写真:肥後 球磨門
地図を見る北九州市門司港にある「九州鉄道記念館」は門司港駅近くにある九州の鉄道の歴史を詳しく学べる記念館です。
写真:肥後 球磨門
地図を見る本館は明治24年(1891年)に建てられた赤レンガ造りの建物で、国の有形文化財に登録された歴史的建物です。同じく国の重要文化財に指定されている大正時代に完成した門司港駅と2つの歴史的な鉄道関連施設を見比べ、往時の門司港の繁栄に思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。
写真:肥後 球磨門
地図を見る館内に入るとまず目に入るのが明治時代に活躍していた客車です。乗客や車掌、弁当売りの人形だけでなく音響で当時の旅の情景が演出され、畳敷きの座席に座ると明治時代にタイムスリップしたような気分になります。
写真:肥後 球磨門
地図を見る奥に進むと現在JR九州で運行している観光列車の「あそぼーい!」などの代表的な車両模型を操作することができる「九州の鉄道大パノラマ」が設置されています。九州の鉄道沿線を再現したリアルなジオラマで内部にCCDカメラが設置され手元で操作ができるので、迫力ある映像で九州一周の旅が楽しめるおススメの設備です。
写真:肥後 球磨門
地図を見る本館二階では特別展示と常設展示があります。常設展示では九州の鉄道の歴史がわかりやすく解説され、現在でも使えそうなピカピカの外国製のレールの展示もあります。国内に製鉄所ができるまではアメリカやカナダ、ヨーロッパからの輸入に頼っていたレールの変遷を学ぶことができ興味は尽きません。
写真:肥後 球磨門
地図を見る人気車両の模型や駅員の歴代制服、列車のヘッドマークなど滅多に見ることのできない鉄道用具の貴重な資料が展示されています。今はあまり見ることのない切符やハサミも展示されていて、記憶のある方は懐かしさを覚えるのではないでしょうか。
写真:肥後 球磨門
地図を見る面白いのが駅弁の展示で、名物駅弁やユニークな容器の駅弁、包み紙の絵が山下清など有名人が手掛けたものなどがあって驚きます。古き良き時代ののんびりした列車の旅に出かけたくなってしまいます。
写真:肥後 球磨門
地図を見る九州で活躍した列車の車両前頭部分を切り取った部分が屋外展示されています。どの車両も運転台に座って運転機器を操作でき運転手になった気分が楽しめます。
写真:肥後 球磨門
地図を見る本館の一階に設置されている「運転シミュレーター」では運転の疑似体験ができます。廃車になった車両を利用している上に、スクリーンに映し出される景色は実際の路線風景なので、高い臨場感を味わえます。運転後にビギナー、ノーマル、プロフェッショナルの採点があり、ビギナーでは「もうすこしがんばりましょう」「よくできました」と採点され、子供から大人まで十分楽しめるおススメのシミュレーターです。
写真:肥後 球磨門
地図を見る鉄道記念館は鉄道関連資料だけでなく、九州内で活躍した車両が時代を追って展示されています。長さ約180メートルの駅のホームを模して造られた展示場には9種類の車両が並べられていて、最初にあるのが九州全域で活躍した蒸気機関車9600型。次に展示されているのがC59形蒸気機関車で、第二次世界大戦前の最後に開発された超大型旅客用機関車です。
C59形蒸気機関車は東海道線及び山陽本線において特急列車などを牽く為に合計173両が戦前・戦後にかけて製造され、昭和30年以降は主に九州内で活躍し、廃車までなんと地球62周と同じ距離を走行しました。
写真:肥後 球磨門
地図を見る蒸気機関車から時代は進み、世界初の寝台電車特急としてデビューした「月光」や「富士」、「はやぶさ」の名称で親しまれ惜しまれつつ引退した寝台列車ブルートレインも展示されています。ほとんどの車両が見学者に解放されているので、実際に座席に座って目を閉じ活躍していた当時の風景を想像してみてはいかがでしょうか。
九州鉄道記念館は九州の鉄道を深く知ることができるおススメの施設です。鉄道マニアでなくとも満足できる観光スポットで、近隣には重要文化財の門司港駅や門司港レトロ地区などの観光スポットも沢山あります。貴重な展示品に出会える魅力いっぱいの九州鉄道記念館へ足を運んではいかがでしょうか。
住所:福岡県北九州市門司区清滝2-3-29
電話番号:093-322-1006
アクセス:JR門司港駅より徒歩5分
2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/19更新)
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