忘れられたもう一つの寒霞渓!「旧小豆島ヴィラ」の絶景を巡る

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忘れられたもう一つの寒霞渓!「旧小豆島ヴィラ」の絶景を巡る

忘れられたもう一つの寒霞渓!「旧小豆島ヴィラ」の絶景を巡る

更新日:2019/04/26 14:05

土庄 雄平のプロフィール写真 土庄 雄平 山岳自転車旅ブロガー、小豆島ライター、秘境フォトグラファー

日本三大渓谷美の一つにして、小豆島を代表する景勝地である「寒霞渓」は、渓谷と瀬戸内海のコントラストが素晴らしく、年間を通して多くの観光客が訪れますが、一方、小豆島にもう一つ寒霞渓があるのは知る人は少ないでしょう。その名も「西寒霞渓」=「旧小豆島ヴィラ」です。実は昔、バブル時代に栄えた旧別荘地であり、多くの人が撤退した現在は忘れ去られつつありますが、実はこの場所でしか見られない絶景が広がっています。

「西寒霞渓」と言われた"旧小豆島ヴィラ"の今と昔

「西寒霞渓」と言われた"旧小豆島ヴィラ"の今と昔

写真:土庄 雄平

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島全体が山に覆われた瀬戸内海第二の面積を誇る小豆島。その中央部近くに佇むのが、今回紹介する「西寒霞渓」。しかし、その名前とは裏腹に、島民でさえもこの場所を認識している人は少ないです。

なぜなら、この場所が「忘れ去られた場所」だからです。実は、元々この「西寒霞渓」とは、バブル時代に別荘地「小豆島ヴィラ」として開拓された歴史があります。しかし、栄えた時代が過ぎ、別荘を手放す人が相次ぎ、突如水が出なくなるという決定打があり、今では数世帯しか人が住んでいません。そして、数年前にヴィラを運営していた会社が倒産しました。

「西寒霞渓」と言われた"旧小豆島ヴィラ"の今と昔

写真:土庄 雄平

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結果として、人の出入りがほとんどなくなり、アクセスし難さも相まって、ほとんど焦点が当たらなくなりました。しかし、実はこの「旧小豆島ヴィラ」こと「西寒霞渓」こそ、小豆島の知られざる絶景スポットなのです。

国道436号から始まる「旧小豆島ヴィラ」への道が絶景!

国道436号から始まる「旧小豆島ヴィラ」への道が絶景!

写真:土庄 雄平

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それでは、小豆島を一周する国道436号を車で走っていきます!島の南東部「小豆島町」と南西部「土庄町」のちょうど中間地点、小豆島クリーンセンター じん芥処理場の建物が見えてきたら「旧小豆島ヴィラ」への入り口が現れますよ。

国道436号から始まる「旧小豆島ヴィラ」への道が絶景!

写真:土庄 雄平

ここから旧小豆島ヴィラまで標高差550mm、距離6kmの道が続きます!特に名称はないものの、コアな地元民の間では「ヴィラロード」と呼ばれる道です。

上りではあまり分かりませんが、下りになるとこの道の真髄が味わえます。なぜなら、繰り返される九十九折を下りながら、木々の合間から瀬戸内海にダイブするような感覚を味わうことができるからです。

国道436号から始まる「旧小豆島ヴィラ」への道が絶景!

写真:土庄 雄平

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また道の一部には四国方面を思いっきり見渡すことができるポイントもあり、山の島「小豆島」ならではの高度感ある景色を思いっきり楽しめますよ。特に瀬戸内海の多島美の中に沈んでいく夕日が美しいです。

廃墟マニアに知られる「石の館」!360度のパノラマ展望台

廃墟マニアに知られる「石の館」!360度のパノラマ展望台

写真:土庄 雄平

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ヴィラロードを登り切れば「旧小豆島ヴィラ」のエントランスであるマンションに着きます。ここまで来たらあと少しです。島民でさえほとんど知らない二大絶景を目指しましょう!

まず一つ目は、旧小豆島ヴィラの東端にある「石の館展望台」です。実は、この建物は、かつて小豆島ヴィラがリゾート地として営まれていたときに、レストランとして運営していた施設。近年、ヴィラが倒産してからは、事実上、廃墟になり、バブル時代の雰囲気を色濃く残すその佇まいから、日本中のコアな廃墟マニアに知られるようになりました。

廃墟マニアに知られる「石の館」!360度のパノラマ展望台

写真:土庄 雄平

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そんな今は廃れてしまったこの施設ですが、実は屋上に360度見渡せる展望台を有しており、それが知られざる絶景スポットなのです。建物の中央付近の螺旋階段を上れば、思いっきり飛び込んでくる広大な瀬戸内海の景色に思わず声を上げてしまうこと間違いなし!!

廃墟マニアに知られる「石の館」!360度のパノラマ展望台

写真:土庄 雄平

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小豆島東部の「小豆島町」から南部の「三都半島」そして、その奥に四国を望むスケール感ある景色は本当に爽快!まさに天空にいるかのような気分に浸ることができます。

またコアな地元民の話では、ここからお盆に小豆島町で開かれる花火を見ると、上から花火を見るという中々ない楽しみ方をできるとのこと。かなりハードルがありますが、一度味わってみたいですね。

<石の館展望台の基本情報>
住所:香川県小豆郡小豆島町(詳細は写真右下「地図を見る」をクリック)
アクセス:旧小豆島ヴィラのロータリーから車で5分

鳥肌が立つような断崖絶壁の絶景!「西寒霞渓の一枚岩」

鳥肌が立つような断崖絶壁の絶景!「西寒霞渓の一枚岩」

写真:土庄 雄平

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もう一つの絶景スポットは、旧小豆島ヴィラの北東の端にある一枚の岩です。ロータリーから、少し北東へ上がる道の端に車を止めて、50mほど歩けば、森の奥に一気に景色が開けるポイントが現れます。

思わず息を呑む絶景に、思わず立ち尽くすでしょう。崖の先に突き出た一枚の岩の先に、小豆島ならではの渓谷美そして島の東部エリアが広がります!

鳥肌が立つような断崖絶壁の絶景!「西寒霞渓の一枚岩」

写真:土庄 雄平

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そんな島有数のパノラマが魅力のこの場所ですが、一番感動的な景色を見せてくれるのが「日の出」です。島の東部のトレードマークである「碁石山」の背後から太陽が上がり、海を染め上げ、小豆島の地形を映し出す情景は何とも感動的です!

鳥肌が立つような断崖絶壁の絶景!「西寒霞渓の一枚岩」

写真:土庄 雄平

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その中でも特に秋には、紅葉の渓谷が思いっきりオレンジに包まれ、鳥肌に立つような絶景に出会えます。

アクセスしにくい場所にもかかわらず、天候条件や時間帯を揃えなければならないのでハードルは上がりますが、それでもぜひ見て欲しい小豆島の隠された絶景スポット。それが「西寒霞渓の一枚岩」なのです!

※危険なのでくれぐれも自己責任で注意して岩の上に上がってください。

<西寒霞渓の一枚岩の基本情報>
住所:香川県小豆郡小豆島町神懸通(詳細は写真右下「地図を見る」をクリック)
アクセス:旧小豆島ヴィラのロータリーから車で7分

マイナーかつアクセス難だが、小豆島好きなら一度は見たい景色

マイナーかつアクセス難だが、小豆島好きなら一度は見たい景色

写真:土庄 雄平

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紹介した通り、現代では忘れ去られてしまった「西寒霞渓」こと「旧小豆島」ですが、実は小豆島で一番ではないか!?と思うほど迫力あり感動的な絶景を見ることができます。少し勇気と行動力が必要ですが、ぜひ思い切って挑戦してみてください!きっと忘れられない景色が見られるはずです。

旧小豆島ヴィラの基本情報

住所:香川県小豆郡小豆島町
アクセス:国道436号線から「小豆島クリーンセンター じん芥処理場」付近の分岐を曲がり、車で30分ほど。(各スポットの写真右下の「地図を見る」で確認できます。)

2019年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください

掲載内容は執筆時点のものです。 2018/02/10−2018/11/04 訪問

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