姫路市立美術館で「チームラボ」の個展 今ここでしか会えない作品を

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姫路市立美術館で「チームラボ」の個展 今ここでしか会えない作品を

姫路市立美術館で「チームラボ」の個展 今ここでしか会えない作品を

更新日:2019/04/20 19:32

塚本 隆司のプロフィール写真 塚本 隆司 ぼっち旅ライター

兵庫県の姫路市立美術館にて「チームラボ 世界は暗闇からはじまるが、それでもやさしくうつくしい」が開催される。会期は、2019年4月20日(土)から6月16日(日)まで。
開催されれば常に話題を呼ぶ人気の「チームラボ」。その作品展が姫路市立美術館のリニューアルを記念した特別展として登場する。心待ちにしていた人へ、見どころなどをお伝えしたい。

赤レンガの美術館「姫路市立美術館」リニューアルオープン

赤レンガの美術館「姫路市立美術館」リニューアルオープン

写真:塚本 隆司

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白く輝く姫路城を背にした赤レンガ造の姫路市立美術館。
彫刻がある庭園は、手入れの行き届いた芝生やケヤキ、アキニレの大木があり、市民憩いの場所だ。建物の歴史は古く、西館(南北棟)は1905(明治38)年、北館(東西棟)は1913(大正2)年に旧日本陸軍第十師団倉庫として建設され、国の登録有形文化財に指定されている。

赤レンガの美術館「姫路市立美術館」リニューアルオープン

写真:塚本 隆司

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その後、姫路市役所として使われていたが、移転にともない1983(昭和58)年に美術館として開館した。2018年8月から始まった内装改修工事も終わり、リニューアル記念特別展として「チームラボ 世界は暗闇からはじまるが、それでもやさしくうつくしい」が開催される。

赤レンガの美術館「姫路市立美術館」リニューアルオープン

写真:塚本 隆司

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チームラボは、さまざま分野のスペシャリストで構成されたアート集団。独自の世界観とデジタルテクノロジーを駆使した新しいアート作品が、日本はもとより世界各国で注目を集めている。
絵画などの芸術作品は、一般的には静かに一方的に鑑賞するもの。しかし、チームラボの作品は、作品との対話から生まれる芸術。今ここで生まれ、今ここでしか見られないアート作品なのだ。写真撮影も全てOKなので、心ゆくまで楽しみたい。

伊藤若冲の作品をモチーフにしたアートでお出迎え

「チームラボ 世界は暗闇からはじまるが、それでもやさしくうつくしい」では、4つの作品で構成されている。

伊藤若冲の作品をモチーフにしたアートでお出迎え

写真:塚本 隆司

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まず、最初に目にすることになる作品タイトルは「世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつもと違う」。

伊藤若冲の作品をモチーフにしたアートでお出迎え

写真:塚本 隆司

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伊藤若冲の「鳥獣花木図屏風」の升目画の世界が動いている。ただ見ているだけでも楽しいのだが、近くに寄ってみると自分が抽象化されて絵の中に溶け込むような不思議な体験ができる。

伊藤若冲の作品をモチーフにしたアートでお出迎え

写真:塚本 隆司

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同じ瞬間は二度とない 文字がもつ世界でさまよってみよう

今回の展示では、館内をミラーで仕切った迷路のような展示スペースにすることで、自分がどこにいるのかわからず空間に溶け込むような感覚に身を置くことになるのだ。

「世界は暗闇から生まれるが、それでもやさしくうつくしい」は、誰もいない状態であれば、暗闇に文字がゆらりと漂いながら降りてくるような空間になっている。

同じ瞬間は二度とない 文字がもつ世界でさまよってみよう

写真:塚本 隆司

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漂う文字に近づくと、その文字がもつ世界が表れ、世界を創っていく。文字の数は全部で22文字。その一文字、一文字がもつ世界を解き放つような感覚だ。
“金”は輝き、“鳥”や“蝶”は舞う。さらに、文字は表れた世界は互いに影響し合う。
”木”や”鳥”に触れれば、木の枝に鳥が止まるなど、たくさんの組み合わせが楽しめる。

同じ瞬間は二度とない 文字がもつ世界でさまよってみよう

写真:塚本 隆司

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この光景を創り出すのは、自分と作品であったり、他の人と作品、他の人と自分とのつながりであったり、連続した相互作用で世界が変わっていく。多くの人が文字に触れるほど、明るく動きのある世界になるのがおもしろい。
きっと、写真撮影でもにぎわう空間だ。複数人で訪れ楽しむのもいいが、ひとり訪れ他人とのつながりを感じるのもいいだろう。

同じ瞬間は二度とない 文字がもつ世界でさまよってみよう

写真:塚本 隆司

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作品と自分の境界がなくなる大海原で、さまよい身を任せてみよう

「Black Waves: 埋もれ失いそして生まれる」は、大海原にいるような波の世界だ。
繰り返し流される映像作品ではない。三次元上の水の動きをコンピューターでシミュレーションされ、今ここで生まれている。波がうねる姿は、時に激しく優しくもある。

作品と自分の境界がなくなる大海原で、さまよい身を任せてみよう

写真:塚本 隆司

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ぜひ、周囲をミラーに囲まれた空間の中央に立ち、ぐるりと見回して欲しい。まさに大海原のただ中で、波にもまれてさまよっているような感覚だ。自分と映像の境界がなくなり、不思議な気分になる。

作品と自分の境界がなくなる大海原で、さまよい身を任せてみよう

写真:塚本 隆司

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そして波へと近づけば、大波に飲まれてしまうかのような大迫力。自然に対する畏怖をも感じる感覚にきっと驚くことだろう。

作品と自分の境界がなくなる大海原で、さまよい身を任せてみよう

写真:塚本 隆司

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チームラボが描く花の生涯に時を感じる

チームラボが描く花の生涯に時を感じる

写真:塚本 隆司

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「永遠の今の中で連続する生と死、コントロールできないけれども、共に生きる」は大きな壁画を見るような展示だ。だが、チームラボの作品はそれだけにとどまらない。

チームラボが描く花の生涯に時を感じる

写真:塚本 隆司

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花が咲き散っていく、誕生と死滅の繰り返しを、コンピューター上でリアルタイムに表現した作品だ。季節の移り変わりとともに花の種類も変わっていく。また、作品の置かれた場所の日の出とともに作品世界も明るくなり、日の入りとともに暗くなる。自然とまるで同じで、二度と同じ風景は生まれてこない。

人が近づけば、花の成長速度が早くなり、花びらが勢いよく舞っていくなどの変化をもたらす。作品に溶け込むような写真が撮れる場所だ。

チームラボ独自の手法による、これまでと違った芸術が姫路で見られる特別展「チームラボ 世界は暗闇からはじまるが、それでもやさしくうつくしい」。今、ここで何が起きているのか。何度でも足を運び、確かめたくなる。

姫路市立美術館「チームラボ」個展 基本情報

姫路市制施行130周年記念
神戸新聞播磨製作センター完成記念
サンテレビ開局50周年記念
姫路市立美術館リニューアルオープン記念

「チームラボ 世界は暗闇からはじまるが、それでもやさしくうつくしい」

会期:2019年4月20日(土)〜6月16日(日)
時間:10時〜17時(最終入場 16時30分)
※4月27日(土)〜5月6日(月)は、10時〜18時(最終入場 17時30分)
休館日:月曜日 ※4月29日、5月6日は開館
会場:姫路市立美術館 企画展示室(兵庫県姫路市本町68)
連絡先:079-222-2288(姫路市立美術館)
アクセス:JR・山陽電車姫路駅より徒歩約20分、バス「姫山公園南・医療センター・美術館前」下車すぐ
入場料:一般1,400円、大高生1,000円、中小生600円、未就学児無料
注意事項:混雑状況に応じて入場規制あり。予定人数を超えた場合、時間の都合で入場できない場合あり

2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/04/18 訪問

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