滋賀県最古の私鉄「近江鉄道」でレトロな駅舎めぐりを楽しもう!

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モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者

滋賀県の琵琶湖の東側を走る「近江鉄道」は、1896年(明治29年)に創設された滋賀県最古の私鉄で、2016年(平成28年)には創立120周年を迎えました。そして近江鉄道では、いまでも開業当時の歴史あるレトロな駅舎がそのままの姿でいくつも残されています。お得な“1デイスマイルチケット”を使って「ガチャコン電車」の愛称で親しまれている近江鉄道のロマンあふれる駅舎めぐりを楽しんでみませんか?

威風堂々とした貫禄のある「新八日市駅舎」

威風堂々とした貫禄のある「新八日市駅舎」

写真:モノホシ ダン

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近江鉄道のレトロな駅舎めぐりには“1デイスマイルチケット”の利用が便利です。近江鉄道全線一日乗り放題の乗車券で、金曜、土曜、日曜および祝日のみの発売(年末年始を除く)。発売額はおとな880円、こども440円です(2019年4月現在)。

近江鉄道の米原駅から、最も遠い貴生川駅までの片道運賃がおとな1030円ですので、最長区間に乗車して、途中の駅で降りて駅舎めぐりをすればアッという間にモトが取れてしまうという、おトクすぎる乗車券なのです。

威風堂々とした貫禄のある「新八日市駅舎」

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近江鉄道は、全距離59.5kmで鉄道全線を4つの区間に分け、各区間に愛称を名付けています。1 彦根・多賀大社線(米原駅〜多賀大社前駅)。2 湖東近江路線(高宮駅〜八日市駅)。3 万葉あかね線(八日市駅〜近江八幡駅)。4 水口・蒲生野線(八日市駅〜貴生川駅)。

それでは、“1デイスマイルチケット”を使って近江鉄道のレトロな駅舎めぐりを始めましょう。最初にご紹介するのは、万葉あかね線(八日市駅〜近江八幡駅)にある「新八日市駅舎」。1922年(大正11年)に改築され、現在も使われている木造駅舎です。

この駅舎は、かつて万葉あかね線の前身である湖南鉄道、八日市鉄道の本社として使用されていたため途中駅とは思えない、じつに威風堂々とした外観をしています。駅舎には古い木製の改札口が残り、夏季は外壁がツタに覆われます。平日の朝(7:00〜8:50)と夕方(16:00〜18:30)のみ駅員さんが勤務します。

威風堂々とした貫禄のある「新八日市駅舎」

写真:モノホシ ダン

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ホームは相対式2面2線で、近江八幡駅方面のホームから見た新八日市駅の背後には、八日市のシンボル「太郎坊山(赤神山)」(標高350m)がそびえます。そこに鎮座する太郎坊宮(阿賀神社)は勝運の神様として知られ、年間を通して多くの参拝客が訪れる由緒ある神社です。

新八日市駅の見学後に、万葉あかね線の「太郎坊宮前駅」で降車して、太郎坊宮にお参りし、勝運パワーをいただくのもおすすめです。

<新八日市駅の基本情報>
住所:滋賀県東近江市八日市清水2-137-2
アクセス:近江鉄道 八日市駅から約2分 近江鉄道 近江八幡駅から約17分

リニューアルされて生まれ変わった「日野駅舎」

リニューアルされて生まれ変わった「日野駅舎」

写真:モノホシ ダン

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続いてご紹介するのは、近江鉄道 水口・蒲生野線(八日市駅〜貴生川駅)にある「日野駅」。1900年(明治33年)の開業で、駅舎は1916年(大正5年)に改築されたものを2017年(平成29年)にリニューアル。無料休憩所および観光案内交流施設「なないろ」に生まれ変わりました。

日中のみ(平日7:30〜9:00および15:45〜19:30、土日祝7:30〜11:45)駅員さんの配置された有人駅となります。

なお、写真のキャラクターは、近江鉄道の“鉄道むすめ”「豊郷あかね」に続く「日野せりか」。名前の由来は、「日野駅」と「ひこね芹川駅」からとったものです。

リニューアルされて生まれ変わった「日野駅舎」

写真:モノホシ ダン

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日野駅のホームは、相対式ホームの中間に中線をはさんだ2面3線構造で、2本のホームは千鳥配置、互いのホームは構内踏切によって結ばれています。

リニューアルされて生まれ変わった「日野駅舎」

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日野駅舎内のコミュニティスペース「なないろ」は、日替わり店長制度となっていて、落ち着いた雰囲気の無料休憩所では、カフェや食事がいただけます。また、コンサートが開催されることもあります。月ごとのイベントなど詳しくは、関連MEMOの観光案内交流施設「なないろ」のホームページをご覧ください。

<日野駅の基本情報>
住所:滋賀県蒲生郡日野町内池754-5
アクセス:近江鉄道 八日市駅から約22分 近江鉄道 貴生川駅から約18分

「水口駅舎」と「桜川駅舎」も見逃せない

「水口駅舎」と「桜川駅舎」も見逃せない

写真:モノホシ ダン

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日野駅と同じ、近江鉄道 水口・蒲生野線(八日市駅〜貴生川駅)にあるのが「水口駅」。1900年(明治33年)の開業で、大きな屋根が特徴の駅舎です。平日の朝のみ(7:20〜8:50)有人駅となります。

ちなみに近江鉄道には、水口松尾駅・水口駅・水口石橋駅・水口城南駅 と、4つの“水口駅”があり、もっとも広い構内と立派な駅舎を持つのが「水口駅」です。

「水口駅舎」と「桜川駅舎」も見逃せない

写真:モノホシ ダン

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ホームは、日野駅と同じく構内踏切をはさんで千鳥式に配置された2線2面となっていて、上下線のホームが反対方向に伸びています。ホームの屋根には古いレールが多用されているのも見どころのひとつとなっています。

<水口駅の基本情報>
住所:滋賀県甲賀市水口町新町1-2475
アクセス:近江鉄道 八日市駅から約34分 近江鉄道 貴生川駅から約9分

「水口駅舎」と「桜川駅舎」も見逃せない

写真:モノホシ ダン

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近江鉄道 水口・蒲生野線(八日市駅〜貴生川駅)には、ほかにも古い木造駅舎があります。それが写真の「桜川駅」。駅舎は、1900年(明治33年)12月28日の開業当時からのもので、無人駅ですが、待合室や改札口が残されています。ホームは、相対式の2面2線です。田園地帯の中にあり、のどかな環境に包まれた桜川駅で、ゆったりと流れる時間を過ごしてみてください。

<桜川駅の基本情報>
住所:滋賀県東近江市桜川西町78
アクセス:近江鉄道 八日市駅から約11分 近江鉄道 貴生川駅から約30分

独特の腰折れ屋根を持つ洋風の「鳥居本駅舎」

独特の腰折れ屋根を持つ洋風の「鳥居本駅舎」

写真:モノホシ ダン

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近江鉄道駅舎めぐりの旅で、ラストにご紹介するのが彦根・多賀大社線(米原駅〜多賀大社前駅)の「鳥居本駅」。1931年(昭和6年)、近江鉄道の彦根駅〜米原駅間の開業とともに建設されたもので、独特の腰折れ屋根を持つ洋風駅舎です。煙突はかつて使われていたストーブ用のもの。現在は、無人駅になっています。

独特の腰折れ屋根を持つ洋風の「鳥居本駅舎」

写真:モノホシ ダン

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駅舎の待合室は、屋根の形そのままかたどった高い天井を持ち、大きな窓が外光をたっぷりと取り入れる構造になっています。

独特の腰折れ屋根を持つ洋風の「鳥居本駅舎」

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ホームは島式1面2線です。ホーム上にも木造の古い待合室があります。鳥居本駅舎は「近畿の駅百選」に選定され、登録有形文化財にも登録されています。

なお駅前を走る国道8号線を横断すると、すぐ中山道鳥居本宿があります。鳥居本駅を訪れた際には、中山道鳥居本宿を歩いてかつての賑わいを想像するのもおすすめです。

<鳥居本駅の基本情報>
住所:滋賀県彦根市鳥居本町647
アクセス:近江鉄道 米原駅から約6分 近江鉄道 彦根駅から約4分

近江鉄道おすすめの撮影スポット「愛知川橋梁」

近江鉄道おすすめの撮影スポット「愛知川橋梁」

写真:モノホシ ダン

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駅舎のほかに、近江鉄道の見学で外せないのが湖東近江路線(高宮駅〜八日市駅)の愛知川駅〜五箇荘駅間にある「愛知川橋梁」。1898年(明治31年)に開通したもので、明治後期の現役の鉄道橋として貴重ということで、登録有形文化財になっています。

近江鉄道おすすめの撮影スポット「愛知川橋梁」

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愛知川橋梁は、橋長239m。9連プレートガーターと単ポニーワーレントラスからなっています。写真は、愛知川橋梁の踏切の歩道から撮影した橋梁のポニーワーレントラス部分。

近江鉄道おすすめの撮影スポット「愛知川橋梁」

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愛知川橋梁は、近江鉄道おすすめの撮影スポットでもあります。愛知川橋梁のすぐ上流には東海道新幹線が走っていて、タイミングがあえば併走する新幹線とのコラボが撮れるかも知れません。時間があれば、ぜひチャレンジしてみてください。

<愛知川橋梁の基本情報>
住所:滋賀県近江鉄道 湖東近江路線(高宮駅〜八日市駅)愛知川駅〜五箇荘駅間
アクセス:近江鉄道 五箇荘駅から徒歩約15分

近江鉄道のラッピング電車めぐりも楽しい

いかがでしたか。本文ではご紹介できませんでしたが、近江鉄道では駅舎めぐりのほかに、ユニークなラッピング電車めぐりもおすすめです。

イチ押しは、創立120周年を記念した「赤電」。ほかにぜひ乗ってみたいのが近江鉄道の“鉄道むすめ”の「豊郷あかね」ラッピング電車。

そのほかにもいろいろなラッピング電車が走っています。近江鉄道を訪れた際には、レトロな駅舎めぐりとともに、ラッピング列車などの乗り鉄も楽しんでみてはいかがでしょうか。

2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2019/03/24−2019/04/13 訪問

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