旬の淡路を召し上がれ 隠れ古民家イタリアン「LA CASA VECCHIA」

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旬の淡路を召し上がれ 隠れ古民家イタリアン「LA CASA VECCHIA」

旬の淡路を召し上がれ 隠れ古民家イタリアン「LA CASA VECCHIA」

更新日:2019/04/30 11:37

藤井 麻未のプロフィール写真 藤井 麻未 元秘境系海外旅行添乗員、トラベルライター

本州と四国を繋ぐ淡路島。かつて「御食つ国(みけつくに)」として朝廷にも食材を献上していたという淡路島は食の宝庫だ。温暖な気候と肥沃な土壌、鳴門海峡や明石海峡の急流が育てた島の食材はひときわ美味。今回ご紹介するのは、瀬戸内海を一望できる田園風景に立つ一軒の古民家。淡路の旬を活かした絶品イタリアンを隠れ家的古民家で頂く、そんな魅力的なひとときはいかがだろうか。

蘇った築80年の古民家

蘇った築80年の古民家

提供元:LA CASA VECCHIA

http://www.la-casavecchia.com/地図を見る

淡路島北部、穏やかな紺碧の海を右手に見て、長閑な田園風景の中なだらかな斜面を上って行く。じきに少し開けた場所に出ると、周囲の風景に溶け込むようにして一軒の古民家が現れる。木造・瓦屋根の佇まいがどこか懐かしい。実はこの民家は知る人ぞ知る穴場。淡路島ならではの食材でイタリア料理を提供する古民家レストラン「LA CASA VECCHIA(ラ・カーサ・ヴェッキア)」だ。

蘇った築80年の古民家

写真:藤井 麻未

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古い木戸をがらりと開けると、まるで島の農家にお邪魔したかのような感覚に。味わいのある床板、柱や梁に使われた古材がこの家の歴史を物語っている。築約80年の古民家はシェフ自らが探し、本来の持ち味を残しつつレストランとして快適に利用できるようリノベートしたものだ。料理だけでなく淡路島らしい空間も提供したい、そんなシェフの想いが伝わってくる。

蘇った築80年の古民家

写真:藤井 麻未

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訪れる客層はカップル、友人、ファミリーと様々。店内には囲炉裏のある個室もあり、子連れで過ごすにも有難い。窓の外には緑豊かな田園風景が広がり、しばし日常の慌ただしさから解き放たれる。

アットホームなシェフ夫妻

アットホームなシェフ夫妻

写真:藤井 麻未

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シェフの米村幸起氏と妻梨恵さんは九州出身。2人は淡路島の自然と美食に魅せられ2008年に島に移住。京都の本格イタリア料理店で修業した後独立した。米村氏の気さくなキャラクターと梨恵さんのとびきりの笑顔が、観光客だけでなく地元民をも惹きつける所以だ。調理は幸起氏が、ホールは梨恵さんが担当し、たった2人でランチとディナーをまわす。そのアットホームな雰囲気もこの古民家とよく合っている。

淡路島産の食材へのこだわり

淡路島産の食材へのこだわり

写真:藤井 麻未

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ラ・カーサ・ヴェッキアの食材は一部を除きほとんどが淡路島産。島の生産者との繋がりを大切にし、自らも農作業に従事することで淡路島産の確かな味とクオリティーを保ってきた。特にシェフ家族が総出で育てる小麦は、様々な料理やパン、菓子、パスタ、焙煎してお茶などにも使われている。自家製小麦を使用したフォカッチャはもっちりフカフカとして、コクのある小麦の旨味が口いっぱいに広がる。

淡路島産の食材へのこだわり

写真:藤井 麻未

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島の漁港で水揚げされたばかりの新鮮な魚介や、地元農家から提供される肉類も絶品だ。特にメインで出される椚座牛は、餌にまで地産地消にこだわり未経産牝牛のみを肥育した貴重なもの。その柔らかくしっとりとした歯ごたえと深みのある味は、他ではなかなか出会えない。

淡路島産の食材へのこだわり

写真:藤井 麻未

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食べ物だけでなく飲み物も淡路島産にこだわる。店で扱うビールも淡路生まれの淡路育ち。島のブルワリーで一本一本手作りされているというクラフトビールは瀬戸内海の海の音を聴かせて熟成しているのだとか。一度飲んでみる価値アリだ。

淡路島産ピオーネを100%使ったワインはふくよかでまろやかな味わい。無清澄、無濾過、酸化防止剤無添加。農薬もできるだけ使わず育てられ、自然なブドウの旨味がギュッと凝縮されている。現在地元農家と共同でシャルドネも栽培中。オリジナルのワインにも期待大だ。

淡路の旬を召し上がれ

淡路の旬を召し上がれ

写真:藤井 麻未

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カーサヴェッキアの魅力のひとつは「旬」を特に大切にしているという点。春夏秋冬だけでなく、旧暦の中での微細な季節の移ろいである「二十四節気」をテーマとし、それぞれに旬の食材を選び抜いてメニューを作る。最も美味しいものは自然が知っている。季節的に手に入らないものは無理に使わず、自然が運ぶ旬の食材を最大限に生かした料理は実に滋味深い。ここでは食を通して「淡路島の旬」を知ることができるのだ。

淡路の旬を召し上がれ

提供元:LA CASA VECCHIA

http://www.la-casavecchia.com/地図を見る

島の季節の移ろいを感じることができるように一皿一皿工夫を凝らした盛り付けにも注目したい。目で、舌で淡路の旬を楽しむことができる。

イタリアンと和食器のマリアージュ

イタリアンと和食器のマリアージュ

写真:藤井 麻未

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料理を盛る器も魅力のひとつ。ラ・カーサ・ヴェッキアではイタリアンを提供するけれど、どこか和のテイストをも感じられるメニューが多い。それに伴って器にも和の香漂うものを使っている。パスタに蓋付きどんぶりを合わせるなど和洋の取り合わせが不思議とマッチしていて面白い。

イタリアンと和食器のマリアージュ

提供元:LA CASA VECCHIA

http://www.la-casavecchia.com/地図を見る

淡路島に所縁のある作家や工房の器も多く使われている。その中の一つ、awabi wareは淡路焼を元に生み出された日用食器の工房。作家の岡本純一氏はシェフと島の集まりで知り合ったのだとか。シンプルでありながら、それだけで料理をひき立てる。洗練されていながらも温かみのある不思議な器の魅力をぜひ感じてみて欲しい。

イタリアンと和食器のマリアージュ

提供元:LA CASA VECCHIA

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一部ディナー限定で二十四節気をテーマに焼かれた特別な器も登場する。こちらも地元に窯を構える百猿製陶所、大前悟氏がラ・カーサ・ヴェッキアのためだけに製作する淡路島産の器だ。淡路の土を使って作られた器に淡路の食材を盛り付ける、そんな趣向がまた素敵だ。

国内有数の美食の宝庫であり温暖な気候と美しい自然に囲まれた淡路島は、本州四国間の道中に通り過ぎるだけではもったいない。今回は、知る人ぞ知るイチオシの淡路イタリアンをご紹介した。淡路ならではの旬の味覚を古民家で味わう。きっと素敵なひとときを過ごせること間違いないだろう。

LA CASA VECCHIAの基本情報

住所:兵庫県淡路市釜口1225
電話番号:0799-74-6441
営業時間:
 ランチ 11:30-14:30 (最終入店 13:00)
 ディナー 18:00-22:00 (最終入店 19:30)
休業日: 火曜日・水曜日ランチ・月1回不定休

2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/08/16−2018/08/17 訪問

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