写真:東郷 カオル
地図を見る書写山が舞台となるのは、信長が毛利と争っていた頃のこと。毛利と信長という二大勢力の間で揺れ動く播磨の諸将は、官兵衛の説得により信長へ付くことを決めましたが、別所長治の離反を機に毛利方へと流れることに。
その際に播磨にいた秀吉は、三木城の別所と毛利に挟まれるという窮地に立たされましたが、官兵衛の進言により書写山へ陣を移すことで難を免れることになりました。
昔は大変だったでしょうが、今ではロープウェイで5分ほどの空中散歩で簡単に山の上まで登ることができます。
姫路から書写山へ行かれる方は、姫路からのバスとロープウェイがセットになった往復乗車券が発売されていますので、こちらを利用されるとお得です。
ロープウェイ乗り場には、書写山で行われたロケの一覧が柱に貼られていますので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
写真:東郷 カオル
地図を見る書写山で有名なのが三之堂と言われる、大講堂、食堂(じきどう)、常行堂。コの字型に配置されたこれらのお堂のある場所が、数々の映画やドラマのロケで撮影された場所です。
特に食堂はラストサムライの勝元(渡辺謙)の住居という設定で登場し、印象に残っている人も多いと思われます。この食堂は1階が写経道場、2階が資料展示室となっていて、誰でも入ることができますので、是非見学してみてください。
軍師官兵衛でも4月20日と27日放映の第16回、第17回で登場する場所です(2014年)。
写真:東郷 カオル
地図を見る秀吉・官兵衛らが書写山に移り、陣を構えたのがここ十地坊。
十地坊の場所については幾つか説がありましたが、大講堂北東の貯水槽がある場所と考えられています。
大河ドラマに合わせて、十地坊とされる場所に説明の看板が立てられました。
ただし、ここへ行くまでの道にはほとんど案内板がありません。唯一、大講堂横の坂道に矢印と「十地坊」と書かれた立て札がありますので、その矢印のほうの坂道を5分ほど登っていくと到着します。
写真:東郷 カオル
地図を見る十地坊は北に眺望が開け、敵対する赤松氏の居城・置塩城が一望でき、西から攻め寄せてくる毛利勢の動きも見通すことができる場所です。
ここで秀吉・官兵衛らが軍議を開いたとされています。
看板に描かれた置塩城のシルエットと、実際の山を見比べて、実際に秀吉と官兵衛が眺めたであろう景色を思いながら歴史ロマンに浸れる静かな場所です。
ロープウェイ山上駅からは、徒歩で摩尼殿を経て三之堂、十地坊へと坂道を登っていくことになります。
山上駅から摩尼殿までは徒歩で20分程ですが、駅のすぐそばの志納所前から摩尼殿下までバスが出ています。
摩尼殿まで行くと、三之堂までは歩いて5分もかかりませんので、ご年配の方や体力に不安を感じられる方はバスを利用されてもいいでしょう。
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この記事を書いたナビゲーター
東郷 カオル
国内外のラグジュアリーホテルを中心に、オトナ女子のおひとりさま旅、女子旅を提案。"癒し系"ではなく、私自身の"癒されたい系"の目線から、忙しく毎日をがんばる女性…
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(2025/2/13更新)
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