写真:乾口 達司
地図を見る「谷瀬の吊り橋(たにぜのつりばし)」は奈良県吉野郡十津川村にある鉄線の吊り橋。十津川村を南北に流れる十津川を渡す形で、上野地地区と対岸の谷瀬地区とを結んでいます。建造は1954(昭和29)。全長は全長297.7メートルで、近隣住民のための生活用の吊り橋としては全国屈指の長さを誇っています。
写真は国道168号線が走る上野地側から見た吊り橋。これをご覧いただくだけでも、谷瀬の吊り橋がいかに長いか、おわかりいただけるでしょう。
写真:乾口 達司
地図を見る写真は吊り橋の上からの眺め。川面からの高さが54メートルもある上、足元に目をやると、下を流れる十津川やその両岸がはっきりと見えるため、スリル満点です。
写真:乾口 達司
地図を見る歩道部分は鉄線と横木の上に並べられた木の板で形成されていますが、板はところどころ痛んでいたり、浮いたりしているため、足元に注意して渡りましょう。
ちなみに、観光客は徒歩での通行しか認められていませんが、地元民や郵便配達員はこの上をバイクや自転車で渡って行きます。びっくりしませんか?
写真:乾口 達司
地図を見る吊り橋自体はたくさんの鉄製のワイヤーケーブルでつながれています。したがって、思いのほか揺れるものの、通行自体に支障はないので安心して渡りましょう。
写真:乾口 達司
地図を見るご自身が渡り終えたら、今度は吊り橋を渡っている人たちを眺めましょう。恐る恐る渡っている人もいれば、怖がる様子も見せずにさっさと渡っていく人もいます。人それぞれですよ。
写真:乾口 達司
地図を見るペットを連れて渡ることも可能。犬にとっても貴重な体験でしょう。見方によっては空中散歩を楽しんでいるようですね。
写真:乾口 達司
地図を見る吊り橋を渡る際、渡りはじめのところにおじさんが座っていることに気付く方もいらっしゃるでしょう。このおじさん、いったい何のためにここにすわっていると思いますか?
実は、谷瀬の吊り橋の耐重人員は20人と規定されています。したがって、一度に20人以上の観光客が吊り橋を渡ることのないよう、橋のたもとで監視をしてくれているのです。
写真:乾口 達司
地図を見る橋のたもとにはご覧のようなものも設置されています。これは吊り橋の保全や環境の保護などを目的とした募金箱です。せっかく渡らせてもらうのですから、お志を入れてみても良いかも知れませんね。
写真:乾口 達司
地図を見る谷瀬側のたもとにある「たにせ吊り橋茶屋」では、有料の「渡橋証明書」も発行してもらえますよ。
写真:乾口 達司
地図を見る吊り橋を渡ったら、その横のお店で一息つきましょう。地元・十津川村のお土産が販売されているほか、郷土のお料理もいただけます。こちらは名物のみそ田楽です。
写真:乾口 達司
地図を見るもちろん、お店のなかからも吊り橋を眺めることができますよ。十津川村の郷土料理などを召し上がりながら、谷瀬の吊り橋を眺めるのも一興でしょう。
いかがでしたか?谷瀬の吊り橋がいかに魅力的であるか、おわかりいただけたでしょうか。ぜひ、谷瀬の吊り橋を渡り、日常ではなかなか味わえないスリリングな体験をご堪能ください。
住所:奈良県吉野郡十津川村上野地-谷瀬
アクセス:奈良交通バス「上野地停留所」より徒歩1分
通行料:無料
2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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