台北からアクセス抜群!癒しと学びのスポット「羅東林業文化園区」

台北からアクセス抜群!癒しと学びのスポット「羅東林業文化園区」

更新日:2019/04/25 16:15

麻田 ユウミのプロフィール写真 麻田 ユウミ 旅ブロガー
台北からバスで1時間の場所にある羅東駅近くに、かつて三大林場のひとつ太平山林場の貯木池だった羅東出張所があります。1982年に伐採が終了した後、当時の姿を残した緑豊かな公園に生まれ変わりました。木材を運ぶために使われた列車や鉄道駅の展示の他、貯木池だった場所ではバードウオッチングも楽しめます。また、日本統治時代の家々も残っており、林業についてはもちろん、日本と台湾の繋がりを見ることができます。

日本統治時代の建物溢れる園内

日本統治時代の建物溢れる園内

写真:麻田 ユウミ

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羅東林業文化園区はかつて羅東の繁栄を築いたとされる場所。広い園内には大きな貯木池を中心に駅や日本家屋、レトロなSL列車が展示されています。園内に足を踏み入れると、昭和初期の懐かしい日本の風景が目の前に広がります。まるで映画の撮影セットのように整備された園内は、緑も多く癒しの空間になっています。

日本統治時代の建物溢れる園内

写真:麻田 ユウミ

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園内の日本家屋は当時の宿舎や工場だったもので、現在は資料館に。台湾の林業の歴史や羅東に生息する動植物についての資料や、日本との繋がりが残る多くの写真が展示された学べる空間になっています。

日本統治時代の建物溢れる園内

写真:麻田 ユウミ

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また、園内には当時使われていた様々な施設も残っています。こちらは林場や鉄道を守った要塞。木材を安全に運ぶことができるように建てられたものです。

園内のシンボル!ヒノキで作られた「竹林駅」

園内のシンボル!ヒノキで作られた「竹林駅」

写真:麻田 ユウミ

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羅東林業文化園区のシンボルは竹林駅。かつて木材を運ぶために使われていた羅東森林鉄路の駅が復元されています。もともと駅ができる前は竹林だったことからこの駅名になりました。駅は全てヒノキで作られた日本式建築になっています。

園内のシンボル!ヒノキで作られた「竹林駅」

写真:麻田 ユウミ

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駅の中は切符売り場と待合室を模したインフォメーションに。中では太平山林場の歴史のビデオが流れ、羅東森林鉄路の路線図やかつての駅の写真が飾られています。

園内のシンボル!ヒノキで作られた「竹林駅」

写真:麻田 ユウミ

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駅の裏側はドリンク等が売られているショップも併設。テラス席でヒノキの香りと緑に囲まれながらの休憩は、とってもリラックスできますよ。

レトロなSL列車で休憩はいかが?

レトロなSL列車で休憩はいかが?

写真:麻田 ユウミ

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竹林駅の周りにはかつて木材を運んでいたSL列車が展示されていて、実際にどのように運んでいたのかがわかります。今では見ることができないレトロな列車は、鉄道ファンはもちろん、子供から大人まで楽しむことができる必見スポット。

レトロなSL列車で休憩はいかが?

写真:麻田 ユウミ

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列車の中は休憩ができるスペースになっていて、ドリンクも持ち込みOK!レトロな車内は周りの風景とマッチして、まるで今にも動き出しそう!まるで当時の乗客になったかのような気分になりますよ。

レトロなSL列車で休憩はいかが?

写真:麻田 ユウミ

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もちろん線路の跡も残っており、線路上を歩くことができます。かつては太平山林場から竹林駅までの36.48kmの道のりを走っていたSL列車。突き当りには陸上の貯木場も見ることができます。

貴重な資料も!日本統治時代の家屋を利用した資料館

貴重な資料も!日本統治時代の家屋を利用した資料館

写真:麻田 ユウミ

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駅舎の周りには日本統治時代の建物をそのまま利用した資料館があります。元女子独身宿舎を改装した森活館は、ヒノキを使った家具やお風呂等を展示。昔懐かしい日本の家のようで落ち着く空間です。

貴重な資料も!日本統治時代の家屋を利用した資料館

写真:麻田 ユウミ

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森産館では林業の歴史が紹介されています。伐木された木材がどのように運ばれ、貯木されたのかを見ることができます。伐木に使われたノコギリの展示や、木材を運ぶための駅やケーブルカー等のジオラマ模型等、わかりやすい展示が特徴です。

貴重な資料も!日本統治時代の家屋を利用した資料館

写真:麻田 ユウミ

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また森動館では羅東の自然について紹介され、かつての林業の中心だった場所は、今ではたくさんの動植物に囲まれているのがわかります。敷地内にある日本庭園も必見ですよ。

かつての貯木池は今は鳥たちの憩いの場

かつての貯木池は今は鳥たちの憩いの場

写真:麻田 ユウミ

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太平山から運ばれてきた木々は広い貯木池で保存されていました。今でも池から木材が顔を出し、当時の面影を残します。今は様々な鳥たちが訪れ、バードウオッチングを楽しむことができる、鳥も人も憩いの場となっています。

かつての貯木池は今は鳥たちの憩いの場

写真:麻田 ユウミ

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池の周りは遊歩道が完備され、自然の中をゆったりと散歩するのにも最適。のんびり歩いているだけで、都会の忙しさに疲れた体をゆっくりと癒してくれます。

日本と台湾の関わり、林業についてを学ぶことができ、自然も多く癒される「羅東林業文化園区」は一石二鳥スポット。ついつい長居しちゃいますよ!

羅東林業文化園区の基本情報

住所:宜蘭県羅東鎮中正北路118号
電話番号:+886-3-954-5114
営業時間:8:00〜17:00
アクセス:台北駅から羅東駅まで高速バスで約1時間、羅東駅から徒歩約10分

2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/12/31 訪問

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