提供元:利尻島観光ポータルサイトりしぷら
https://www.rishiri-plus.jp/shima-place/利尻島へのアクセスは航空機とフェリーの2通りがあります。
航空機は札幌丘珠空港からの定期便と、新千歳空港からの季節便がありますが、便数が少ないのと利尻空港を昼に発着するため、島を1日かけてゆっくり1周するにはやや不便。そのため利尻島へのアクセスでメインとなるのは稚内からフェリーとなります。
稚内から利尻島の鴛泊(おしどまり)港までは所要1時間40分。冬期は1日2便ですが、観光シーズンは1日3〜4便が運航されていて便利です。
利尻島観光のモデルプランとしては
1.羽田から稚内まで航空機で行き、夕方のフェリーで利尻に入り宿泊。翌日1日観光
2.稚内に宿泊。翌日稚内から日帰りで1日観光、もしくはそのまま利尻に宿泊するパターン
などが考えられます。
写真:風祭 哲哉
地図を見る稚内港フェリーターミナルを出発すると船上からは稚内市街が見渡せますが、ここでぜひ見てほしいのは「稚内港北防波堤ドーム」。
これはかつて稚内と樺太を結んでいた鉄道連絡船の桟橋への乗り換え通路として使われていたもので、古代ギリシア建築を彷彿させる美しいドームは、北海道遺産に指定されています。
写真:風祭 哲哉
地図を見る利尻島、鴛泊のフェリーターミナルは「海の駅おしどまり」。
鴛泊の市街地は港から少し離れた高台にありますが、レンタカーやレンタバイクはこのターミナルの周辺で借りることができます。
利尻には島内を一周する路線バスもありますが、バス停から離れた観光スポットもあるため、レンタカーが便利です。また利尻島を一周しても60キロ弱ですので、好天の日はレンタバイクで開放感あふれる旅もおすすめです。ただしバイクには夏でも薄手のジャンバーなど防寒対策は必須ですよ。
写真:風祭 哲哉
地図を見るさて、ここからいよいよ利尻島1周観光がスタート。朝の出発であれば鴛泊港から時計回りがおすすめです。
鴛泊フェリーターミナルのすぐ裏手にある巨大な岩山がペシ岬。高さ90メートルの頂上からは利尻島内はもちろんのこと、晴れた日には礼文島や稚内まで望むことができますが、両側が断崖絶壁の急な坂道を上るので、高所恐怖症の方はちょっと怖いかもしれません。
写真:風祭 哲哉
地図を見る姫沼は鴛泊港から4キロほど、海沿いの道から少し山に入った場所にある周囲約800メートルの人造湖。淡水魚の漁業奨励のため利尻山の湧き水をせき止めて、3つあった小さな沼をひとつにしてヒメマスを放流したことにより「姫沼」と名付けられました。
この姫沼の絶景は「逆さ利尻富士」。風のない好天の日には、姫沼の湖面が鏡となって利尻山が美しく映し出されます。
そもそも利尻富士は気まぐれで、いつも山頂まで姿を見せてくれるとは限らないため、この絶景を目にするにはかなりの運が必要なのですが、ぜひ太陽が逆光になる前、比較的風が穏やかな午前中の早い時間にチャレンジしてみてください。
利尻島の南部の集落、鬼脇を越え、海沿いの高台に向かう脇道へと進むと「沼浦展望台」と呼ばれる景勝地がありますが、なぜか駐車場脇の看板には「白い恋人の丘」の文字が。
実は北海道を代表する銘菓「白い恋人」のパッケージには利尻富士が描かれているのですが、この「沼浦展望台」から見た利尻富士が、その構図に最も似ていることからこう名付けられたのです。
ここでプロポーズをすると、製造元の石屋製菓公認「白い恋人」をデザインしたプロポーズ証明書がもらえます。プロポーズをなかなか切り出せないあなた、お相手を利尻に誘って、この場を利用してみてはいかがでしょうか?
白い恋人の丘からのすぐ下にあるのが「オタトマリ沼」。周囲は1キロほどですが利尻島最大の湖沼で、周囲には遊歩道が整備されています。
ここは利尻島を代表する観光スポットで、晴れた日には利尻富士の鋸の歯のように荒々しい山頂を望むことができます。
写真:風祭 哲哉
地図を見る鴛泊港からちょうど島の反対側、利尻島最南端に位置する岬にあるのが仙法志御崎公園。利尻山が噴火した際に流れ込んでできた奇岩・奇石でできた海岸越しに、もっとも猛々しいといわれる利尻富士の姿を見ることができます。
また公園内には天然の自然磯観察場があり、海とつながっている海水プールに住むアザラシに、餌をあげながらコミュニケーションすることもできますよ。
提供元:利尻島観光ポータルサイトりしぷら
https://www.rishiri-plus.jp/shima-place/利尻島の西海岸、鴛泊と並ぶ利尻の市街地が沓形。鴛泊を朝出発して利尻島をぐるっと3/4周すると、この沓形がちょうどランチタイムのタイミング。
利尻のグルメといえばウニ。6月から9月のウニ漁期に味わえる剥きたての生ウニがたっぷりのったウニ丼は憧れの丼めしですが、沓形の市街地の食堂で食べることができます。
写真:風祭 哲哉
地図を見る利尻だからウニ!もいいのですが、それと同じくらいおすすめなのが「利尻らーめん味楽」。
最果ての行列ラーメン店として語られるこのお店の看板メニューは「焼き醤油らーめん」。通常は高級料亭で使われるような利尻昆布を惜しげもなく使って出汁をとった濃厚なスープが特徴で、わざわざこのラーメンを食べるために本州からやってくるファンもいるほどの名店なのです。
ランチタイムしか営業していないので、利尻島1周の途中で寄るのがまさにベストのタイミング。ぜひこれも味わってほしいですね。
<利尻らーめん味楽の基本情報>
住所:北海道利尻郡利尻町沓形字本町67
電話番号:0163-84-3558
写真:風祭 哲哉
地図を見る利尻島の名物ドリンクといえば「ミルピス」。沓形から鴛泊方面に進むと「ミルピス」と書かれた看板があり、牧場にある民家のような「ミルピス商店」が現れます。
このミルピスはかつて酪農家を営んでいたお母さんが自ら手作りしている「乳酸飲料」でやや酸味のあるあっさりした味。身体にもいいドリンクで、著名人のサインが数多く飾られた店内で飲むことができるほか、店主が留守の際もセルフで飲むことができます。
<ミルピス商店の基本情報>
住所:北海道利尻郡利尻町沓形字新湊153番地
電話番号:0163-84-2227
さて、ここからは少し寄り道して内陸部に向かいます。
沓形から島の中央部に向かって5キロほど進んだところにあるのが「見返台園地」。ここは利尻山の5合目、標高約500メートルの場所にある展望台。目の前には大迫力の利尻富士が望めます。
鴛泊からスタートした利尻島一周観光のゴールを目前にした場所にあるのが「富士野園地」。高台の展望台からは360度の眺望が広がります。また毎年6月下旬から7月中旬にかけてはエゾカンゾウ(蝦夷甘草)と呼ばれる花の大群落地となります。
写真:風祭 哲哉
地図を見る鴛泊港に戻れば、これで利尻島一周観光は終了です。夕方のフェリーで稚内に戻ることもできますが、実は利尻島に泊まることで楽しめる観光スポットもたくさんあるのです。
鴛泊の市街地に近い夕日ヶ丘展望台からのサンセットや夜のスターウォッチング、ペシ岬の向こうから上るサンライズ、そして早朝の姫沼散策で逆さ利尻富士にチャレンジ、など魅力的なプログラムもいっぱい。利尻島に宿泊してこうした体験をするのもおすすめですよ。
秀峰利尻富士を中心に雄大な大自然が広がる利尻島。そのわりには全体的にコンパクトなため、1日で島を一周すると主な見どころを効率的にめぐることができて観光には非常に便利です。
ぜひこの利尻を1日かけてぐるっと一周して、魅力いっぱいのこの島をお楽しみください。
2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/13更新)
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