちから見ると本格的な日本庭園とは言い難いですが、西洋人が憧れる東洋の神秘のようなものをそこに見い出すことができるでしょう。南国情緒あふれる椰子の木の緑と東アジア風建築の赤のコントラストが、東洋的でありながらもどこかに西洋を感じさせる不思議な空間をつくり上げています。

西洋と東洋とが出会う「オリエンタル庭園」

写真:Lady Masala

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オリエンタル庭園内には、ポルトガルと日本の200年以上にも及ぶ交流が描かれた166枚のタイルでできたパネルが展示されています。ポルトガル人がはじめて日本の地に降り立ってから450周年を迎えた1993年につくられたというパネルの1枚には、織田信長の肖像が描かれています。遠く離れたヨーロッパの地で、日本を身近に感じることができるでしょう。

「ケーブルカー」と「ドボガン」でモンテの丘を満喫

「ケーブルカー」と「ドボガン」でモンテの丘を満喫

写真:Lady Masala

フンシャル市街からモンテへ行くには路線バスの利用もできますが、断然ケーブルカーとよばれるロープウェイがおすすめ。眼下に広がるかわいらしい家々、遠くに広がる大西洋と時々見えるバナナ畑を眺めながらの移動は、それだけでも絶好のアトラクションとなるでしょう。

「ケーブルカー」と「ドボガン」でモンテの丘を満喫

写真:Lady Masala

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モンテからフンシャル市街に戻る際には、路線バスとケーブルカーに加えて「ドボガン(Toboggan)」に乗るという方法もあります。ドボガンとは、ソリがついた籐(とう)のバスケット。白いシャツにズボン、そして平らな麦わら帽子を身に着けたカレイロスとよばれる二人の男性が押したり引いたりしながら坂の下まで運んでくれます。

ドボガンはもともと、坂の多いモンテで物資を運ぶための移動手段でしたが、現在では観光用のアトラクションとして人気があります。モンテからフンシャル郊外リヴラモント(Livramento) までの2キロの道のりをおよそ10分で走りぬけます。ここでしか体験できないスリル満点のドボガン。試してみない手はありません。

「ケーブルカー」と「ドボガン」でモンテの丘を満喫

写真:Lady Masala

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モンテの丘に広がる「モンテ宮殿熱帯植物園」。世界中から集められた珍しい植物に加え、ポルトガルが誇る伝統工芸アズレージョの大規模なコレクション、そして、庭園のあちらこちらに配置される趣向を凝らしたオブジェの数々が訪れる人々を魅了してくれます。世界一美しいともたたえられる植物園を訪れて、風にそよぐ木々のさわめきと、美しく咲き誇る花々に癒やされてみませんか。

※関連MEMOには「マデイラ島」で訪れることのできる施設とホテルを紹介した記事を掲載しています。よろしければそちらもご覧ください。

モンテ宮殿熱帯植物園の基本情報

住所:Caminho do Monte 174, 9050-288 Funchal
開園時間:9:30〜18:00 ※12月25日休園
入園料:12.5ユーロ(大人)

2019年7月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/03/19−2019/03/22 訪問

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